【フェブラリーS】展望
過去のフェブラリーSの血統データから、好走血統を見ていきます。

では大系統ごとに分析していきます。
改修後の過去5年において、1人気の4勝、3人気以内の上位人気馬で8連対と、血統的向き不向きを論じるのがやや難しいレースですが、大系統ごとに特徴があります。
ターントゥ(TT)系では、
ヘイロー(HL)~サンデー(SS)系のラインの信頼性が高く、
父ロベルト(RO)系は不振です。
RO系ブライアンズタイム(BT)のダート代表産駒であるタイムパラドックスも馬券になれてませんし、昨年阪神で行われたJCDで2着に食い込んだメイショウトウコンも、2年連続大敗しています。阪神D1800は
BTの庭のようなもので、これに対しフェブラリーSは
BTの鬼門と言えそうです。
TT系からはカネヒキリ、エスポワールシチーが有力でしょう。
ノーザンダンサー(ND)系では、近年米国型の
ストームバード(SB)系が3連対していますが、改修前に4連対した
トップサイダー(TP)系やフサイチコンコルドの
ニジンスキー(NJ)系などのように、
欧州型ND系に妙味を見出したいです。そこで注目できるのは
NJ系のヒシカツリーダーです。不安点は、当重賞は距離短縮組が良績で、根岸S組の好走が少ないところです。また、この馬自身、短距離路線に転じて成功したといえ、東京D1600のタフなコースで、末脚を持続できるかは微妙なところです。ただ、同じくフサイチコンコルド産駒のブルーコンコルドも5歳時に連勝し始め、その時期はD1400mが主戦場、そしてGⅠ勝ちは1600mが主でした。イメージが重なる部分はあります。
ミスプロ(MP)系では、ティンバーカントリーやエルコンドルパサーなど、信頼のおける父は中距離以上で活躍するタイプでしょう。ヴァーミリアンは当然に評価します。
しかし、
馬券の肝は3着に突っ込む人気薄のMP系かと思います。過去5年、
MP系から11、9、9、6人気の3着馬が出ていますが、芝のレースかと見紛うほどのラップで、
MP系の「誰か」が激走するのです。ガリガリとスタミナを削りあう典型の中山D1200でも、穴をあける馬の半分以上は
MP系ですし、
MP系のこのような性質に注目したいと思います。
推奨したいのはキクノサリーレ。
ジェイドロバリー×
ネヴァーベンド(NB)系の配合で、少し古いですが98年に10人気3着しています。また、07年に9人気3着したビッググラスも
MP系×
NB系配合です。ジェイドロバリー産駒だけに、種牡馬の格からしてGⅠでの連対は厳しいですが、10人気3着なんていう結果は、あると思います。
ナスルーラ(NL)系からは、過去11年、馬券対象馬が出ていません。
ボールドルーラー(BR)系のカジノドライヴ、そしてカジノと擬似同配合であるサクセスブロッケン(
父母父BR、
母母父VRの影響が強いと考えます)には厳しそうです。
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