【きさらぎ賞展望】
過去血統データ

クラシックへの登竜門といえるレースで、特に近3年はダービーとの関連性が強まっています。このレースで連対した6頭の中から、実に4頭がダービー馬券圏内に入っています。先週の共同通信杯より、馬自身の「格」が必要となりそうです。
血統的にも近3年が特徴的で、
母父サンデーサイレンス(SS)が3頭すべて馬券圏内に入っています。もともと父SS自体もなかなかの成績を残したレースなので信頼性はあると思います。その3頭のうち2頭がダービーで14人気2着(アサクサキングス)、12人気2着(スマイルジャック)と先行策で激走しているのは特筆ものです。
またここ2年は
ボールドルーラー(BR)系の血を主要4系(父・母父・父母父・母母父)に持つ馬が馬券圏内6頭中5頭圏内に入っています。
母父SSとの兼ね合いも考えると、高いレベルでのスピードの持続力と、瞬発力の双方が要求されるレースと言えそう。先述のアサクサキングスはこの2つの血統的要素を満たしていました。
今年の登録馬で
母父SSはピサノキコウシ・トモロポケットの2頭、
BRの血を主要4系に持つのはアプレザンレーヴ・スズカワグナー・ダノンカモン・ピサノキコウシ・ブラストクロノス・ムクドク・リーチザクラウン・リクエストソングの8頭です。
両方の条件を満たすのは
ピサノキコウシだけで魅力なのですが、想定ではどうやら回避とのことで残念です。もう1頭の
母父SSの
トモロポケットは
父グレイソヴリン(GS)系ですが、先述のスマイルジャックがタニノギムレット×
SSの配合で、タニノギムレットが自身の
母父のGSが強く出た種牡馬だという観点からは、
GS×
SSと見ることができ、似た配合といえます。現在の京都芝1800mでも逆配合の
SS系×
GS系がまずまずいいので血統的には魅力なのですが、この馬自身の力的に格不足になる恐れがあります。
断然人気が予想される
リーチザクラウンですが、
BRの血を持つ点と
父がSS系ということから変則的ですが、上記の2つの血統条件を満たします。有力であることは動かず、小頭数になりそうなことも考えると馬券的な妙味としては難解なレースですね。馬券以外の注目では、このレースの特性や当馬の血統から、「ダービーへの適性試験」としての意味合いは強いと思います。
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