『芝マイルG1実績』
このレースの血統的なポイントは、基本的にはダートを主戦場とするものの、芝マイルG1でも好走できるようなスピードも併せ持つことです。
ダートのほうが勝利数が多い半面、芝G1馬も出せる種牡馬を父に持ち、母方が米国出身の血統という組み合わせの好走馬が多く見られます。
つまり芝ダート兼用血統が狙いになります。
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アフリート05年 2着(5人気) オルレアン
07年 1着(2人気) サウンドザビーチ
桜花賞勝ち馬プリモディーネを輩出
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ティンバーカントリー07年 2着(1人気) トーセンジョウオー
朝日杯FS勝ち馬アドマイヤドンを輩出
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エンドスウィープ07年 3着(7人気) クリムゾンルージュ
桜花賞、NHKマイルC勝ち馬ラインクラフトを輩出
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エルコンドルパサー08年 1着(6人気) ラピッドオレンジ
自身がNHKマイルC勝ち馬
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フジキセキ10年 2着(3人気) ウェディングフジコ
NHKマイルC勝ち馬ダノンシャンティを輩出
Vマイル勝ち馬コイウタ、エイジアンウインズを輩出
自身が朝日杯勝ち馬
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クロフネ10年 1着(1人気) ユキチャン
朝日杯FS勝ち馬フサイチリシャールを輩出
自身がNHKマイルC勝ち馬
エルコンドルパサーと
フジキセキは芝のほうが勝利数が多いですが、それぞれの系統の中ではかなり芝とダートの割合が拮抗している種牡馬で、ダートG1馬も出しています。
日本で芝ダート兼用血統の代名詞と言えるのが、上の
クロフネのグループである
ヴァイスリージェント(VR)系です。
04年・05年連覇のレマーズガール、06年の覇者グラッブユアハートが父に、05年3着のジーナフォンテンが母父にこの血を持ちます。
レマーズガールの父である
Defrereは、NHKマイルC2着馬トーヨーデヘアを出した
デヒアの全弟です。
日本での産駒は同馬だけですが、芝G1級のポテンシャルはあったのかもしれません。
◎
ブラボーデイジー (
クロフネ×
サンデーサイレンス)
上で取り上げた
ヴァイスリージェント(VR)系の
クロフネ産駒で、母系も米国出身です。
自身もVマイルで2着しています。
出遅れが怖いですが、ちゃんと出てくれるように祈るしかありません。
○
ミラクルレジェンド (
フジキセキ×
Awesome Again)
フジキセキ産駒で、母父が
ヴァイスリージェント(VR)系です。
母系も米国で実績があります。
本命にしたレパードSでは
ヴァイスリージェント(VR)系の傾向を生かして勝利しています。
人気ですが隙は見当たりません。
▲
シンメイフジ (
フジキセキ×
ティンバーカントリー)
上記2種牡馬が父と母父となる配合で、祖母のシンコウラブリイもマイルCSの勝ち馬です。
血統適性は充分で、長期休み明けの状態面だけかと思います。
△
ラヴェリータ (
Unbridled's Song×
Gone West)
父はNHKマイルC2着馬アグネスソニックを輩出しています。
ただ上位3頭とはちょっと差を付けます。
◎6 ブラボーデイジー
○10 ミラクルレジェンド
▲2 シンメイフジ
△13
<無印馬>
15
ザッハーマイン (
Mineshaft×
Gone West)
父は
ボールドルーラー(BR)系で、カジノドライヴを出しましたが中央芝は未勝利です。
米国型が来ているレースなので若干怖いですが、今回のポイントには合いません。