【スプリンターズS】
外国馬が強いレースで、日本馬のこのカテゴリーでの層の薄さがよく指摘されます。
ただ過去の高松宮記念で外国馬に出走があったとしても、このような結果には成り得なかったと思います。
つまりこのレースは日本的な血統要素が薄いレースということです。
かわりに強いのが豪州・欧州血統で、最後の直線でのスタミナが要求される度合いが強い傾向にあります。
ただもちろんスピードも要求され、ダート的なパワーで速力を生み出す米国血統も併せ持つ馬が理想的です。
◎
トウカイミステリー (
キングカメハメハ×
Green Forest)
上記の欧州要素・米国要素が上手く絡み合うのが、欧州芝に馴染みのある
ミスタープロスペクター(MP)系の血です。
過去では
ダミスター~
Celtic Swingが親子2代でトロットスター・Takeover Targetと勝ち馬を出し、Silent Witnessの
El Moxieも近親に欧州のキー血統がいます。
アストンマーチャン・カノヤザクラの母父の
Woodman、ダッシャーゴーゴーの母父の
Miswakiも同様です。
当馬の父である
キングカメハメハはその中でも欧州で最も成功した
キングマンボ(KG)系で、母父の
Last Tycoonは欧州血統で豪州でもリーディングサイアーを獲得した実績があります。
母父は
ハンプトン(HP)系で、これか
セントサイモン(ST)系を持つ
ミスタープロスペクター(MP)系も過去に活躍しています。
以上と同じ父系、母母父が
マッチェム(MC)系で米国要素がアクセントになっていることまで含めて、3着と4着があるアイルラヴァゲインに似たものを感じます。
北九州記念でも本命にしましたが、G1でも複勝圏の穴くらいの期待は持てそうです。
◎11 トウカイミステリー
○1 ラッキーナイン
▲14 エーシンヴァーゴウ
△5 13 10 8
次7 6 16