展望ポイント
「外回りコース特有のロングスパートで適性を開花させるポテンシャル」
「なんちゃって瞬発型
サンデー(SS)系」
「
キングマンボ(KG)系と
サンデー(SS)系配合」
セントライト記念の血統データ・展望は
こちら
◎
ゴールデンチケットは、
キングマンボ(KG)系×
サンデー(SS)配合で、06年に同配合のミストラルクルーズが9人3着しています。また、この配合の代表馬はソングオブウインドですが、ソングが菊花賞を制するまでの道のりは、9戦して3着以内率100%、でも2勝しかしていないというモタモタぶりでした。京都外周りの菊花賞で頂点を極めたように、ロングスパート型のレースで適性を開花させる配合です。
さらに、当馬の母は
SS×
リファール(LP)系の配合で、この配合は過去3頭出走し2連対しています。
母父SS産駒の性質は、母母父までさかのぼることでより鮮明になることも多いです。母母父まで考えても、当馬はセントライト記念で好走できる素材です。
○
アドマイヤメジャーは、
アグネスタキオン×
キングマンボ(KG)です。昨年同配合のコンベンションが14人6着しています。
SS系×
KG系配合の代表馬であるスズカマンボやアントニオバローズを見ても、キレ味を売りにするタイプではありません。休養後の3連勝がやや気になりますが、買える
SS系として推奨しておきます。
▲
ヒカルマイステージは、
アグネスタキオン×
ニジンスキー(NJ)系です。
SS×
NJ配合の代表馬であるスペシャルウィークとダンスインザダークは一流のキレ味を有していました。ダンスは種牡馬としては持続型SSの代表格ですが、妹のダンスインザムードを見ても、現役時代はキレていました。
また、SS第2世代で最もSSのキレ味を伝えやすいのが
アグネスタキオンです。そんなわけで、ヒカルは字面上明らかにキレそうなのですが、当馬の戦績を見ると、「なんちゃって瞬発型
SS系」のようです。勝ち鞍2勝は重・不良馬場であること、すべてのレースで出走馬中3位以内の上がりを記録しておきながら勝ちきれないレースが6度もあることなどからです。プリンシパルSでは16番手から1位の上がりで追い込んで一見キレ味を発揮したように思えますが、今年のプリンシパルSはラスト1Fだけ時計がガクッと落ちており、一定のスピードを当馬が持続した結果3着に届いたという感じです。一流の
タキオン産駒であれば差しきっているでしょう。
当馬を3番手と若干評価を落としたのは、同配合(母母父の系まで同じ)が07年に6人5着と冴えなかったためです。
ダービー最先着馬はロングスパートの耐久型レースへの適性も備えているので
ナカヤマフェスタ、
SS系×
トウショウボーイは12人気1着と激走したトーセンシャナオー配合の
マサノウィズキッド、母父に
ビーマイゲスト(BG)の血が怪しく光る
ナリタクリスタル、耐久型レースでドカンとくる
ダンス×
トニービン配合の
フォゲッタブルまで。
◎10ゴールデンチケット
○12アドマイヤメジャー
▲3ヒカルマイステージ
△17 1 5 14
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