『圧倒的に強い
父サンデーサイレンス(SS)系』
この時期に移ってから過去10年の佐賀記念では、
父サンデーサイレンス(SS)系がなんと9勝をあげています。
通常ここまで偏りが出るのは相当に稀で、かなりの適性があると考えられます。
この系統ならすべて許容されるのかもしれませんが、もう少し入り込んで考えてきたいと思います。
・01年/02年 1着
ミツアキサイレンスエイシンサンディ産駒⇒セイクリムズン(カペラS・根岸S)
・03年 1着
エアピエールフジキセキ産駒⇒カネヒキリ(JCD・フェブラリーSなど)
・05年 1着
マルブツトップダンスインザダーク産駒⇒インタータイヨウ/ダークメッセージ
・06年 1着
マイネルボウノットバブルガムフェロー産駒⇒アッパレアッパレ(名古屋G)/アーリーロブスト
・06年 2着
ドンクールジェニュイン産駒⇒ブイロッキー
・07年 1着
サイレントディールサンデーサイレンス産駒・08年 1着
チャンストウライブラックタキシード産駒・09年 1着
スマートファルコンゴールドアリュール産駒⇒エスポワールシチー(JCD・フェブラリーSなど)
・10年 1着
ラッシュストリートマーベラスサンデー産駒⇒ラヴァリーフリッグ(マリーンC)/サイレンスボーイ
過去に好走した
サンデーサイレンス(SS)系の種牡馬は、産駒に中央・交流ダート重賞勝ちがあるか、中央ダート重賞で馬券圏内に入った馬がいることが多いです。
ブラックタキシードも地方の新種牡馬ランキングで1位となるなど、ダートでの活躍馬を多く出しています。
ダート色が弱い
ダンスインザダークでも、母系によってはダート馬が出ています。
◎
グランシュヴァリエ (
タヤスツヨシ×
マルゼンスキー)
タヤスツヨシからは、マンオブパーサー(ダービーG)、ナスダックパワー(ユニコーンS)、ディーエスサンダー(マーキュリーC)が出ています。
南部杯3着からも、適性で食い込める余地はあるとみます。
○
アドマイヤスバル (
アドマイヤボス×
Generous)
アドマイヤボスは兄の
アドマイヤベガの産駒も含めても、当馬くらいしかダートの重賞級がいません。
ただ
父サンデーサイレンス(SS)系だけで解決する可能性もあり、本命馬と同配合でもあるので対抗には置きます。
▲
マカニビスティー (
ゼンノロブロイ×
ブライアンズタイム)
ゼンノロブロイからはマグニフィカ(ジャパンDダービー)が出ています。
近親にサクセスブロッケンがいます。
△も
父サンデーサイレンス(SS)系の3頭で穴狙いです。
◎8 グランシュヴァリエ
○9 アドマイヤスバル
▲3 マカニビスティー
△2 11 6
<無印馬>
1
マイネルアワグラス (
ブライアンズタイム×
Zabeel)
ブライアンズタイム(BT)系は08年に1人気で3着のマコトスパルビエロ以外に圏内がありません。
5
メテオロロジスト (
Golden Missile×
Storm Cat)
サンデーサイレンス(SS)系の強いレースで、米国色の強い
ボールドルーラー(BR)系×
ストームキャットの可能性は未知数です。
降雨による馬場状態がやや微妙で、渋るとこの馬に味方する可能性もありますが。