【平安S】の血統データから血統傾向を見ていきます。
『好走血統に先行ポジションのフィルターをかけると!?』 『日本型の注目馬・米国型の危険馬』 展望その1はこちら 『ダート重賞の米国型or日本型血統分類まとめ』 『平安Sは米国型or日本型!?』 ![]() 『好走血統に先行ポジションのフィルターをかけると!?』 展望その1で「ダート重賞の米国型or日本型血統分類」をご紹介し、平安Sは日本型レースとしました。 今回は注目馬にふれる前に、まずもうひとつの視点から分析をしておきます。 よく言われることですが、このレースは先行馬がかなり強い傾向にあります。 敢えてデータは出しませんが、後方のポジションになればなるほど厳しく、番手が下がるにつれ着率、回収率ともにほぼきれいな単調減少になっています。 もちろん血統的な適性が全然合わないとなると駄目ですが、前が有利な立場にあることは確かです。 では展望その1で注目系統として取り上げた、2系統の番手ごとの成績をみていきます。 以下は4コーナーでの番手別の成績です。 ・ブライアンズタイム(BT)系 4-4-3-12 1~7番手 3-3-3-0 8番手以下 1-1-0-12 ・キングマンボ(KG)系 1-2-1-1 1~3番手 1-2-1-1 キングマンボ(KG)系はすべて3番手以内のポジションで競馬をしています。 ブライアンズタイム(BT)系は、位置取りできれいに成績が二分されています。 つまりこの2系統の先行馬に限れば、4-5-4-1という成績です。 圏内に入れなかったのはエイシンラージヒルただ1頭だけでした。 ちなみに、ここ10年間で4コーナー10番手以下から馬券になったのは、07年9人気1着のメイショウトウコン(父マヤノトップガン)だけで、ここからもブライアンズタイム(BT)系の適性が窺えます。 『日本型の注目馬・米国型の危険馬』 <日本型注目馬> ・トーホウオルビス (トーホウエンペラー×Gone West) 父のトーホウエンペラーはブライアンズタイム(BT)系で、産駒の特徴を見ても父のダート特性をしっかり受け継いでいる種牡馬で問題ありません。 おそらくハナを切れるでしょうし、上の番手の条件もクリアします。 この馬自身も、過去にブライアンズタイム(BT)系の傾向を反映した実績がしっかりあります。 休み明けは走らない馬でここ2戦の大敗は度外視してもよく、過去にそうだったように3戦目での変わり身が見込めます。 同時期同コースで、昨年このレースを制したダイシンオレンジのアタマ差2着があり、力が足りないということはないはずです。 ・ サクラロミオ (サクラローレル×サクラチヨノオー) 父レッドゴッド(RG)系は、上記2系統に次ぐ日本型ダート血統の代表格です。 同コースの日本型レースであるみやこSで本命を打ち、9人気で3着と激走しました。 母のニジンスキー(NJ)系~ネヴァーベンド(NB)系という構成も日本型のスタミナ要素を持っています。 気掛かりなのが位置取りで、後方からになるとやや不安です。 <米国型危険馬> ・ インバルコ (Fusaichi Pegasus×Personal Flag) 母父がテディ(TD)系で、母系が完全な米国血統です。 他場と比べて京都阪神の成績が悪いですが、これはこの2場の中距離では元来日本型が好走しやすいというところにあると思います。 ポジションが取れずに後方になると、もうひとつ不安要素が増えます。 ・ マチカネニホンバレ (シンボリクリスエス×Deputy Minister) 父のシンボリクリスエスは自身の母父であるボールドルーラー(BR)系の影響が強く、産駒もダートでは米国型に出ることが多いです。 当馬は母父にヴァイスリージェント(VR)系を持ち、サクセスブロッケンと似た血統構成です。 米国型のエルムSで重賞制覇し、日本型になった一昨年の武蔵野Sは圏内を外しています。 |
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201101201800 |
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