このレースには大別して、2つの好走血統があります。
1つは
ノーザンダンサー(ND)系×
ネヴァーベンド(NB)系の配合です。
3連覇のエリモハリアーが代表で、他にもクラフトマンシップ・クラフトワーク兄弟、エイシンガイモン・トップコマンダーなどが好走しています。
エリモハリアー(
ジェネラス×
ブレイヴエストローマン)が今年も出走します。
適性が高いのはもはや疑いようがないですが、さすがに10歳馬に過度の期待はかけにくいです。
今年は例年より馬場がいいのもマイナスです。
加えて前走は巴賞を目指して函館入りしたものの、斤量が重いということで急遽七夕賞に予定変更した、とのことです。
ハンデ戦でもないのに疑問の行動で、臨戦過程からも買いづらく、印は打ちません。
テイエムプリキュア(
パラダイスクリーク×
ステートリードン)は、この逆となる配合です。
この配合でも過去にアロハドリームが勝利しています。
適性は高いですが、近年の成績から適性プラス展開面の恩恵がないと厳しい印象です。
今回はドリームサンデー・シャドウゲイト・マンハッタンスカイなどの先行勢がおり、楽な展開は臨みにくいと思います。
相手までですね。
もう一つは、主要4系(父・母父・父母父・母母父)に
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)を併せ持つ馬です。
ジョービッグバン・オースミタイカン・ワイルドスナイパー・エアシェイディ・サクラメガワンダー・フィールドベアーが好走しています。
フィールドベアー(
フジキセキ×
トニービン)は、母母父が
ノーザンテースト(NT)で一昨年の2着馬です。
今年の大阪杯を見ても、この血統傾向を生かせる馬です。
ただ函館巧者ということで人気も集めますし、対抗までとします。
他に該当馬はおらず、今回はこの
サンデーサイレンス(SS)系&
ノーザンテースト(NT)と同じ方向性の配合を狙ってみたいと思います。
◎
スマートステージ(
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス)
母が
サンデーサイレンス×
リアルシャダイの配合です。
この
サンデーサイレンス(SS)系×
ロベルト(RO)系は、近親のフローテーションなどもそうですが、基本的にスタミナが問われる持続力勝負に強い配合です。
サンデーサイレンス(SS)系&
ノーザンテースト(NT)は阪神芝2000m重賞の絶対的な好走血統ですが、この配合もサンライズペガサス・インテレット・メイショウオウテ・トーホウシャインなどで好走があります。
マーメイドSで
サンデーサイレンス(SS)系×
ストームバード(SB)系がしっかり代わりを務めたように、この配合もそれを成し得ると判断します。
父の
ジャングルポケットも洋芝に強く、一昨年フィールドベアーをおさえて優勝したのは、父と母父が同じトーセンキャプテンでした。
美浦からの直前入厩の不利具合は正直よく分かりません。
先行勢が作る緩みのない流れを、豊富なスタミナで差し込みを狙います。
◎15スマートステージ
○16フィールドベアー
▲12ジャミール
△5 6 10 14