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根岸S(09年)◎ブイチャレンジ
【根岸S予想】
展望はこちら

展望で触れたとおり、ナスルーラ(NL)系で攻めたいと思います。ダートをNL系で攻める以上、厳しいラップで先行馬が崩れ、ズブズブの差し決着に向く馬を中心に考えます。根岸Sで狙える穴のNL系はネヴァーベンド(NB)、レッドゴッド(RG)、グレイソヴリン(GS)と欧州色の強い系ですから、スピードは重視せず、差し足を持続できるタイプの馬が理想です。

◎5ブイチャレンジ スキャン(MP系)×RG系の配合です。この馬の後方一気の脚質は、ペリエ参戦で信頼性が高まります。ペリエがダート戦に先行馬で騎乗すると、殺気が馬に伝播し、非常にタイトな流れになって差し馬の決着が多くなる傾向があります(と、以前何かの記事で読みました)。「殺気」とは、要するにペリエは馬に気を抜かせずに極限の頑張りを要求するので、それが騎乗馬のみならずペリエの視界に入る先行馬に伝播すると…。今回オフィサーに乗って、中団からバンブーエールはじめとする先行馬にプレッシャーをかけて、一度もラップが緩まずに直線に向きます。東京新聞杯に引き続き、一部ヤクザな理論をすみません。週中に39.0度の熱にうなされたせいでしょう。とりあえず、直線に入ったらペリエのスペシウム光線が先行馬を退治してくれるように応援しましょう(笑)。

もう一つ、今度はまともな話を。東京ダート1400は、この条件に絶対の自信を持っている先行馬がけっこういます(今は亡きトウショウギアのように)。そんな先行馬が上級条件では勝気なレースをするので、特に厳しいラップになります。アフリート(AF)やフレンチデピュティ・クロフネ(ともにVR系)などの、トータルでは東京D1400に適性の高い血統が、根岸Sで人気敗退しているゆえんだと思います。したがって、AF産駒の先行馬バンブーエール、VR系の先行馬フェラーリピサ、勝気なレースをするナンヨーヒルトップの上位人気陣を軽視します。

相手は、カペラSの1,3,4着をまずはじめに挙げます。ビクトリーテツニー、フジノウェーヴ、リミットレスビットです。今回のカペラSは厳しい展開で、そのまま東京D1400の差し決着のレースに反映しそうです。2着スリーアベニューはカペラSで当週傾向を反映してのものですので、推奨しません。特にフジノウェーヴのミスプロ(MP)系×ターントゥ(TT)系の配合は、東京D1400に向くので、逆転までありそうです。ブラックタイアフェアーという米国的なスピードが足りない感じもいいですね。

他にはアドマイヤスバル、ボードスウィーパー、ヒシカツリーダーを。ボードスウィーパーのフォーティナイナー(FN)系×ノーザンテースト(NT)という配合は、1200~1400mのダート戦における穴血統です。みな差し脚を武器とするタイプです。

ちなみに土曜に行われた4鞍では、アフリート(AF)産駒が父に母父にと穴をあけるわ、VR系が総じて元気やら、ストームバード(SB)系×ミスプロ(MP)系の11人気2着するわで、人気が予想されるバンブーエール(AF)、フェラーリピサ(VR)、ナンヨーヒルトップ(SB×MP)の追い風となる傾向ばかりでした。しかし、ダートは馬場の回復中のときが最も傾向が乱れるので、今日走ってもらって明日は来ない、という都合のいい解釈をしておきます。

◎5ブイチャレンジ
○9フジノウェーヴ
▲1ビクトリーテツニー
△13 14 7 4 8


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200901312000
京都牝馬S(09年)◎ハートオブクィーン
【京都牝馬S予想】
展望はこちら

展望で述べた通り、SS系を含めたヘイロー(HL)系の中から、パワーを持ち合わせたタイプが狙いです。

◎はハートオブクィーンです。
サンデーサイレンス(SS)系×ネイティヴダンサー(NA)系が好調で、過去の血統成績からヘイロー(HL)系でも代用が効くと判断しました。
土曜の馬場悪化で多少時計がかかるのもこの馬にはプラスです。

○▲はサンデーサイレンス(SS)系×ネイティヴダンサー(NA)系のニシノマナムスメ、ザレマです。

◎8ハートオブクィーン
○9ニシノマナムスメ
▲5ザレマ
△14 13 2 7 11


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200901311647
東京7R(09年1/31)予想
【東京7R予想】
ダートの時計のかかる不良馬場では、母系のニジンスキー(NJ)系に傾向が出る時があります。時計の速い馬場では出番はないのですが、水が浮いて走りにくい不良馬場なら、直線で多くの馬がバテる中、母NJ系のスタミナがものをいいます。

今日の1,2,3Rでは母NJ母母父NJの馬が、14人気2着、11人気3着、10人気2着と穴をあけています。特に、マルゼンスキーを経由するタイプがよく、母母父マルゼンスキーなら15人気5着も出ており、主要4系にマルゼンスキーを持つ馬はD1400において4頭中3頭が激走しています(1R;14人気2着・15人気5着、2R;11人気3着)。


東京7R
◎16ニュージェットラン
母父マルゼンスキーで、父サンデーサイレンス(SS)系との組み合わせで14人気2着があります。
D1700からの距離短縮も、今の時計のかかる馬場には持ってこいです。

○10キスアンドクライ
父タイキシャトル(TK)母父にNJが入っています。1RでもTK×ミスプロ(MP)系の同配合が7人気4着しています。

次点13
単に父NJなので。


(参考)
7Rで結果が出れば、同じ狙いで10Rの期待値も上がります。

東京10R
◎10ラインストーム
母母父がマルゼンスキーの子スズカコバンです。スズカコバンもマルゼンスキーの適性を発揮できるので大丈夫です。

次点15 5
15は母母父NJ、5は父母父マルゼンスキーです。


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200901311235
東京新聞杯(09年)◎タケミカヅチ
【東京新聞杯予想】
展望はこちら

◎15タケミカヅチは、展望で触れた注目配合、サンデー(SS)系×マルゼンスキー(NJ系)です。過去、ウインラディウスが7人気1着、フジサイレンスが11人気1着と2勝しています。対象はこの2頭のみですからすばらしい。

○は4リザーヴカードとしました。いつも血統的なウンチクをこねる当ブログとしては禁断のオカルト的な傾向をひとつ。過去5年間、前年の根岸Sで穴をあけた血統馬が、東京新聞杯で馬券になっています。なぜダート1400の傾向が?なぜ前年?という疑問は残りますが…。とりあえず、根岸Sは芝的要素もありますので許してください。詳しくは記事末の参考欄をご覧ください。とにかく、08年根岸Sで5人気2着した、サクラバクシンオーBO)×ネイティヴダンサー(NA)系の4を対抗とします。

▲12タマモサポートは2連勝中でのっていますね。前走の金杯では高評価の○を打ち、7人気1着と結果を出しました。前々走のキャピタルSも東京マイルで強い勝ち方をしていますから、充実一途ですが、京都金杯でグレイソヴリン(GS)系の傾向にのって結果を出した馬は、東京新聞杯の相性がよくないのです。(サイドワインダー、ゴッドオブチャンス、カネトシツヨシオー)ただ、明日の馬場を考えると、GS系にジョリーズヘイローですから、道悪の鬼のはずで、▲以下には落とせません。

△1番手は11サイレントプライド。道悪の鬼フレンチデピュティ産駒です。2と6はタニノギムレット(BT系)×SSの同配合ですが、オカルト血統的に注目です。08年根岸S覇者のワイルドワンダー配合ですから。3はトニービン(TB)の傾向を反映しやすく、東京の雨馬場ではとにかくトニービン(GS)で決まってしまう場合がありますのでやや注目。午後になり雨が上がれば内からどんどん乾くのでそうなると怖いですね。

◎15タケミカヅチ
○4リザーヴカード
▲12タマモサポート
△11 2 6 3 5
次点10

<参考>根岸S穴馬血統→東京新聞杯穴馬
04シャドウスケイプ(FN×TT系)→05キネティクス
05ハードクリスタル(RG×ND系)→06ハッピートゥモローはダメでした
06リミットレスビット(SS×NT)→07エアシェイディ
07ビッググラス(KG×NB)→08リキッドノーツ
07ニホンピロサート(GS×TT系)→08タマモサポート


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200901301221
根岸S(09年)展望
【根岸S(09年)展望】
過去血統データ
根岸S

近年は欧州型ナスルーラ系であるレッドゴッド(RG)系ネヴァーベンド(NB)系グレイソヴリン(GS)系の血を持つ馬が人気薄で走っています。

また血統的には芝も走れそうなダート馬に相性がいいようです。


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200901291518
東京新聞杯(09年)展望
【東京新聞杯展望】
過去血統データ
東京新聞杯

改修後4年間はサンデーサイレンス(SS)系が4連勝など好調でした。
昨年は非SS系の3頭で決まったのをどう見るかですね。

注意すべき配合はサンデーサイレンス(SS)系×マルゼンスキー(NJ)で、7人気1着と11人気1着と激走しています。

週末の天気も崩れるようなので、馬場状態を吟味して最終結論を出したいと思います。


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200901291358
京都牝馬S(09年)展望
【京都牝馬S展望】
過去血統データ
京都牝馬S

サンデーサイレンス(SS)系×ネイティヴダンサー(NA)系が好調です。

SS系の根幹血統であるヘイロー(HL)系も良いので、血統的にはダートっぽい要素が求められていると考えられます。これは上記の配合にも当てはまります。

SS系を含めたヘイロー(HL)系の中から、パワーを持ち合わせたタイプが狙いです。


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200901282247
08年5回09年1回中山血統データ
【2008年5回09年1回中山血統データ】
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200901271355
08年3回09年1回中京血統データ
【08年3回09年1回中京血統データ】
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200901271340
09年1・2回京都血統データ(1-4週)
【09年1・2回京都血統データ】
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<芝>
1400mでサクラバクシンオーが好調でした。

<ダート>
雨で馬場が悪化したので、一度リセットですね。


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200901271322
アメリカJCC(09年)回顧
【アメリカJCC回顧】
予想はこちらでした。

◎トウショウシロッコは7人気3着でした。アドマイヤベガ産駒は今後も注目ですが、現役馬は高齢になりつつあるので残念です。○アルナスラインは同じアドマイヤベガ産駒にもかかわらず、6着と期待を裏切りました。これだけアドマイヤベガ産駒に適性のある重賞での凡走は今後が心配です。

▲マイネルキッツはダンチヒ(DZ)系の開催傾向として推奨し、9人気4着と好走しました。4番手評価のエアシェイディが2着し、推奨馬はほぼ人気以上の走りをしたのですが、1着馬を次点でしか挙げられていませんでした。アメリカJCCの、前半から後半までペースの緩まないラップも予想記事で指摘しましたが、今年は前半に12秒後半の1Fが2回あり、例年よりペースが遅かったですね。横山典騎手の好騎乗にやられました。


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200901262334
平安S(09年)回顧
【平安S回顧】
予想はこちらでした。

◎マコトスパルビエロは、予想通り前々の競馬で3着。
先行勢有利は予想されましたが、思ったよりペースが落ち着いたことで、上がりの2Fが11.7-11.8という決め手勝負になってしまったのが誤算で、上位2頭とは決め手の差が出た印象です。

○マイネルアワグラスは展望でも触れた4コーナー10番手以下と位置取りが後ろすぎました。

予想のコンセプトは合っていたので、来年以降も同じスタンスでいいと思います。


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200901251754
中山7R(09年1/25)予想
【中山7R予想】
◎2ダイワランスロット
グレイゾヴリン(GS)系&ミスプロ(MP)系の傾向、今開催2回目の出現です。昨日MP系×GSが4人2着、今日2RでGS×MP系が14人2着。14人2着はダート苦手なAコジーンだけに、Jポケットに変わってさらに適性上昇が見込めます。もともと新馬戦は中山D1800m勝ちですし、期待できます。

○7サクセスアーチ
クロフネ(VR)×ミスプロ(MP)系の配合です。クロフネ産駒は、凍結防止剤散布後は湿り気のある馬場の時に好走しています。昨日も11Rでこの配合のダイワルビアがカジノドライヴに食い下がりました。母系は母母父ボールドルーラー(BR)系ですし、初ダートの期待値は高いと思います。

1人気11は、前走グラスゴッドの相手に指名し馬単1点で個人的にしとめました。その週は、シンボリクリスエス×ミスプロ(MP)系の適性が低く、1着はないと考えてのものでした。今日は、4Rでガルチ(GC)系の血を持つ馬が1人気5着、3人気4着と2頭馬券にならなかったのを根拠に、低評価します。当馬の兄弟ストロングブラッドを見ても、GCの色が濃い気がします。

2人気10は叩いての上積みはもちろん警戒しますが、前走4着の勝ち馬はまさにMP系×GS系のゲイルカフェが8人気1着したレースで、今回2を◎で臨む以上、また適性がマッチしない可能性は高いです。

12はクロフネ産駒ですが、前走がやはりゲイルカフェの勝ったレースなので、10と同じ理由でそれほど評価しません。

◎2ダイワランスロット
○7サウセスアーチ
△12 10 11

なお、◎が勝った場合、同配合の12Rのグラスゴッドも楽しみです。


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200901251227
アメリカJCC(09年)◎トウショウシロッコ
【アメリカJCC予想】
展望その1はこちら・展望その2はこちら

展望その1のポイントは「ずばりアドマイヤベガ産駒」と「スピードの持続力で勝負するタイプのサンデー(SS)系」でした。
展望その2のポイントは「中山の非根幹距離での良績」でした。

◎7トウショウシロッコはアドマイヤベガ産駒で、中山T2200mのセントライト記念で4人気2着、オールカマーで8人気3着、前走中山T1800で勝利、適性のよさがぎっしり詰まっています。

○2アルナスラインもアドマイヤベガ産駒です。中山非根幹距離の経験は有馬記念だけですが、6着なら及第点。アメリカJCCは、3F~10Fほどの区間(つまりレースのほぼ全体)が11秒後半~12秒前半で流れる展開が多く、スピードの持続力とスタミナが問われます。菊花賞2着の実績が適性を証明しています。

▲9マイネルキッツはダンチヒ(DZ)系です。当重賞の流れに向くことも推奨理由ですが、先週今週と中山芝全体でDZ系が好走しています。8頭出走し、1800mで4人気1着・8人気2着、2000mで12人気5着・10人気5着、2200mで12人気4着と6頭が激走。先週までのサンデー(SS)系×トニービン配合の1600m・2000mでの傾向も土曜には終焉し、最終週に至り、DZ祭り開催中です。(馬場が荒れて、SS系の瞬発力が勝負を決める要因とならなくなった時に、一定のペースで走り続けられるDZ系が台頭します)

△6エアシェイディは「スピードの持続力で勝負するタイプのサンデー(SS)系」の典型です。この推奨理由で有馬記念は◎としただけに、上記3頭がいなければ◎でした。要は、妙味の問題です。

◎7トウショウシロッコ
○2アルナスライン
▲9マイネルキッツ
△6 12
次8 4 3


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200901241921
平安S(09年)◎マコトスパルビエロ
【平安S予想】
展望でのポイントは
父キングマンボ(KG)系父ブライアンズタイム(BT)系などの好走血統で先行力のある馬でした。

◎マコトスパルビエロは昨年の3着馬ですが、父ブライアンズタイム(BT)で先行力があります。
昨年は父BT系が5頭出しだったので、今年は昨年以上を。

○は同じ父ブライアンズタイム(BT)のマイネルアワグラスで、前走のように早めの競馬が出来れば。

◎6マコトスパルビエロ
○7マイネルアワグラス
▲3エスポワールシチー
△2 15 9 5
次12 16 11 10


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200901241726
アメリカJCC(09年)展望その2
【アメリカJCC展望その2】
展望その1はこちら

展望その1のポイントは「ずばりアドマイヤベガ産駒」と「スピードの持続力で勝負するタイプのサンデー(SS)系」でした。

今日は、馬券になった馬の過去のコース距離実績と、当該重賞との相性について考察します。
アメリカJCCが行われる中山T2200mは、中山T1800mとT2500mの実績が反映します。この3つの距離を一括りにしてしまえば、「中山の非根幹距離」ということになりましょう。一般に、GⅠレースが多く組まれる距離である、1200m、1600m、2000m、2400mは根幹距離と呼ばれ、その隙間を埋める、1400m、1800m、2200m、2500mなどは非根幹距離と呼ばれています。血統でも、根幹距離での活躍が目立つ血統と、非根幹距離での活躍が目立つ血統とがあります。同じサンデー系でも、アグネスタキオンなら根幹距離が、ダンスインザダークなら非根幹距離が得意な傾向があります(阪神T1400mのダンスは有名です)。同様に、馬を個体として見た時に、非根幹距離での活躍が目立つ馬がいます。特に、「中山の非根幹距離」で走った馬は、その後も同条件で走る傾向があるのです。詳しくは、記事末の<参考>データをご覧ください。

したがって、出走馬のうち、「中山T1800、T2200、T2500で良績を残した馬」をチェックするのが展望その2のポイントになります。逆の見方をすれば、前走根幹距離のT2000mで施行された中山金杯で敗退した馬は巻き返しが期待できます。展望その1で挙げた4頭(アルナスライン、トウショウシロッコ、エアシェイディ、キングストレイル)は条件に合致します。それに加え、ネヴァブション、ドットコム、メイショウレガーロあたりでしょうか。前走中山金杯で最先着のマイネルキッツは、適性のない中で0.2差と頑張ってしまったので反動が心配です。

印は、土曜の夕方にアップします。

<参考>アメリカJCCの3着圏内の馬と、重賞実績、距離経験
95年 サクラチトセオー(中山記念) ホクトベガ(フラワーカップ) ステージチャンプ(日経賞)
97年 ローゼンカバリー(セントライト記念後に日経賞) シグナスヒーロー(中山T2500で2勝 後に日経賞2着) キングオブダイヤ(後に中山記念)
98年 メジロブライト(スプリングS2着 後に有馬記念2着)
00年 マチカネキンノホシ(前走中山T1800で勝利)
01年 アメリカンボス(中山記念2着 後に中山記念 有馬記念2着) ロードプラチナム(中山T2500で勝利) コスモブレイザー(前走中山T2500で勝利)
03年マグナーテン(毎日王冠 ジャパンC4着[中山T1800]) グラスエイコウオー(金杯5着から) アグネススペシャル(オールカマー2着、金杯11着からの巻き返し)
04年 ダンツジャッジ(ディセンバーS) ウインジェネラーレ(前走中山T2500で勝利 後に日経賞) ユキノサンロイヤル(ディセンバーS2着、金杯11着からの巻き返し)
06年 シルクフェイマス(有馬記念3着) フサイチアウステル(セントライト記念2着)
07年 マツリダゴッホ(前走中山T1800で勝利 後にオールカマー、有馬記念、日経賞、オールカマー、と中山重賞連勝) シルクネクサス(オールカマー2着)
08年 エアシェイディ(後に有馬記念3着) トウショウナイト(日経賞2着3回、金杯11着からの巻き返し) ブラックアルタイル(前走中山T2200で勝利)


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200901221534
平安S(09年)展望
【平安S展望】
過去血統データ
平安S

・当重賞の好走血統
父キングマンボ(KG)系父ブライアンズタイム(BT)系が活躍。

・当重賞の好走脚質
先行タイプの好走が多いことで有名です。
道中の流れが緩くなり、追い込みの決め手勝負になった07年は例外といえます。

・好走血統であげたキングマンボ(KG)系は出走5頭中4頭が馬券圏内に入っていますが、その4頭はすべて4コーナーで3番手以内の位置取りでした。
圏外だった残りの1頭も3番手以内の位置取りでしたが、これは例外といえる07年でした。

ブライアンズタイム(BT)系は2頭の人気敗退があるのですが、この2頭は4コーナーで10番手以下と位置取りが後ろでした。
4コーナーで9番手以内だと[3-3-2-3]で人気敗退がなく、5番手以内に限ると[2-1-2-0]と全て馬券になっています。


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200901221251
アメリカJCC(09年)展望その1
【アメリカJCC展望その1】
過去血統データ
AJCC.gif

過去約10年を見渡すに、実に様々な系から連対馬が出ていますが、直近の3年に絞れば明らかに相性のいい血があります。

ずばりアドマイヤベガ産駒です。1回中山の芝重賞では、とにかくアドマイヤベガ産駒の活躍がすばらしく、中山金杯や京成杯でも記事の中で触れてきましたが、当該重賞はその中でも一番の相性のよさを感じます。中山金杯を連覇したアドマイヤフジは、他にも日経新春杯を制し、馬券になった重賞は9度を数える一流のアドマイヤベガ産駒です。また、京成杯で穴をあけたアルナスラインも、菊花賞2着を含む重賞の馬券経験5度を数える一流どころです。それに比べると、アメリカJCCで07年に5人気2着したインテレット、08年に6人気3着したブラックアルタイルは、その後重賞で馬券になることは一度もなく(後者はまた準OPの身)、明らかに2流のアドマイヤベガ産駒です。にもかかわらず、出走した2頭がしっかり馬券になっているあたり、適性の高さを非常に感じます。

また、直近3年の勝ち馬が、シルクフェイマス(04年有馬9人気3着)、マツリダゴッホ(07年有馬9人気1着)、エアシェイディ(08年有馬10人気3着)と、有馬記念で激走経験のあるサンデー(SS)系産駒であることも見逃せません。昨年の有馬記念でエアシェイディを◎とした記事でも述べましたが、有馬記念のポイントは、スピードの持続力で勝負するタイプのサンデー(SS)系というでした。アメリカJCCは、アドマイヤベガ産駒の好走を含め、まさにその点がポイントになると思います。

出走登録馬の中では、アドマイヤベガ産駒のアルナスライン、トウショウシロッコ、そして、上記のタイプのSS×ノーザンテースト(NT)配合のエアシェイディとキングストレイルに注目です。

明日は、馬券になった馬の過去のコース距離実績と、当該重賞との相性について考察します。


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200901211413
08年5回09年1回中山血統データ
【2008年5回09年1回中山血統データ】
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ぜひご覧ください。


<芝>
Cコース3週目でした。1600mと2000mは傾向が安定しています。
1600mでは先週も指摘したように母父トニービン系が3頭出走し、3頭とも好走しました(1人気2着、2人気1着、13人気5着)。トニービンの根幹系であるグレイソヴリン系も、サンデー(SS)系との配合で10人気3着と穴をあけています。
2000mでは、先週の3鞍すべての1,2,3着を、サンデー(SS)系が占めました。特に、母父トニービンとの配合が優秀で、出走した3頭すべてが馬券になりました(7人気1着、8人気3着、6人気3着)。特別記事として、日曜5Rの3歳未勝利戦を挙げ、◎サニーサンデーが6人気で3着を確保。相手として印を打った4頭中2頭が1,2着し、予想的中となりました。(参考馬券は◎を1,2着として書いたので不的中でした)
今週重賞が行われる2200mは、徐々にサンデー(SS)系が走らなくなり、先週は馬券になりませんでした。アメリカJCCの登録馬のうち有力どころはSS系だけにどうでしょうか。非SS系で勝負になるとしたらマイネルキッツだけなので、重賞傾向と開催傾向の兼ね合いが鍵となります。

<ダート>
特筆すべき事象はありません。1200mでテディ(TD)系が2頭とも馬券になり、1800mでサンデー(SS)系リファール(LP)系の配合が3頭中2頭激走したくらいです(10人気1着、13人気4着)。1800mのヴァイスリージェント(VR)はそこそこ走っていますが、先々週ほどのお祭り状態ではありません。


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200901201521
08年3回09年1回中京血統データ
【08年3回09年1回中京血統データ】
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中京は昨年末の開催から1週開いていますが、連続開催として扱っています。

<芝>
1200mでは父サンデーサイレンス(SS)系に、母父か母母父にグレイソヴリン(GS)系が配合された馬が狙いとご紹介しましたが、結果は母父に持つアルティマトゥーレは圧勝で、母母父に持つ馬の方は人気敗退でした。母父に持つ馬の方は3頭全てが走っており、血の影響力が大きいようです。
2000mでは年明けの開催以降タニノギムレット産駒が5頭出走で全て馬券圏内と好調です。
タニノギムレットは自身の母父がグレイソヴリン(GS)系父系のブライアンズタイム(BT)よりGSが強く出た種牡馬ですが、今の中京2000mはロベルト(RO)系グレイソヴリン(GS)系の血を併せ持つタイプがいいようです。

<ダート>
ダートは今週凍結防止剤撒布後2週目ですが、あまり傾向が安定しません。
凍結防止剤が入ると雨があまり降らなくても時間の経過とともに傾向が変わることがあるので、当週の旬な傾向を狙っていったほうがいいようです。


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200901201506
09年1・2回京都血統データ(1-3週)
【09年1・2回京都血統データ】
閲覧・ダウンロードはこちら(無料です)
詳細まで掲載しており、今何が来ているのか一目瞭然です。
ぜひご覧ください。

<芝>
今まで馬券圏内に一度も入っていなかったアグネスタキオン産駒が複数圏内に入りました。
今週実施された芝刈りで4cmほど全体的に短くなっていたようですが、その影響もあったかと思います。
傾向変化の予兆があるので、少し様子を見たほうがいいかもしれません。

<ダート>
前回1800-1900mではブライアンズタイム(BT)系×ミスタープロスペクター(MP)系が多く激走しているとご紹介しましたが、先週は該当馬が1頭しかいなく9人気4着でした。
今週も続けて狙えるかどうかは土曜日の早めに確認したいところです。
先週のみの統計では、1200mと1400mで父か母父がフォーティーナイナー(FN)系の馬が、計5勝と好調でした。


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200901201442
京成杯(09年)回顧
【京成杯回顧】
予想はこちらでした。

◎サンライズキールは故障し、予後不良となりました。これからクラシック戦線へという時期、陣営の期待も大きかった分、その落胆と悲しみを察するに、胸が痛みます。

○ナカヤマフェスタは2着でした。◎と同等の評価をしていたので、無印のアーリーロブストに勝てなかったあたり、予想としては完敗です。ステイゴールド産駒が勝ちきる性質の重賞は今後も必ずありますので、人気薄を◎に抜擢して射止めたいと思います。

勝ち馬アーリーロブストはバブルガムフェロー産駒で、スタミナ寄りのサンデー(SS)系という範疇に入らなかったので、無印評価としてしまいました。ただ、京成杯は過去、母父リファール(LP)系の成績がよく、バブルガムフェロー自身がSS×LPという配合だったので、その影響があったのかと思います(アーリーロブストの父母父がLPになります)。ちょっと気が早いですが、ディープインパクトはSS×LP配合ですので、京成杯のディープ産駒は「買い」かもしれません。

3着のモエレビクトリーはSS系×オジジアン(テディ(TD)系)という配合でした。京成杯はSS系が連対馬の中心で、ノーザンダンサー(ND)系の適性が低い重賞なのですが、07年に久しぶりにND系の勝ち馬となったサンツェッペリンが母父オジジアンでした。過去9年で、母父TD系の出走馬はサンツェッペリンとモエレビクトリーだけで、来年以降注意が必要です。


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200901191347
日経新春杯(09年)回顧
【日経新春杯回顧】
予想はこちらでした。

◎ホッコーパドゥシャは直線早々と後退してしまい惨敗でした。
流れ的にも言い訳が出来ず、見込み違いでした。

勝ったテイエムプリキュアは展望でも触れた通り、父ネヴァーベンド(NB)系の単体の適性ではこの中でもトップクラスだったのですが、昨年すでに好走してしまっていたこともあり不当に評価を下げてしまいました。
展開面は大きかったと思いますが、アドマイヤモナークとの比較でも少なくとも3番手にはするべきだったと反省しています。
来年以降NB系の出走があるようなら注目です。

2・3着のナムラマースとタガノエルシコは想定の範囲内でまずまずの競馬でした。
1人気で敗れたヒカルカザブエですが、今回は枠や展開面のマイナスも大きく、グレイソヴリン(GS)系が強い京都記念に人気を落として出てくるようであれば狙い目です。


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200901181740
中山5R(09年1/18)予想
【中山5R予想】
◎8サニーサンデー マーベラスサンデー(SS系)×トニービンの配合です。

2009年になりCコースに替わってから、T1600mとT2000mの根幹距離で、サンデー(SS)系×トニービン系(グレイソヴリン(GS)系の中でもトニービンを経由する系)の配合が活躍しています。T1600mでは5頭出走し、15人気1着(2位入選繰上げ)、10人気3着、13人気5着と3頭が激走しています。トニービンを経由しなくても、土曜12RでSS系×GS系が10人気3着しています。T2000mでは4頭出走し、3人気1着、7人気1着、8人気3着と3頭が激走しています。

T2000mでは、血統データの記事でも指摘しているように、スタミナ寄りのSS系が活躍しており、土曜6Rの1,3着馬もスペシャルウィークとネオユニヴァースとその範疇に入る父でした。これに加え、ステイゴールドとマンハッタンカフェが今開催のT2000mの主流です。◎の父はマーベラスサンデーで、種牡馬としてやや格が落ちますが、開催傾向による適性と、T1800mから根幹距離(T2000m)への転戦であることを考えて、一変が期待できます。

相手は、ネオユニヴァース産駒の6、ロベルト(RO)系の5、アグネスタキオン産駒の4、パーソロン(PS)系の9、以上4頭。

◎8サニーサンデー
△6 5 4 9

参考
◎から△への馬連・馬単流し(計8点)
◎1着固定、△2,3着の3連単(計12点)


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200901180900
日経新春杯(09年)◎ホッコーパドゥシャ
【日経新春杯予想】
展望その1はこちら・その2はこちら

今まであげてきたポイントは当重賞の過去の傾向である
スタミナ型の血統的に重過ぎてスピード負けするような脚の遅いタイプ
に加え、今現在の京都芝の傾向もスタミナよりとなっている点です。

◎ホッコーパドゥシャは過去2勝あげているブライアンズタイム(BT)系×ノーザンダンサー(ND)系の配合で、その内の1勝は当馬と同じ父マヤノトップガンでの4人気1着です。
母父ヤマニンスキーもスピード不足で当重賞のイメージに合い、距離延長はむしろ好材料です。
マヤノトップガンの好走が多い中日新聞杯で13人気4着があるのも、推せる要素です。

○は同じくブライアンズタイム(BT)系のタガノエルシコ。
現開催での好走が多いロベルト(RO)系×サンデーサイレンス(SS)系との配合です。


◎13ホッコーパドゥシャ
○7タガノエルシコ
▲15アドマイヤモナーク
△8 1 10 16
次2 11 5


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200901171737
京成杯(09年)◎サンライズキール
【京成杯予想】
展望その1はこちら・その2はこちら

展望その1のポイントは「スタミナ寄りサンデー(SS)系」ということでした。
展望その2のポイントは、ステイゴールド産駒は、一定以上のスタミナの問われるレースで、他の馬よりやや良質な瞬発力を発揮すれば勝てる重賞に強いということでした。

血統適性から期待値の高い馬を推奨したい当ブログとしては、1人気濃厚のナカヤマフェスタ(ステイゴールド産駒)を○とすることにしました。

◎サンライズキール
今日の本題は◎サンライズキールの推奨理由です。京成杯では、過去9年でサンデー(SS)系×ノーザンダンサー(ND)系の配合の馬は 3-3-2-10 とその半数近くが馬券になっています。その中には、展望その1でとりあげた近3年の穴馬3頭(トウショウシロッコ、アルナスライン、ベンチャーナイン)も含まれます。
過去のSS系×ノーザンテースト(NT)系が8人気3着も好材料です。

○はナカヤマフェスタ
推奨理由は展望その2のこちらをご覧ください。


◎5サンライズキール
○2ナカヤマフェスタ
△7 13 12
次点8 3

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200901171620
日経新春杯(09年)展望その2
【日経新春杯展望その2(今開催の京都芝コースの分析)】
展望その1でのポイントはスタミナ型の血統的に重過ぎてスピード負けするような脚の遅いタイプを狙えということでした。

今開催の京都芝コースですが、
09年1・2回京都血統データ
でご紹介したように、全体的にスタミナタイプに寄っています。
当重賞のもともとの傾向に加え、今年は今開催のスタミナ嗜好が輪をかけて効いてきそうです。

今開催芝で好走している血統
・シンボリクリスエス グラスワンダー などのロベルト(RO)系
とくに母父サンデーサイレンス(SS)系との配合
・スペシャルウィーク ダンスインザダーク マンハッタンカフェ などのSS系の中でもスタミナ寄りのタイプ
・メジロライアン(ノーザンテースト系) などのスタミナ型ノーザンダンサー(ND系)


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200901151525
京成杯(09年)展望その2
展望その1による考察ポイントは、
スタミナ寄りサンデー(SS)系」ということでした。

スタミナ寄りのSS系種牡馬のうち、登録のある4種牡馬について、中山T2000mにおける08年5回~09年1回の6週間の集計を以下に示します。
(数字は左から、1着 2着 3着 4着以下 の数です)
ステイゴールド   2-1-1-5  3人気以内 1-1-0-0
ネオユニヴァース  2-2-1-5  3人気以内 1-2-1-1
マンハッタンカフェ 1-1-2-3  3人気以内 1-0-2-1
スペシャルウィーク 0-1-2-1  3人気以内 0-1-0-1

今開催、上位人気の敗退がなく、4人気以下の激走も2回記録しているステイゴールドは、芝中距離での重賞勝ち馬もこれまでに6頭出しています。特に、上位人気に支持されるSS直仔やアグネスタキオン産駒の出走がない重賞で、いわば、B級の瞬発力しか有しないメンバーが揃った重賞で勝ちきる傾向があります。

また、ステイゴールド産駒が勝つ重賞における2着馬の父は、スタミナ寄りのSS系や、欧州血統であることがほとんどです(下記参照)。
ここから分かることは、ステイゴールド産駒は、一定以上のスタミナの問われるレースで、他の馬よりやや良質な瞬発力を発揮すれば勝てる重賞に強いということです。要するに、ステイゴールド産駒の持つスタミナと瞬発力のバランスがぴったりはまる重賞があるというわけで、今年の京成杯などは、メンバー構成を考えても中心視できると考えています。

<参考>
ステイゴールド産駒の重賞勝ち及び2着馬の父
・ドリームジャーニー
朝日杯FS(キングヘイロー(リファール系LP)) 神戸新聞杯(ホワイトマズル(リファール系LP)) 小倉記念(ダンスインザダーク(SS系)) 朝日CC(ダンスインザダーク(SS系))
・ソリッドプラチナム
マーメイドS(ミスズシャルダン(グレイソヴリン系GS))
・アルコセニョーラ
福島記念(フジキセキ(SS系)) 新潟記念(チーフベアハート(ダンチヒ系DZ))
・サンライズマックス
中日新聞杯(スペシャルウィーク(SS系)) エプソムC(マンハッタンカフェ(SS系)) 
・マイネレーツェル
フィリーズレヴュー(ブライアンズタイム(ロベルト系)) ローズS(ダンスインザダーク(SS系)、)
・ナカヤマフェスタ
東京スポーツ杯(スマートストライク(ミスプロ系))


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200901151230
日経新春杯(09年)展望その1
【日経新春杯展望その1(過去の血統分析)】
過去血統データ
日経新春杯

系統として目立つのは、父ネヴァーベンド(NB)系サンデーサイレンス(SS)系×ミスタープロスペクター(MP)系の配合です。
しかし今回の登録馬で、前者は昨年の3着馬で敢えて推すほどではなく、後者は該当馬がいません。

ということで系統ごとの細かい分類ではなく、当重賞の全体的な血統イメージを分析していきます。
まず、この重賞は他の芝長距離重賞と比較してもかなりスタミナ寄りの血統が来やすいです。
しかもそれはG1で勝負になるような、スタミナだけでなくスピードも兼ね備えたタイプではなく、血統的には重過ぎるぐらいのタイプに向いています。これはハンデ戦ということはもちろんあるでしょうが、このレースで好走した後にG1戦線で活躍する馬も少ないことから、G1とは違う要素が要求されると言えます。
京都の長距離重賞は菊花賞や天皇賞春と来る血統・馬がリンクすることが多いですが、日経新春杯にその傾向は見られません。
必然的にG1で勝負になるような人気馬が負けやすく、G1では血統的に重過ぎるような人気薄が狙い目になります。これは過去の結果にも表れており、同じ系統の血統でも上記の傾向が出ています(下記参考)。

<参考>
[血統] G1で勝負になるような人気馬/G1では血統的に重過ぎるような人気薄
[ダンスインザダーク(DD)] ファストタテヤマ 2人気7着/ダークメッセージ 9人気3着など
[ブライアンズタイム(BT)系] シルクジャスティス 3人気6着/エリモダンディー 2人気1着 バンブーユベントス 4人気1着
[ダンチヒ(DZ)系] エアエミネム 3人気6着/アンクルスーパー 10人気4着 マーブルチーフ 8人気2着 7人気2着
[リファール(LP)系] ラスカルスズカ 1人気6着/マーベラスタイマー 3人気1着 トップコマンダー 4人気1着
などです。
後に天皇賞春を勝つアドマイヤジュピタも昨年人気で敗退しています。

この重賞は条件戦からの好走も多いですが、スローのスピード勝負になりやすい条件戦で勝ちきれないような馬が、このレースでスタミナが問われ激走することが一因と言えます。

まとめ
G1では血統的に重過ぎてスピード負けするような脚の遅いタイプが狙い

明日は、今開催の京都芝コースの傾向から分析していきます。


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200901142358
京成杯(09年)展望その1
【京成杯展望その1】
過去血統データ
京成杯

サンデー(SS)系が当重賞に出走してくるようになった1999年以降、東京で開催された2002年を除く近9年のうち8年間はSS系が連対しています。ただし、今年の登録馬を見てもその過半数がSS系なので、考察の1点目は、中心視できるSS系はどのようなタイプかということになります。

ところで、過去9年の京成杯の勝ち馬は上位人気が占め、かつ、勝ち馬の父系に統一性がありません。よって、近年に穴をあけた馬の指向から重賞傾向を把握する方法をとりたいと思います。直近3年に穴を演出したSS系の馬に注目すると、ジリ脚のスタミナ型SS系の代表格であるアドマイヤベガ産駒が5人気2着(06年)と9人気3着(07年)、上がりがかかる展開になったときに突っ込むベンチャーナインが昨年(08年)12人気で2着しています。

また、現在の中山T2000mの開催傾向に鑑みても、スタミナ型ターントゥ(TT)系の範疇に入る馬、すなわち、ステイゴールド・マンハッタンカフェ・ネオユニヴァース・スペシャルウィークなどのスタミナ寄りのSS系、及びロベルト(RO)系を中心に考えるのが得策といえます。

こうした重賞傾向および開催傾向を前提に、明日は「スタミナ寄りのサンデー(SS)系」の中から、さらに絞った考察をしていきます。


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200901141211
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