【先週の中山芝】の結果から血統傾向を見ていきます。
『一気に欧州化した馬場~魅力の穴馬と危険な人気馬』
中山芝の血統データは
こちら
『一気に欧州化した馬場~魅力の穴馬と危険な人気馬』
先週の中山芝は、全距離を通じて大きな傾向変化がありました。
先々週まで出ていた傾向が陰を潜め、それまで振るわなかった系統が走り出しました。
分かりやすいのは芝2000mで、このコースでは先々週まで
父ノーザンダンサー(ND)系が0-0-0-29と馬券圏内ゼロでしたが、先週は京成杯を含め3頭の圏内馬が出ました。
この点は予想でもふれたように、京成杯でも大きなポイントになりました。
・日曜11R 京成杯 2000m
2着
デボネア 母父サドラーズウェルズ(SW)系 母母父ダンチヒ(DZ)系 8人気
3着
プレイ 父ダンチヒ(DZ)系 7人気
またその他の距離でも、欧州色の強い
ノーザンダンサー(ND)系を持つ馬が好成績でした。
・土曜7R 2000m
1着
エイシンサクセス 父サドラーズウェルズ(SW)系 4人気
2着
ロックバルーン 父ダンチヒ(DZ)系 7人気
・土曜12R 2200m
1着
ミッションモード 父サドラーズウェルズ(SW)系 1人気
・日曜6R 2000m
1着
ニシノキミヨ 母父サドラーズウェルズ(SW)系 6人気
2着
クレバーホーク 母父ダンチヒ(DZ)系 11人気
・日曜7R 1200m
1着
ニシノステディー 父ダンチヒ(DZ)系 1人気
2着
サーストンサブリナ Sadler's Wellsの3×4のクロス 8人気
・日曜10R 初富士S 1800m
1着
ブルーミングアレー 母母父サドラーズウェルズ(SW)系 2人気
5着
マジックビクトリア 父サドラーズウェルズ(SW)系 13人気
特にいいのが
サドラーズウェルズ(SW)系で、次いで欧州タイプの
ダンチヒ(DZ)系ですね。
・
ミヤビランベリ (
オペラハウス×
ホリスキー)
父が
サドラーズウェルズ(SW)系で、母父も
ニジンスキー(NJ)系という欧州色の強いタイプです。
サドラーズウェルズ(SW)系の傾向を見事に反映する能力は、一連の好走した重賞で証明済みで、目黒記念やアルゼンチン共和国杯ではお世話になりました。
あとはAJCCの過去傾向に合うかどうかで、こちらは展望その2で検証します。
・
アサティスボーイ (
アサティス×
オペラハウス)
母父が
サドラーズウェルズ(SW)系です。
傾向出ていなかった前走時と比べて、格段に走りやすい馬場になっているはずです。
ただ条件馬で、登録のある小倉の自己条件に回る可能性もあります。
・
コスモファントム (
Stephen Got Even×
Paris House)
母や母父は欧州で走った馬ですが、そこまで欧州色が強いわけではありません。
父は
ボールドルーラー(BR)系で、米国色が強いタイプです。
前走時と比べて、今回は不向きな馬場になる可能性が強いとみます。
あとはAJCCの過去傾向次第ですね。
ただ注意が必要なのは、このような全距離を通じて出る血統傾向は、通常の各距離で出るものと比べて、非常に短い期間のものになることが多いことです。
1週のみということも珍しくありません。
ということで、土曜日にチェックして問題なければ狙います。