【札幌記念】
洋芝適性は問われるものの、欧州血統の重要度は先週のクイーンSと比べて低いレースです。
スローペースの年を除けば、持続力が高い血がポイントになっています。
よって瞬発力の
サンデーサイレンス(SS)系に、
グレイソヴリン(GS)系・
ノーザンテースト(NT)系・
ボールドルーラー(BR)系などで持続力が付加された配合が本線です。
今年はメンバー的にスローになるリスクも当然ありますが、ローカルの芝重賞でスローに張っても旨くないので、ペースは天に祈ります。
◎
ネオヴァンドーム (
ネオユニヴァース×
トニービン)
当馬の母は08年の勝ち馬タスカータソルテの姉で、
グレイソヴリン(GS)系~
ノーザンテースト~
ボールドルーラー(BR)系と、近年のこのレースの好走血統が網羅されています。
きさらぎ賞でも本命に推しましたが、このレースも
グレイソヴリン(GS)系・ボールドルーラー(BR)系が重要なレースで、適性の反映能力は証明されています。
また父の
ネオユニヴァースも
サンデーサイレンス×
エタン(AN)系の配合で、産駒も持続力に寄ったタイプが多いのが特徴で、このレースでも昨年ロジユニヴァースが2着しています。
グレイソヴリン(GS)系が走りやすい今の馬場も、もちろんプラスです。
◎9 ネオヴァンドーム
○4 カリバーン
▲2 アクシオン
△10 3 13 7
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【レパードS】
過去2年の同レースと、同コースで行われた09年のエルムSを参考にします。
サンプルは3レースですが、血統傾向はしっかり出ており、ポイントは大きく2つです。
トランセンド <
父ワイルドラッシュ/近親にサクラサニーオー>
スーニ <
父ヴァイスリージェント(VR)系/3代母がファンシミンの半妹>
マチカネニホンバレ <
母父ヴァイスリージェント(VR)系/近親にマチカネキンノホシ>
ネイキッド <
父ヴァイスリージェント(VR)系/近親にナリタブライアン>
クリールパッション <
父ワイルドラッシュ/祖母がブライアンズタイムの全姉>
ミラクルレジェンド <
母父ヴァイスリージェント(VR)系/母がMiesqueの近親>
グリッターウイング <
父ヴァイスリージェント(VR)系/近親にスズカマンボ>
まず一点は父か母父が
ヴァイスリージェント(VR)系または
ワイルドラッシュ産駒であることで、もう一点は母系に芝G1級の血統を持つことです。
おそらく新潟コース特有の傾向ですが、米国的なダートのパワーに加え芝のスタミナ要素が問われるといえそうです。
今年は
ワイルドラッシュ産駒はいないので、4頭いる
ヴァイスリージェント(VR)系から入って差異を付けていきます。
◎
ダートムーア (
クロフネ×
トニービン)
ヴァイスリージェント(VR)系の
クロフネ産駒です。
母はエアグルーヴの全妹で、一族の芝G1実績では当馬が抜けています。
全兄のフラムドパシオンも東京のダート1600mやドバイなど、芝要素が強いダートでより力を出せていました。
過去好走した
ワイルドラッシュ産駒の2頭も母父が
トニービンです。
今までにない条件で、能力全開を期待します。
◎4 ダートムーア
○5 タカオノボル
▲7 ボレアス
△9 3 6 12
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