京都芝1400m重賞(スワンS・ファンタジーS)は、道中のペースによって好走血統が変わります。
端的に言うと、ペースが遅ければ
サンデーサイレンス(SS)系の瞬発力が生きて、速くなると非サンデーサイレンス(SS)系の持続力血統が台頭します。
このレースも昨年のように1000m通過が57.2秒(上がり1Fが11.7秒)と遅いペースだと
サンデーサイレンス(SS)系の1~3着、一昨年のように1000m通過が56.3秒(上がり1Fが12.1秒)と速くなると非サンデーサイレンス(SS)系のワンツーとなっています。
今年ですが、過去2年ともに逃げているマイネルレーニア陣営から逃げ宣言が出ています。
同型のヘッドライナーは同厩舎なので突っかけないでしょうし、長期休養明けのジョーカプチーノもそれほど強気には行けないかと思います。
流れはそれほど速くならず、56秒台後半から57秒台前半で上がりの速い競馬になるとみます。
◎
ファリダット (
Kingmambo×
Sunday Silence)
プリサイスマシーン・フサイチリシャールが二桁人気で連対している
母父サンデーサイレンス(SS)です。
サンデーサイレンス(SS)系の瞬発力が生きる流れで、やはり注目なのはこの血です。
この2頭とは阪神Cの連対馬というのも共通します。
一昨年は人気で敗退していますが、この年はハイペースでした。
流れが想定通りなら、今年は好走可能とみます。
○
グランプリエンゼル (
アグネスデジタル×
サンデーサイレンス)
本命馬と同じ
ミスタープロスペクター(MP)系×
サンデーサイレンス(SS)の
ダンチヒ(DZ)系持ちです。
▲
ショウナンアルバ (
ウォーエンブレム×
Great Commotion)
ウォーエンブレムは瞬発力を兼ね備えるレベルの高い
ミスタープロスペクター(MP)系種牡馬で、非サンデーサイレンス(SS)系ですがキレる脚が使えます。
人気もないですし、穴で期待したい1頭です。
◎14 ファリダット
○1 グランプリエンゼル
▲2 ショウナンアルバ
△8 12
<無印馬>
今回は
サンデーサイレンス(SS)系を重視したので、非サンデーサイレンス(SS)系の瞬発力が乏しいタイプは買いません。
流れが速くなるとまったく逆になってしまいますが。
6
エーシンフォワード (
Forest Wildcat×
Cure the Blues)
昨年1人気で敗退した馬が同じ
父ストームバード(SB)系の非サンデーサイレンス(SS)系でした。
7
ヘッドライナー (
サクラバクシンオー×
Nureyev)
同産駒で馬券になったのはG1馬ショウナンカンプのみです。