【新潟大賞典】の血統データから傾向を見ていきます。
『
セントサイモン(ST)系・
ハンプトン(HP)系・
ボールドルーラー(BR)系』
新潟大賞典の血統データ(9年分)

『
セントサイモン(ST)系・
ハンプトン(HP)系・
ボールドルーラー(BR)系』
このレースは主要4系(父・母父・父母父・母母父)に3つの好走血統があります。
対象馬が多いので、人気薄激走馬を中心に拾っていきます。
1.
セントサイモン(ST)系05年 3着 プライマリーケア(14人気)
母父ビンゴガルー/
母母父カブラヤオー08年 2着 マンハッタンスカイ(6人気)
母父Go for Gin/
父母父Law Society歴代の勝ち馬では、ダンツフレーム(父母父)・マイネルアムンゼン(母母父)・オースミグラスワン(母母父)・ブライトトゥモロー(父母父)・ゴールデンダリア(父母父・母母父)がこの血を持っていました。
2.
ハンプトン(HP)系04年 3着 スーパージーン(5人気)
父サッカーボーイ05年 3着 プライマリーケア(14人気)
父母父シャトーゲイ06年 3着 エルカミーノ(15人気)
母母父Dike06年 4着 シェイクマイハート(14人気)
母父デイクタスその他では、03年2人2着のタフネススター(母母父)・06年11人2着のカナハラドラゴン(母母父)などが該当します。
3.
ボールドルーラー(BR)系04年 3着 スーパージーン(5人気)
母父パーシャンボーイ06年 3着 エルカミーノ(15人気)
母父Slew'o Gold06年 4着 シェイクマイハート(14人気)
母母父ボールドアンドエイブルその他では、07年11人3着のヴィータローザ(母母父)などが該当します。
もちろんこの3つの血を主要4系に持つ馬は多く、敗退馬にもこの条件を満たす馬はいます。
ただこれらの血を2つ以上(2本以上)併せ持つ馬は、上記のように安定して好走しています。
上がりが極端に速くなることが多いレースですが、瞬発力だけに注目するわけにはいきません。
上記の3つの好走血統は、1・2がスタミナを、3が持続力を補完する血です。
このことからも、速い上がりに対応するには、速い脚を持続する潜在的なスタミナも必要と言えます。
上記の激走馬は非サンデーサイレンス(SS)系の馬がほとんどで、近走はむしろ速い上がりに対応できていなかった馬が多いです。
サンデーサイレンス(SS)系から取るにしても、あまりキレないタイプのほうが狙い目です。
新潟の外回りは瞬発力がない馬でも速い上がりが出せるコースなので、穴は近走キレ負けしているようなスタミナタイプから出やすいと言えます。
今年の出走馬でこれらの血を2つ以上(2本以上)持つのは、既に好走がある
マンハッタンスカイ以外では1頭だけです。
・
キタサンアミーゴ (
フジキセキ×
トニービン)
父母父に
セントサイモン(ST)系、母母父に
ボールドルーラー(BR)系を持ちます。
同じ父と母父の組み合わせではフィールドベアーが、
サンデーサイレンス(SS)系と
グレイソヴリン(GS)系を持つ馬と広げてもニホンピロレガーロ・セイクリッドバレーが走っています。
また当馬は母母母父が
ノーザンテーストで、昨年の1・2着馬であるゴールデンダリア・セイクリッドバレーとは
フジキセキと
ノーザンテーストを併せ持つ共通点もあります。