【菊花賞】・【富士S】
の回顧です。 ![]() 【菊花賞】 予想はこちらでした。 ◎トウカイメロディは2人気で6着でした。 中間1000mが大きく緩み、スローペースからの瞬発力勝負になりました。 ただこれは想定の範囲内で、そんなペースでも坂を利用したロングスパートをかければ格好はつけられると判断しましたが、見通しが甘かったです。 確かに騎乗としてはやや大人しく、この血統の良さを生かせるものではありませんでした。 しかし鞍の装着場所の工夫や馬場先入れなどを見ても、ちょっと難しいところもある馬のようで、思い切った競馬はしづらかったのかもしれません。 とはいっても、やはり最大のネックになったのは、非サンデーサイレンス(SS)系だったことでしょう。 これを軽く見たのが最大のミスですね。 あの位置取りからの瞬発力勝負では分が悪かったです。 ○▲は敢えて打ちませんでした。 △の中では最も期待したビッグウィークが7人気で勝利しました。 理由に母系が日本型血統でスタミナがあること、レッドゴッド(RG)系をあげました。 ただ最大の要因は、ワンツーとなった母父サンデーサイレンス(SS)でしょう。 予想ではこれをポイントにあげたものの、自分自身そこまで確信を持てていなかったので、強くは推せませんでした。 △ローズキングダムが2着でした。 この前残りのペースで後方から差せたのは当馬のみでした。 もちろん力もあるでしょうが、これが母父サンデーサイレンス(SS)の威力だと思います。 ただ前2走ほどでないにしろ、瞬発力勝負であることに変わりはなく、今後持続力が問われたときにどういう走りをするかですね。 いずれにせよ、当馬の見極めは母父サンデーサイレンス(SS)の適性が最大のポイントです。 △ビートブラックが3着でした。 前で競馬ができたのも大きかったですが、同じサンデーサイレンス(SS)系×ロベルト(RO)系の配合のシルクオールディーが駄目で当馬が走ったのは、父母父のグレイソヴリン(GS)系、母母父のレッドゴッド(RG)系によるところでしょうか。 △レーヴドリアンが4着でした。 他力本願な感じとしましたが、その範疇といえる競馬だったかと思います。 △の中では最も危険としたヒルノダムールは3人気で7着でした。 スムーズな競馬ではなかったようですが、皐月賞で母系の欧州要素を生かして好走した馬は今後も嫌いたいですね。 無印クォークスターは4人気で9着でした。 当馬に関しては迷うことはなかったですね。 チェンジオブペースへの対応力が要求される度合いが強い近年の菊花賞は、サンデーサイレンス(SS)系、特に母父サンデーサイレンス(SS)の重要度が高いということを痛感しました。 ◎以外の評価はほぼ正解だったと思いますが、本命馬を間違ってはどうしようもないですね。 【富士S】 予想はこちらでした。 ◎セイクリッドバレーは6人気で7着でした。 直線で進路を探す面はあったものの、全体的にはスムーズな競馬でした。 前半1000mの通過も58秒台前半と予想通りで、敗因には成り得ません。 昨年のアブソリュートと違って母父がサンデーサイレンスではなかったですが、この条件に限ってはフジキセキでもそれほど悪くないと思いますし。 この馬自体が府中が駄目なのでしょうか。 すみません、現時点では掴みかねます。 勝ったダノンヨーヨーは無印でした。 昨年同配合のザレマ・ストロングガルーダが人気で敗退している点をあげましたが、ちょっとこれは安易でしたね。 同馬は欧州系の血が入った上2頭とは異なり、フォーティーナイナー(FN)~レイズアネイティヴ(RN)系と米国系の血が濃いので、ダンスインザダーク産駒でも瞬発力勝負に対応するのかもしれません。 同産駒にこのタイプの活躍馬が少なかったこともあり、読みが浅くなってしまいました。 2着のライブコンサートも無印でした。 この馬に関しては、過去のこのレースの傾向から拾うのは難しいかと思います。 ただ同コースの開催傾向からは説明できます。 当馬と同じサドラーズウェルズ(SW)系×ミスタープロスペクター(MP)系が、1週前に2着(2人気)と今週日曜に3着(9人気)と3頭すべて馬券になりました。 まあ激走はこのレース後に出ているので、事前にピックアップするのは難しいわけですが。 単穴で推した▲ガルボが13人気で3着に入りました。 やはりヘイロー(HL)系とニジンスキー(NJ)系を併せ持つ馬がこのレースには強いですね。 今回の予想で見れるのはここくらいですね。 ○スピリタスは6着、△リルダヴァルは4着、△ショウワモダンは14着でした。 この3頭は春の東京芝1600mで好走した馬でした。 最近この条件で走った馬の凡走が目立つ気がします。 安田記念1・3着のショウワモダン・スマイルジャック、Vマイル2・3着のヒカルアマランサス・ニシノブルームーン、NHKマイルC3着のリルダヴァルも秋初戦は勝ちましたが準オープンでした。 その他上級条件でもソーマジック・マイネルエデンあたりが当てはまります。 NHKマイルの1・4着馬は故障し、2着馬も秋全休のようです。 春の東京開催はかなりの高速馬場で、特にマイル戦はペースが速くなることが多く、かなり馬のダメージが大きかったのかもしれません。 今秋の東京芝のスローペース連発はこの反動でしょうか。 さて今週の天皇賞には、Vマイル1着ブエナビスタ、安田記念2着スーパーホーネットが出走します。 ブエナビスタはその後宝塚記念で2着していますが、果たしてどうなりますかね。 |
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201010261300 |
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