【京都記念】展望その1
過去の京都記念の血統データから、好走血統を見ていきます。

過去10年で4頭の勝ち馬を出している、
父グレイソヴリン(GS)系が傑出しています。
そもそもこのレースは
グレイソヴリン(GS)系の根幹系統である
父ナスルーラ(NL)系に相性がいいレースです。近年は出走数が減っていますが、データ外の99年以前は95年から99年にかけて5連覇しており、
サンデーサイレンス(SS)系が全盛の時代には珍しいレースです。
GS系に代表されますが、とくに
欧州型NL系である
レッドゴッド(RG)系・
ネヴァーベンド(NB)系もこのレース歴代の好走血統です。
また
父ノーザンダンサー(ND)系は、人気馬の出走が少ないのであまり目立ちませんが、
欧州型ND系を中心にまずまずの成績を収めています。
欧州型の血統が走るレースなので、
サンデーサイレンス(SS)系はあまりいい成績を残せていません。SS直子は1勝のみでなかなか勝ちきれませんでしたし、
ダンスインザダーク(DD)産駒も不調です。昨年はSS系の1-3着独占でしたが、出走馬の大半がSS系だったことと、SS系が得意なスローペースの瞬発力勝負になった影響で例外と考えます。ちなみに同じ
ターントゥー(TT)系の
父ブライアンズタイム(BT)系も不調です。
以上を踏まえて今年の登録馬を見ていきます。
父ナスルーラ(NL)系は1頭のみで、最も適性の高い
グレイソヴリン(GS)系の
タスカータソルテです。しかも当馬は
母父ノーザンテースト(NT)で、この配合は2頭の出走で2勝しています。
父欧州型ND系は、
リファール(LP)系の
カワカミプリンセス・
アサクサキングスですが、
母父サンデーサイレンス(SS)のアサクサキングスよりカワカミプリンセスが上位です。
父SS系は評価を下げたいと思います。
明日は過去の京都記念から、ペースについて考察します。
グレイソヴリン(GS)系に代表される
父ナスルーラ(NL)系好走の要因は、このレース特有のペースにあると見ています。不安点として昨年のようなスローペースになるのではという見方もあると思いますが、今年はある根拠をもって往年のこのレースのペースになると踏んでいます。それも含めて、明日更新いたします。
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