【中山牝馬S】の血統データから傾向を見ていきます。
『ペースと
グレイソヴリン(GS)系』
中山牝馬Sの血統データ(8年分)

『ペースと
グレイソヴリン(GS)系』
昨年は
グレイソヴリン(GS)系を持つ馬の1~3着独占でした。
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ニシノブルームーン (
タニノギムレット×
Alzao) 1着(4人気)
タニノギムレットは母父が
グレイソヴリン(GS)系で、この影響が強い種牡馬です。
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ウェディングフジコ (
フジキセキ×
トニービン) 2着(8人気)
母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
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チェレブリタ (
ブラックホーク×
アンバーシャダイ) 3着(9人気)
母母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
03年もこの系統がワンツーしています。
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レディパステル (
トニービン×
Blushing Groom) 1着(3人気)
父が
グレイソヴリン(GS)系です。
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テンエイウイング (
ビワハヤヒデ×
ブライアンズタイム) 2着(14人気)
父が
グレイソヴリン(GS)系です。
この2年に共通するのが、前半のペースが速めに流れたことです。
前半1000通過がともに58.6秒でした。
その他の年ではそれほど目立たないので、ハイペースが傾向発動のひとつの条件となりそうです。
また、今開催の中山芝1800mでも、
グレイソヴリン(GS)系を持つ馬がよく走っています。
先週の3レースで全3勝をあげるなど、通算で3着以内馬を6頭出しています。
こちらはスローペースのレースが多く、
サンデーサイレンス(SS)系を併せ持つ馬がそのうち5頭を占めます。
以上より、出走馬を見ていきます。
今年のペースですが、先行馬が多いメンバーです。
それほど速いペースで行く馬はおらず、数が多いからハイペースになるというものでもないですが、速くなる可能性はあります。
以下の中から、ペースにあった馬を選ぶことになると思います。
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アプリコットフィズ (
ジャングルポケット×
サンデーサイレンス)
父が
グレイソヴリン(GS)系です。
クイーンCやフェアリーSなどで、この系統の傾向を反映したことがあります。
母父サンデーサイレンスが生きるかどうかです。
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ギンザボナンザ (
ゼンノロブロイ×
トニービン)
母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
この系統の傾向を反映したこともあります。
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ダイワジャンヌ (
タニノギムレット×
Dehere)
タニノギムレット産駒です。
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ブロードストリート (
アグネスタキオン×
Cozzene)
母父が
グレイソヴリン(GS)系です。
ローズSで、この系統の傾向を反映したことがあります。
リビアーモは母が
サクラバクシンオーの全妹のせいか、2年続けて圏外のため、除外しました。