【セントライト記念】
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)を併せ持った馬が非常に強いレースで、勝ち馬だけでもローゼンカバリー・キングストレイル・トーセンシャナオー・ナカヤマフェスタ・クォークスターを出しています。
サンデーサイレンス(SS)系の中では、持続力に偏ったタイプが狙い目になります。
その他では
グレイソヴリン(GS)系・
サドラーズウェルズ(SW)系・
ミスタープロスペクター(MP)系といったあたりの重要度が低いのがポイントです。
グレイソヴリン(GS)系は特に父系で壊滅的で、この系統の色合いが強いセイクリッドバレー・フォゲッタブルが圏内に入れたというのは、2頭がともに持つ
サンデーサイレンス(SS)系と
ノーザンテースト(NT)の強さを逆に表しているのかもしれません。
◎
マイネルメダリスト (
ステイゴールド×
アサティス)
ステイゴールドは父が
サンデーサイレンス、母母父が
ノーザンテースト(NT)のという配合です。
この組み合わせの傾向が出ているレースでは、同馬の産駒も連動して走ります。
過去のこのレースではナカヤマフェスタが勝利、母父が
サドラーズウェルズ(SW)系のテンシノゴールドでも、9人気で3着とクビ差の4着と好走しています。
出走はこの2頭だけですが、印象としてはかなり強いです。
また昨年前述のクォークスターのハナ差2着したヤマニンエルブは、父の
サッカーボーイが
ステイゴールドの母の全兄でもあり、この予測を後押ししてくれます。
当馬の
アサティス~
ヴェンチアという母系は正直確証は持てません。
ただ
ステイゴールドは
サンデーサイレンス(SS)系種牡馬の中では、こうしたダート色が強くていい意味で洒落ていない泥臭い母系との相性がいいとは思います。
また当馬のような在来牝系出身の活躍馬も多く、地味でも渋い配合とみて狙ってみます。
○には同じ
ステイゴールド産駒の
フェイトフルウォーを推します。
▲には中山芝のレースでは
サンデーサイレンス(SS)系&
ノーザンテースト(NT)の傾向と連動する、
サンデーサイレンス(SS)系×
ボールドルーラー(BR)系の
トウシンイーグルとし、ここまでが高評価です。
上位人気が予想される
トーセンラーは母系が
ミスタープロスペクター(MP)系~
サドラーズウェルズ(SW)系の
サンデーサイレンス(SS)系で、昨年人気敗退のゲシュタルトと同じ配合という危険要素があります。
サダムパテックは母系が
フェアリーキング(FK)系~
ミスタープロスペクター(MP)系の
サンデーサイレンス(SS)系で、
フェアリーキングは
サドラーズウェルズの全兄弟のため、同様に不安要素を孕みます。
ベルシャザールは
キングカメハメハ×
サンデーサイレンスという配合馬の中ではそれほど瞬発力によったタイプではないものの、期待値的には疑問が残ります。
以上より上位人気馬に隙があり、印上位3頭の評価が高いため、今回は敢えて印は3頭だけとします。
手広く構えるのもありですが、3頭中心の馬券を厚く買い、上位人気馬に来れられても、1頭までなら単複・ワイドで拾って、期待値が高くなるように取ります。
スローになると難しいですが、今年の京成杯のような流れになれば、いい狙いになってくれるとみます。
◎15 マイネルメダリスト
○11 フェイトフルウォー
▲16 トウシンイーグル
【ローズS】
阪神の芝1800mは道中のペースによって、問われる適性が大きく変わってしまうコースです。
基本的に
サンデーサイレンス(SS)系が強い条件ですが、その中でもペースが速くなれば持続力が、遅くなれば瞬発力がより要求されます。
今年は明確な逃げ馬が存在しないため、スローのほうに決め打ちます。
◎
メデタシ (
ディープインパクト×
クロフネ)
サンデーサイレンス(SS)系×
ヴァイスリージェント(VR)系です。
ゆったりしたペースだった昨年のレースで勝利したアニメイトバイオと同じ配合です。
芝ダート兼用血統ですが、芝を走る馬は基本的にスローの瞬発力勝負を得意とします。
瞬発力勝負になった先日の新潟2歳Sを制したモンストールもこの配合でした。
この馬自身としては距離は1f長いので、流れたらスタミナが足らないはずです。
ただ想定した遅い流れなら、許容できる範囲と見ます。
◎13 メデタシ
○8 ホエールキャプチャ
▲12 ビッグスマイル
△2 11 14 9