プレイを中心にレースが流れそうですが、折り合いに不安を抱える馬が多い少頭数のメンバー構成、弥生賞の過去の流れから、スローペースに決め打ちます。
今年は展望のポイントをやや瞬発力勝負寄りにシフトして、予想を組みます。
それに加え、土曜の血統傾向を見て、展望でふれなかった馬を本命に据えました。
◎
トーセンマルス (
ジャングルポケット×
エルコンドルパサー)
父・母父ともに欧州色の強い血統です。
エルコンドルパサーにこのレースでポイントの
サドラーズウェルズ(SW)系が入っており、
Nureyevの3×5のクロスもあります。
これだけだと重過ぎますが、当馬は母母父が
サンデーサイレンスで、瞬発力も持っています。
ベガを出したアンティックヴァリューの牝系は
トニービンとの相性が非常によく、父の
ジャングルポケットもこれを満たします。
また土曜の中山芝1800mでは、当馬と同じ
グレイソヴリン(GS)系と
サンデーサイレンス(SS)系を持つ馬が、5レースで1~3着を独占、10Rでも昨年のこのレースの3着馬ダイワファルコンが楽勝しました。
さらにこれと重複する傾向ですが、土曜の中山芝1600~1800mで、
母父サンデーサイレンスが3-2-1-4と軒並み走っていました。
当馬は母母父ですが、その瞬発力の要素は荒削りの走りの中にも感じます。
一昨年3着のモエレエキスパートも母母父でした。
過去3走の、スタート難に加え、折り合い面の難しさ、初コースと、まともに走れない可能性もかなりありますが、今年はどの馬も同じような不安があり、絶対的な存在が不在です。
開催傾向も向いてきており、明日も同様の傾向が続けば面白い狙いになるとみます。
○
プレイ (
ロックオブジブラルタル×
サンデーサイレンス)
母父サンデーサイレンスで、このレースを勝っているアドマイヤムーンの半弟です。
父も欧州色の強い
ダンチヒ(DZ)系です。
▲
デボネア (
アグネスタキオン×
Singspiel)
サンデーサイレンス(SS)系×
サドラーズウェルズ(SW)系で、
Haloの3×4のクロスを持っています。
△
ターゲットマシン (
ディープインパクト×
Titus Livius)
母は米国馬ですが、
サンデーサイレンス(SS)系に
Machiavellianが掛けられて、
Haloのクロスが出来るのはここ2年の勝ち馬と同じです。
◎8 トーセンマルス
○3 プレイ
▲4 デボネア
△9 6 2 10
・無印馬
5
オールアズワン (
ネオユニヴァース×
ナリタブライアン)
ネオユニヴァースはここ2年の勝ち馬を出しています。
ただ当馬は母系の欧州色がなく、
Haloのクロスもありません。
サンデーサイレンス(SS)系×
ブライアンズタイム(BT)系は、基本的には瞬発力に乏しい配合で、今回想定のスローペースになれば不安があります。