『芝変わりで激走しやすい血統』
今年は阪神開催のため、過去のデータが使えません。
よって阪神芝1200mの特徴をつかむことが大切です。
改修後の同コースの成績を見ていきます。
集計期間:2006.12. 9 ~ 2011. 2.26
着度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
15-09-08-72/104 14.2% 22.6% 30.2% 163 125
サクラバクシンオー08-05-03-35/051 15.7% 25.5% 31.4% 188 146
父ヴァイスリージェント(VR)系サクラバクシンオーは芝1200m全般で強いですが、回収値の優秀さを見てもこのコースは得意といえます。
それを上回る数字を残しているのが、
父ヴァイスリージェント(VR)系です。
阪神を除く他場の芝1200mの合計では、すべての数値で
サクラバクシンオーが上回るため、阪神での
父ヴァイスリージェント(VR)系の強さが目立ちます。
フィリーズレビューの展望でもふれましたが、阪神芝1200mや芝1400mはダート色が強いのがポイントです。
芝ダート兼用血統が走りやすく、ダートっぽい芝が得意な
ヴァイスリージェント(VR)系が好成績なのも頷けます。
特に馬券的な狙い目になるのが、ダートを中心に使われてきた馬の芝変わりです。
これは
父ヴァイスリージェント(VR)系の中でも、
母父ノーザンダンサー(ND)系との配合馬に顕著です。
代表馬をあげると、
スリープレスナイト・サンアディユ・ウエスタンダンサー・ベストロケーション・マイネルヨース・サングレアズール・アタゴタイショウ、などです。
ダートで階段を上った後、芝路線に切り替えて重賞で好走するケースが多く見られます。
その際、
サンアディユのセントウルS、
ウエスタンダンサーの仲秋特別、
サングレアズールの六甲アイランドS、など阪神芝1200mや芝1400mでの人気薄激走が目立ちます。
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ウッドシップ (
クロフネ×
Danzig)
ヴァイスリージェント(VR)系×
ノーザンダンサー(ND)系です。
ダートで2勝をあげての芝変わりです。