【クイーンC】展望
過去のクイーンCの血統データから、好走血統を見ていきます。

改修後の過去5年で、
サンデー(SS)系又は
母父サンデーの馬が8連対しています。しかし、近年の牝馬重賞は
SS系の馬の出走が多く、クイーンCでも毎年6~11頭の出走馬が
SSの血を持っていますので、どのようなSS系産駒が好走するのかを考察したいと思います。
まず、04年1着のダイワエルシエーロはオークス馬です。オークスでは、SSらしい瞬発力を身上とするアドマイヤグルーヴやダンスインザムードが敗退しています(SSらしさを語る上で、天皇賞・秋での好走を背景としています)。これに対し、オークスで好走したスティルインラヴやエアメサイアは、SS産駒の苦手な秋華賞を制しています。このことから、オークス同様、
キレすぎるSS系はクイーンCに向かないと考えることができます。
また、06年6人気2着のアサヒライジングにも注目したいと思います。この馬もオークスで7人気3着、秋華賞で5人気2着とSS産駒の向かない重賞で好走しました。さらに、アサヒライジングの唯一の重賞取りとなった札幌T1800のクイーンSにもヒントがありそうです。クイーンSで2年連続激走したレクレドールは、
SS×
ディクタス系の配合です。この配合は、福島T1800の福島牝馬Sにてフラッグシップやマイネカンナなどの好走馬を出しています。札幌T1800や福島T1800などのローカル中距離で活躍できるSS系となると、やはりSSらしい瞬発力を身上とする馬ではなく、
地味系のSS系に妙味ありと言えそうです。
そうなると、人気2頭のダノンベルベールとミクロコスモスはどちらのタイプと判断するかがポイントとなりそうです。その点も含めて、明日の予想記事では、キレ味2級の地味系のSS系推奨馬を挙げたいと思います。
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