展望ポイント
『一気に欧州化した馬場~魅力の穴馬と危険な人気馬』
『持続力タイプの
サンデーサイレンス(SS)系』
『トーセンジョーダンとコスモファントムの不安要素』
展望その1は
こちら展望その2は
こちら
◎
サンライズベガ (
アドマイヤベガ×
Theatrical)
アドマイヤベガ産駒はインテレット・ブラックアルタイル・トウショウシロッコと複数の激走馬を出しています。
サンデーサイレンス(SS)系×
ヌレイエフ(NV)系もこのレース向きの持続力配合です。
加えて母母父と母母母父が
ボールドルーラー(BR)系で、
サンデーサイレンス(SS)系の中ではかなり持続力に特化したタイプです。
前走のアイルランドトロフィーはスローの瞬発力勝負で、この馬にとってはノーチャンスなので度外視できます。
昨秋のオールカマーで本命にし僅差の惜しい4着でしたが、1~3着の実績上位馬にも適性があったので仕方ありません。
ペースがしっかり流れて瞬発力勝負にならなければ、好勝負になるはずです。
○
ネヴァブション (
マーベラスサンデー×
Mill Reef)
父の
マーベラスサンデーは当馬以外でも、シルクフェイマスでこのレースを制しています。
母父の
ネヴァーベンド(NB)系との配合共々、持続力型でこのレースにぴったりです。
気性面に難がある馬で怖さはありますが、適性的にこれ以上落とせません。
▲
ダンスインザモア (
ダンスインザダーク×
リヴリア)
サンデーサイレンス(SS)系×
ネヴァーベンド(NB)系の配合は対抗馬と同じです。
父の
ダンスインザダークも持続力型です。
前が速くなって展開利があればですね。
◎5 サンライズベガ
○2 ネヴァブション
▲10 ダンスインザモア
今回は敢えて印を3頭だけにしました。
相手が抜けることを考慮して、単複・ワイドもしっかり押さえます。
なお展望その1で取り上げた先週の芝の傾向からの狙いですが、傾向は先週のみだったようで今週の土曜日は全くの不発でした。
よって
ミヤビランベリ・
アサティスボーイは狙えません。
<無印馬>
3
コスモファントム (
Stephen Got Even×
Paris House)
このレースは基本的に12秒台前半のラップがずっと続く流れになることが多く、当馬が走った過去の重賞はこの流れとは正反対と言ってもいいレースばかりです。
ラジオNIKKEI杯2歳S、京都新聞杯、中日新聞杯、中山金杯と、スローもしくは中盤が大きく緩み、上がり3ハロンないし4ハロンに11秒台が続くというラップです。
この馬に自分向きの流れを作る能力があるのか、ツキがあるのかは分かりませんが、当馬が出走するとこのペースになりやすいのは怖い材料です。
ただペースがしっかり流れれば不安があるということは確かで、この人気なら消して勝負をします。
4
マルカボルト (
ネオユニヴァース×
ノーザンテースト)
サンデーサイレンス(SS)系×
ノーザンテーストという持続力型で悪くありません。
ただこの配合は阪神の芝2000m重賞のほうがより良いです。
今回は思いのほか人気でもあり、その条件に出てくるまで待ちます。
6
トーセンジョーダン (
ジャングルポケット×
ノーザンテースト)
父グレイソヴリン(GS)系の過去成績は、
サンデーサイレンス(SS)系と比べて劣ります。
近年は出走馬がいないので判断が難しいですが、期待値は高くないとみます。
ジャングルポケット産駒のこのコースでの成績もよくありません。
今年は向いた馬が少ないので、敢えて無印にしなくてもいいかとは思いますが。