あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いいたします。
さて今回の企画ですが、昨年の中距離以上の芝重賞を中心に分析しています。
その中でも特に重要となる系統を6つに絞り、各系統の特性・狙いどころを分析しました。
みなさんの今年の予想の指針に少しでもなれば幸いです。
それでは一つずつ見ていきましょう。
『芝重賞の6大系統分析』Group A サンデーサイレンス(SS)系<瞬発力型>【共同通信杯】
1着
ハンソデバンド (
マンハッタンカフェ×
アフリート) 3人気
2着
ダノンシャンティ (
フジキセキ×
Mark of Esteem) 2人気
勝ち馬は母父がダートを主戦場にしながらも芝G1馬を出している
ミスタープロスペクター(MP)系で、この配合の
サンデーサイレンス(SS)系は瞬発力型に出やすいです。
2着馬も
Haloの3×3という瞬発力増強クロスを持っています。
【弥生賞】
1着
ヴィクトワールピサ (
ネオユニヴァース×
Machiavellian) 1人気
3着
ダイワファルコン (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 7人気
勝ち馬は
Haloの3×4のクロスで、3着馬は瞬発力補完の
母父サンデーサイレンスです。
【ファルコンS】
1着
エーシンホワイティ (
サクラバクシンオー×
サンデーサイレンス) 4人気
2着
トシギャングスター (
クロフネ×
サンデーサイレンス) 10人気
母父サンデーサイレンスのワンツーでした。
【毎日杯】
1着
ダノンシャンティ (
フジキセキ×
Mark of Esteem) 3人気
2着
ミッキードリーム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 5人気
3着
リルダヴァル (
アグネスタキオン×
Thunder Gulch) 2人気
2着馬は
母父サンデーサイレンス、3着馬はWind In Her Hairの牝系の瞬発力配合馬でした。
【天皇賞春】
1着
ジャガーメイル (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 2人気
3着
メイショウドンタク (
マンハッタンカフェ×
Machiavellian) 16人気
勝ち馬は
母父サンデーサイレンスで、3着馬は
Haloの3×4のクロスです。
【ダービー】
2着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 5人気
3着
ヴィクトワールピサ (
ネオユニヴァース×
Machiavellian) 1人気
2着馬は
母父サンデーサイレンスで、勝ち馬については後述します。
【エプソムC】
1着
セイウンワンダー (
グラスワンダー×
サンデーサイレンス) 1人気
2着
シルポート (
ホワイトマズル×
サンデーサイレンス) 3人気
母父サンデーサイレンスのワンツーでした。
【クイーンS】
1着
アプリコットフィズ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 2人気
2着
プロヴィナージュ (
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス) 3人気
母父サンデーサイレンスのワンツーでした。
【新潟2歳S】
1着
マイネイサベル (
テレグノシス×
サンデーサイレンス) 9人気
2着
マイネルラクリマ (
チーフベアハート×
サンデーサイレンス) 10人気
母父サンデーサイレンスのワンツーでした。
【ローズS】
1着
アニメイトバイオ (
ゼンノロブロイ×
フレンチデピュティ) 4人気
2着
ワイルドラズベリー (
ファルブラヴ×
サンデーサイレンス) 6人気
勝ち馬は
サンデーサイレンス(SS)系×
ヴァイスリージェント(VR)系の瞬発力配合、2着馬は
母父サンデーサイレンスです。
【神戸新聞杯】
1着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 2人気
3着
ビッグウィーク (
バゴ×
サンデーサイレンス) 5人気
母父サンデーサイレンスの1・3着でした。
【秋華賞】
2着
アニメイトバイオ (
ゼンノロブロイ×
フレンチデピュティ) 6人気
3着
アプリコットフィズ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 2人気
4着
ワイルドラズベリー (
ファルブラヴ×
サンデーサイレンス) 4人気
このレースでは異例の瞬発力勝負でした。
勝ち馬については後述します。
【菊花賞】
1着
ビッグウィーク (
バゴ×
サンデーサイレンス) 7人気
2着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 1人気
母父サンデーサイレンスのワンツーでした。
【ジャパンC】
1着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 4人気
2着
ブエナビスタ (
スペシャルウィーク×
Caerleon) 1人気
3着
ヴィクトワールピサ (
ネオユニヴァース×
Machiavellian) 8人気
1位入線の2着馬は
サンデーサイレンス(SS)系×
Caerleonの瞬発力配合です。
【朝日杯FS】
1着
グランプリボス (
サクラバクシンオー×
サンデーサイレンス) 5人気
母父サンデーサイレンスが勝利しました。
【ラジオNIKKEI杯2歳S】
1着
ダノンバラード (
ディープインパクト×
Unbridled) 4人気
Haloの3×3のクロスを持っています。
【有馬記念】
1着
ヴィクトワールピサ (
ネオユニヴァース×
Machiavellian) 2人気
2着
ブエナビスタ (
スペシャルウィーク×
Caerleon) 1人気
3着
トゥザグローリー (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 14人気
母父サンデーサイレンスの3着馬が波乱を演出しました。
<傾向と対策>
現代の日本競馬において、最も強いカテゴリーに属するグループです。
上半期と比べて下半期の特に秋口あたりから、この系統の瞬発力が生きるレースが増えました。
これはスローペースのレースが頻発したことと密接な関係がありますね。
昨年の2・3歳世代にこのタイプのレースが多く、血の入れ代わりを感じます。
このグループはレースぶりが派手な馬が多く、人気を集めやすいので馬券的にはやややりづらいです。
サンデーサイレンス(SS)系はとにかく分母が大きいですしね。
ただ
母父サンデーサイレンスはその瞬発力が上手い具合に隠れていることが少なくなく、馬券的にもかなり強いです。
特に新潟2歳Sの1・2着馬や菊花賞馬ビッグウィーク、ワイルドラズベリーなど欧州型の重めの父を持つ馬は人気になりづらく、ここの激走馬はしっかり狙い打ちたいところです。
個人的に推したいのが
Haloの強いクロスの所有馬です。
ヴィクトワールピサが代表馬ですが、ラジオNIKKEI杯2歳Sで本命にしたダノンバラードなど、今後該当馬が増えてきそうです。
これは血統表を見ないとわからないので、一般的にもバレにくいですしね。
Group B キングマンボ(KG)系【京成杯】
1着
エイシンフラッシュ (
King's Best×
Platini) 1人気
2着
アドマイヤテンクウ (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 3人気
【アーリントンC】
1着
コスモセンサー (
キングカメハメハ×
リヴリア) 5人気
【チューリップ賞】
1着
ショウリュウムーン (
キングカメハメハ×
ダンスインザダーク) 9人気
2着
アパパネ (
キングカメハメハ×
Salt Lake) 1人気
3着
エーシンリターンズ (
キングカメハメハ×
キャロルハウス) 8人気
【桜花賞】
1着
アパパネ (
キングカメハメハ×
Salt Lake) 1人気
3着
エーシンリターンズ (
キングカメハメハ×
キャロルハウス) 11人気
4着
ショウリュウムーン (
キングカメハメハ×
ダンスインザダーク) 5人気
【ダービー】
1着
エイシンフラッシュ (
King's Best×
Platini) 7人気
2着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 5人気
【神戸新聞杯】
1着
ローズキングダム (
キングカメハメハ×
サンデーサイレンス) 2人気
2着
エイシンフラッシュ (
King's Best×
Platini) 1人気
【秋華賞】
1着
アパパネ (
キングカメハメハ×
Salt Lake) 1人気
5着
レディアルバローザ (
キングカメハメハ×
Tejano Run) 15人気
【阪神JF】
3着
ライステラス (
ソングオブウインド×
スピードワールド) 1人気
5着
ツルマルワンピース (
キングカメハメハ×
フジキセキ) 11人気
<傾向と対策>
キングカメハメハのリーディング奪取とともに、今年大きく飛躍した系統です。
若い世代で目立ちましたが、今後古馬路線でも強い力を発揮しそうです。
この系統はキングカメハメハのダービーやアルカセットのジャパンカップなどのレコード決着にも、近年の瞬発力勝負にも、どちらにもある程度対応してしまうのが強みです。
このような適応力が世界的にこの系統が繁栄している要因といえそうです。
Group Aと一緒に好走することが多いのが特徴で、今年この組み合わせは非常に目立ちました。
特に母父が
サンデーサイレンス(SS)系との配合馬にこの傾向が強いですね。
母父との配合次第でかなり幅広い適性に出るので、その見極めが鍵です。
阪神JFでライステラスを推せたのは、この系統をつかんできた証拠かもしれません。
Group C ヴァイスリージェント(VR)系【福島牝馬S】
1着
レジネッタ (
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス) 5人気
2着
ブラボーデイジー (
クロフネ×
サンデーサイレンス) 4人気
【オークス】
1着
アパパネ (
キングカメハメハ×
Salt Lake) 1人気
4着
アニメイトバイオ (
ゼンノロブロイ×
フレンチデピュティ) 11人気
【クイーンS】
2着
プロヴィナージュ (
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス) 3人気
4着
レジネッタ (
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス) 7人気
【秋華賞】
1着
アパパネ (
キングカメハメハ×
Salt Lake) 1人気
2着
アニメイトバイオ (
ゼンノロブロイ×
フレンチデピュティ) 6人気
【ファンタジーS】
1着
マルモセーラ (
クロフネ×
タマモクロス) 4人気
2着
ホーマンフリップ (
フジキセキ×
フレンチデピュティ) 7人気
3着
ホエールキャプチャ (
クロフネ×
サンデーサイレンス) 5人気
【阪神JF】
2着
ホエールキャプチャ (
クロフネ×
サンデーサイレンス) 4人気
<傾向と対策>
フレンチデピュティと
クロフネの2頭が主流です。
芝ではペースが遅いレースで傾向が出ることが多く、父でも母父でもまとめて来ることが多い傾向にあります。
サンデーサイレンス(SS)系との配合での好走例がほとんどで、Group A・Bと一緒に走るケースが目立ちます。
ファンタジーSのようなレースは絶対に落とせなくなります。
Group D サンデーサイレンス(SS)系<持続力型>【中山金杯】
2着
トウショウシロッコ (
アドマイヤベガ×
ニツポーテイオー) 5人気
3着
トウショウウェイヴ (
ステイゴールド×
ニツポーテイオー) 15人気
2頭は兄弟で
アドマイヤベガ・
ステイゴールドという持続力型の
サンデーサイレンス(SS)系を父に持ちます。
母系の
リファール(LP)系・
ネヴァーベンド(NB)系もポイントです。
【AJCC】
1着
ネヴァブション (
マーベラスサンデー×
Mill Reef) 5人気
2着
シャドウゲイト (
ホワイトマズル×
サンデーサイレンス) 9人気
3着
トウショウシロッコ (
アドマイヤベガ×
ニツポーテイオー) 3人気
1着馬は持続力型の
サンデーサイレンス(SS)系である
マーベラスサンデー産駒で、母父が
ネヴァーベンド(NB)系です。
2着馬は
父リファール(LP)系との配合です。
【日経賞】
2着
エアシェイディ (
サンデーサイレンス×
ノーザンテースト) 4人気
ノーザンテーストとの配合は持続力型に出ます。
【大阪杯】
2着
ゴールデンダリア (
フジキセキ×
ノーザンテースト) 9人気
3着
ドリームジャーニー (
ステイゴールド×
メジロマックイーン) 1人気
4着
フィールドベアー (
フジキセキ×
トニービン) 12人気
サンデーサイレンス(SS)系&
ノーザンテーストの2~4着でした。
【マイラーズC】
1着
リーチザクラウン (
スペシャルウィーク×
Seattle Slew) 3人気
2着
トライアンフマーチ (
スペシャルウィーク×
ダンシングブレーヴ) 6人気
3着
キャプテントゥーレ (
アグネスタキオン×
トニービン) 5人気
勝ち馬は持続力配合となる
ボールドルーラー(BR)系が色濃い母系、2着馬は母が
リファール(LP)系×
ネヴァーベンド(NB)系、3着馬は父母父が
ボールドルーラー(BR)系で母母父が
リファール(LP)系です。
【フローラS】
1着
サンテミリオン (
ゼンノロブロイ×
Last Tycoon) 1人気
2着
アグネスワルツ (
ゼンノロブロイ×
ヘクタープロテクター) 4人気
勝ち馬は
ネヴァーベンド(NB)系の強いクロスを母系に持ち、2着馬は母母父が
ノーザンテーストです。
【新潟大賞典】
1着
ゴールデンダリア (
フジキセキ×
ノーザンテースト) 2人気
2着
セイクリッドバレー (
タニノギムレット×
フジキセキ) 3人気
3着
ニホンピロレガーロ (
アドマイヤベガ×
ニホンピロウイナー) 6人気
1・2着は
サンデーサイレンス(SS)系&
ノーザンテースト、3着は
アドマイヤベガ産駒で母母父が
ネヴァーベンド(NB)系です。
【マーメイドS】
1着
ブライティアパルス (
ダイタクリーヴァ×
Storm Bird) 3人気
2着
セラフィックロンプ (
マンハッタンカフェ×
ロイヤルスキー) 14人気
1着馬は持続力配合の
サンデーサイレンス(SS)系×
ストームバード(SB)系、2着馬は
ボールドルーラー(BR)系との配合馬でした。
【宝塚記念】
1着
ナカヤマフェスタ (
ステイゴールド×
タイトスポット) 8人気
4着
ドリームジャーニー (
ステイゴールド×
メジロマックイーン) 4人気
5着
ネヴァブション (
マーベラスサンデー×
Mill Reef) 12人気
1・4着馬が
ステイゴールド産駒でした。
【ラジオNIKKEI賞】
1着
アロマカフェ (
マンハッタンカフェ×
ハートレイク) 3人気
2着
クォークスター (
アグネスタキオン×
ヘクタープロテクター) 2人気
1着馬は持続力配合の
サンデーサイレンス(SS)系×
ヌレイエフ(NV)系、2着馬は父母父が
ボールドルーラー(BR)系で母母父が
ノーザンテーストです。
【七夕賞】
2着
アルコセニョーラ (
ステイゴールド×
モガンボ) 6人気
3着
サンライズベガ (
アドマイヤベガ×
Theatrical) 3人気
2着馬は
ステイゴールド産駒で、3着馬も
サンデーサイレンス(SS)系×
ヌレイエフ(NV)系のほか多くの持続力要素を持ちます。
【朝日CC】
1着
キャプテントゥーレ (
アグネスタキオン×
トニービン) 2人気
2着
プロヴィナージュ (
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス) 3人気
3着
アドマイヤメジャー (
アグネスタキオン×
Kingmambo) 1人気
サンデーサイレンス(SS)系&
ボールドルーラー(BR)系の1~3着でした。
【セントライト記念】
1着
クォークスター (
ゼンノロブロイ×
ヘクタープロテクター) 4人気
3着
アロマカフェ (
マンハッタンカフェ×
ハートレイク) 2人気
2着馬ヤマニンエルブが締まったペースを作り、ラジオNIKKEI賞の連対馬がそのまま好走しました。
【オールカマー】
1着
シンゲン (
ホワイトマズル×
サンデーサイレンス) 5人気
2着
ドリームジャーニー (
ステイゴールド×
メジロマックイーン) 1人気
3着
トウショウシロッコ (
アドマイヤベガ×
ニツポーテイオー) 6人気
4着
サンライズベガ (
アドマイヤベガ×
Theatrical) 7人気
1着馬は
リファール(LP)系との配合です。
【福島記念】
1着
ダンスインザダーク (
ダンスインザダーク×
リヴリア) 12人気
2着
ディアアレトゥーサ (
トーセンダンス×
タイトスポット) 1人気
3着
トウショウシロッコ (
アドマイヤベガ×
ニツポーテイオー) 3人気
1・2着馬は持続力型の
ダンスインザダーク系で、前者は母父が
ネヴァーベンド(NB)系で、後者はナカヤマフェスタの妹です。
【愛知杯】
1着
セラフィックロンプ (
マンハッタンカフェ×
ロイヤルスキー) 6人気
2着
ブロードストリート (
アグネスタキオン×
Cozzene) 1人気
3着
ヒカルアマランサス (
アグネスタキオン×
A.P. Indy) 2人気
サンデーサイレンス(SS)系&
ボールドルーラー(BR)系の1~3着でした。
<傾向と対策>
Group Aの瞬発力型とは対極をなすグループです。
中山・阪神内回り・ローカルの中距離重賞といった、しっかりとしたペースで流れるコースで傾向が出やすいです。
ただ今年の、特に秋口からのスローペース続出の煽りを受け、ビッグレースはほとんど瞬発力型に持っていかれてしまいました。
もうどのレースでもスローになってもおかしくなく、最後の砦となる宝塚記念は残っていますが、このような潮流が続けば、厳しい状況に陥るグループです。
ナカヤマフェスタの凱旋門賞好走を見ても、こちらのグループのほうが海外では力を出せそうですが。
そういう状況に加え、レースぶりが瞬発力型と比べると地味なこのグループは、今後人気薄の出走が増えそうです。
数少ないであろうしっかりとしたペースになるレースでは、しっかり狙い打ちたいですね。
Group E グレイソヴリン(GS)系【フェアリーS】
2着
アプリコットフィズ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 2人気
3着
テイラーバートン (
ジャングルポケット×
ノーザンテースト) 1人気
5着
トーセンフリージア (
シンボリクリスエス×
トニービン) 16人気
【小倉大賞典】
1着
オースミスパーク (
アドマイヤベガ×
フォーティナイナー) 7人気
5着
マイネルスターリー (
スターオブコジーン×
サンデーサイレンス) 4人気
1着馬は
サンデーサイレンス×
グレイソヴリン(GS)系の
アドマイヤベガ産駒、2位入線降着の5着馬も
父グレイソヴリン(GS)系でした。
【きさらぎ賞】
1着
ネオヴァンドーム (
ネオユニヴァース×
トニービン) 5人気
2着
レーヴドリアン (
スペシャルウィーク×
Highest Honor) 1人気
3着
ステージプレゼンス (
アグネスタキオン×
トニービン) 6人気
サンデーサイレンス(SS)系×
グレイソヴリン(GS)系の1~3着でした。
【クイーンC】
1着
アプリコットフィズ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 1人気
3着
テイラーバートン (
ジャングルポケット×
ノーザンテースト) 2人気
4着
トーセンフリージア (
シンボリクリスエス×
トニービン) 12人気
フェアリーSと同様なレースでした。
【中京記念】
2着
タスカータソルテ (
ジャングルポケット×
ノーザンテースト) 12人気
4着
サンライズベガ (
アドマイヤベガ×
Theatrical) 11人気
2着馬はテイラーバートンの全兄で、4着馬は
アドマイヤベガ産駒です。
【中山牝馬S】
1着
ニシノブルームーン (
タニノギムレット×
Alzao) 4人気
2着
ウェディングフジコ (
フジキセキ×
トニービン) 8人気
3着
チェレブリタ (
ブラックホーク×
アンバーシャダイ) 9人気
1着馬は自身の母父である
グレイソヴリン(GS)系の影響が強い
タニノギムレット産駒です。
2着馬は母父、3着馬は母母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
【新潟大賞典】
2着
セイクリッドバレー (
タニノギムレット×
フジキセキ) 3人気
3着
ニホンピロレガーロ (
アドマイヤベガ×
ニホンピロウイナー) 6人気
4着
マイネルスターリー (
スターオブコジーン×
サンデーサイレンス) 7人気
5着
デストラメンテ (
アドマイヤコジーン×
フレンチグローリー) 9人気
【目黒記念】
1着
コパノジングー (
アグネスタキオン×
トニービン) 5人気
3着
フェニコーン (
マンハッタンカフェ×
Nureyev) 7人気
4着
スマートステージ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス) 6人気
5着
アルナスライン (
アドマイヤベガ×
El Gran Senor) 2人気
3着馬は母母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
【小倉記念】
1着
ニホンピロレガーロ (
アドマイヤベガ×
ニホンピロウイナー) 9人気
2着
バトルバニヤン (
ジャングルポケット×
Crafty Prospector) 4人気
【新潟記念】
2着
トウショウシロッコ (
アドマイヤベガ×
ニツポーテイオー) 10人気
3着
サンライズベガ (
アドマイヤベガ×
Theatrical) 4人気
<傾向と対策>
この系統もしっかりとしたペースを必要とするタイプで、秋口からのスローペース続出の煽りをもろに受け、秋は目立った活躍が出来ませんでした。
傾向反映能力の高い血統で、平場でも一番お金になる系統だけに、これは憂うべき事態ですね。
ペースの嗜好が似ていると言う点で、Group Dと一緒に走ることが多いです。
そういう意味でしっかりとしたペースになったときには、きちんと仕留めないといけません。
昨年はきさらぎ賞・小倉記念と要所をしっかり取れました。
この系統の扱いは自信があり、このポイントは外したくないですね。
また重賞傾向ではなく、今現在の馬場からくる開催傾向が出やすく、注意が必要です。
例えば、阪神JFのレーヴディソールが典型で、当時は傾向の出始めだったので気付かず、無印勝負してしまいましたが、その開催の芝1600mの
母父グレイソヴリン(GS)系の強さは相当のものがありました。
上手く気づけていれば▲◎○決着もあっただけに残念ですが、そのあと当ブログでも公開した平場予想でいい的中が出来たのでまあ仕方なしですね。
という好走要素が裏にあったので、レーヴディソールが相当な力を持っているのでは?、という見解はとりあえず撤回させてください。
Group F サドラーズウェルズ系・フェアリーキング系【中山記念】
1着
トーセンクラウン (
オペラハウス×
ダンシングブレーヴ) 13人気
2着
テイエムアンコール (
オペラハウス×
ブライアンズタイム) 12人気
オペラハウス産駒のワンツーでした。
【阪神大賞典】
1着
トウカイトリック (
エルコンドルパサー×
Silver Hawk) 5人気
2着
ジャミール (
ステイゴールド×
Sadler's Wells) 4人気
3着
メイショウベルーガ (
フレンチデピュティ×
Sadler's Wells) 1人気
1着馬は自身の母父である
サドラーズウェルズの傾向も反映する
エルコンドルパサーが父です。
2・3着馬は母父が
サドラーズウェルズです。
【日経賞】
3着
トーセンクラウン (
オペラハウス×
ダンシングブレーヴ) 7人気
【大阪杯】
1着
テイエムアンコール (
オペラハウス×
ブライアンズタイム) 6人気
【京都新聞杯】
1着
ゲシュタルト (
マンハッタンカフェ×
エンドスウィープ) 3人気
4着
メイショウウズシオ (
オペラハウス×
ブライアンズタイム) 10人気
5着
ブレイクアセオリー (
Galileo×
Redoute's Choice) 5人気
1着馬は母母父の
サドラーズウェルズの影響が強い馬です。
【函館記念】
2着
ジャミール (
ステイゴールド×
Sadler's Wells) 1人気
4着
エアジパング (
エルコンドルパサー×
Halo) 11人気
【アルゼンチン共和国杯】
2着
ジャミール (
ステイゴールド×
Sadler's Wells) 2人気
3着
コスモヘレノス (
グラスワンダー×
エリシオ) 9人気
4着
スリーオリオン (
オペラハウス×
ミシル) 3人気
5着
エアジパング (
エルコンドルパサー×
Halo) 13人気
3着馬は母父父の
Fairy Kingが
Sadler's Wellsの全弟に当たります。
【ステイヤーズS】
1着
コスモヘレノス (
グラスワンダー×
エリシオ) 5人気
2着
ジャミール (
ステイゴールド×
Sadler's Wells) 2人気
<傾向と対策>
この系統もスタミナ型なので、
グレイソヴリン(GS)系と仲がいいです。
重賞傾向の信頼度がトップクラスで、その血統的な重さから人気薄になりやすく、お宝馬券がよく出ます。
昨年は春開催の中山芝でとにかくよく走りました。
上記以外では、弥生賞のエイシンアポロン、フラワーカップのコスモネモシン、スプリングSのゲシュタルト、など毎週のように重賞で好走しました。
この系統の扱いも得意で、昨年は中山記念・ステイヤーズSと要所を取れています。
一昨年はミヤビランベリで大儲けが出来ましたしね。
今後も仲良くしたい系統です。
とにかくこの系統は重視・軽視をはっきりさせることが大事で、人気馬消しの妙味も大きいです。
<
総括>
この6系統を覚えておくだけで、かなりの芝重賞はカバーできるはずです。
あくまで簡単な分類では、以下のようになるかと思います。
・スローペースの瞬発力レース向き
Group A
サンデーサイレンス(SS)系<瞬発力型>
Group B
キングマンボ(KG)系Group C
ヴァイスリージェント(VR)系・ハイペースの持続力レース向き
Group D
サンデーサイレンス(SS)系<持続力型>
Group E
グレイソヴリン(GS)系Group F
サドラーズウェルズ系・
フェアリーキング系まああくまでも目安なので、個別のレースでしっかり見ていく必要があります。
ただ相手選びの際に考慮するには有効といえそうです。
上でも述べた通り、今年はスローペースの増加で、Group A~Cの系統の活躍が目立ち、このグループ内での組み合わせの決着がとにかく多かったですね。
自分はGroup E・Fの系統を扱うのは昔から得意で、Group Dの持続力型の
サンデーサイレンス(SS)系の狙いも当ブログではお馴染みでした。
しかし過去の傾向ではこちらのGroup D~Fの系統が強いレースでも、スローペース症候群に飲まれることが増え、そのギャップに苦しんだ時期が今年はかなりありました。
ただ秋口くらいから苦手だったGroup B・Cの扱いもかなりわかってきて、新潟2歳S・ラジオNIKKEI杯2歳S・ファンタジーS・阪神JFなどでこちらのグループからも当たりが取れてきました。
散々苦しめられたアパパネ世代の牝馬が教えてくれたことは大きいです。
しかしスローペースばかりではなく、しっかりした流れのレースも見たいですね。
今の騎手は折り合い面を重視しすぎるというのは、確かにありそうです。
画一的なペースで同じような血統ばかりが走るというのは、将来を考えても健全とは言えません。
今年は少数派血統のがんばりにも期待したいです。
昨年は更新が滞ってしまうことが多く、楽しみにして下さった方に大変申し訳ありませんでした。
今年は展望から必ず入って、可能な限り毎日更新したいと思っています。
どこまで続くかわかりませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
昨年1年間がんばってくれた馬達に感謝、ペース関連で文句ばかり言いましたが、命を賭けて乗ってくれている騎手にもお礼を言いたいです。
残念な結果になってしまった馬も多く、普段あまりふれられないですが、毎週今日の出来事を見るのがつらかったです。
この場を借りてご冥福をお祈りします。
今年のみなさま、馬達の健康をお祈りしております。