展望ポイント
『ローテーションから見る、求められる適性』
『前傾ラップでラストの踏ん張りが効く血統』

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◎テイエムシャトウ (タイキシャトル×ダンシングブレーヴ)
展望で詳しくふれましたが、前走で函館芝1200m(1000m)の新馬・未勝利を勝ち上がった組は、その時期がこのレースでは重要になります。
当馬はAコース最終週で時計がかかっていた、"狙い目エリア"の5週目の芝1200m戦を勝ち上がりました。
最終週の重賞ということで、前半が速くなりスタミナが要求されるため、新馬・未勝利戦では出来るだけタフな馬場を経験していたほうがいいという考えです。
父タイキシャトルはこのレースの好走血統同士の組み合わせである、ヘイロー(HL)系×ニジンスキー(NJ)系で、母父ダンシングブレーヴも激走が出ているリファール(LP)系です。
未勝利上がりで、かつその時計が遅いのでかなりの人気薄になりそうですが、こうしたタイプが最も怖いのがこのレースの特徴です。

○トラストワン (マイネルラヴ×デヒア)
同じく狙い目エリアの、5週の函館芝1200mの新馬戦を勝ち上がりました。
父母父がリファール(LP)系、母母父がニジンスキー(NJ)系です。
先週の馬場傾向分析でもふれましたが、今の馬場にも合います。
人気の差で対抗としましたが、充分面白い存在です。

▲マイネショコラーデ (ロージズインメイ×マイネルラヴ)
父がヘイロー(HL)系で、母父がマイネルラヴと、本命対抗とマッチする血統です。
レコード決着となった今年のラベンダー賞の評価が微妙ですが、血統的には合うと見ます。

△ドリームバロン (アドマイヤコジーン×Theatrical)
狙い目エリアの4週の芝1200m戦を勝ち上がりました。
土曜日にアドマイヤコジーン産駒の12人1着もありました。

△タイセイファントム (ファンタスティックライト×Boundary)
母父がダンチヒ(DZ)系、父母父がニジンスキー(NJ)系です。

△ディアマンボウ (サウスヴィグラス×タイキシャトル)
母父がタイキシャトルで、母系にニジンスキー(NJ)系の4×4のクロスとなります。


軽視 エーシンジャッカル (フジキセキ×アフリート)
非常に時計が速かった、"危険エリア"の6週の芝1200m戦を勝ち上がりました。
不振の父サンデーサイレンス(SS)系でもあり、人気を集めるようなら軽視で妙味が出そうです。

軽視 マジカルポケット (ジャングルポケット×Danzig)
危険エリアの1週の芝1200m戦を、逃げ切りで勝ち上がりました。
母父ダンチヒ(DZ)系ですが、ジャングルポケットがこの条件で走るイメージがあまり湧きません。
対戦比較で人気を集めるようなら、軽視が面白いと思います。

無視 ルリニガナ (スニッツェル×Kingmambo)
危険エリアの1週の芝1000m戦を、好タイムで勝ち上がりました。
ローテーション・レース振りからは危険なタイプです。
父ダンチヒ(DZ)系で血統的には向くことから、軽視まではいきませんが期待値は低いとみて馬券的には無視します。


◎5テイエムシャトウ
○2トラストワン
▲1マイネショコラーデ
△9 6 3

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<まとめ>

詳しくは展望をご参照ください。

最終週を迎えた函館芝ですが、土曜に同コースで行われた3レースの時計を見る限り、例年より時計1つ分くらい速い印象です。
昨年使っていないことで馬場が良く、最終週らしさがあまり出ないことで、展望のポイントが上手く機能しない可能性も否定できません。
ただ、それでも速い時計が出てきた頃よりかかってきているのは確かです。
重賞でペースが上がることからも、一定のスタミナは要求され、狙いの前走とのギャップは出ると期待して、配当の大きいほうに張ろうと思います。
敢え無く駄目だったら、また来年以降狙うとします。

馬券的には◎○の2頭とも軸という感じで、軽視・無視組が上手くいくと、希望は膨らみます。

雨が降る可能性もあるようで、日曜も馬場チェックはしっかりしたいですね。

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