【エリザベス女王杯】
ノーザンダンサー(ND)系を中心に欧州色が強めで、ダート要素は薄く、
サンデーサイレンス(SS)系では瞬発力よりも持続力に重点を置きたいレースです。
◎
グルヴェイグ (
ディープインパクト×
トニービン)
半姉がこのレースを連覇したアドマイヤグルーヴです。
グレイソヴリン(GS)系~
ノーザンテーストと続く母系が、父系の
サンデーサイレンス(SS)系に持続力を補完しています。
同じく半姉で、母系の特徴を引き出しやすい
クロフネを父に持つポルトフィーノが、空馬ではあるものの先頭でゴールしたのは、この母系のこのレースへの適性を物語っていると感じます。
エアグルーヴの仔はそもそも京都芝巧者が多いですが、当馬はその中でもこのコースへの適性が最もあるとみます。
父の
ディープインパクトが最も高いパフォーマンスをしたのは京都芝だと思いますし、産駒も淀のターフで最多の41勝をあげています。
ディープインパクトの母父である
リファール(LP)系も過去に複数の好走があり、父の欧州色の強さはこのレース向きです。
このレースへの適性だけなら母はもちろん、連覇した姉をも凌ぐ可能性まであるとみます。
1000万条件馬を狙うのは確かにどうかと思いますが、前2走は勝ち馬を中心にこのクラスではレベルの高いメンバーでした。
兄弟を見ても3歳春には間に合わない馬が多く、本格化は3歳秋以降なので、一戦毎の上積みも大きいでしょう。
まあわかりやすく工夫もない単純な予想なので、血統派がわざわざ強調するような馬ではないと笑われてしまいそうですが、それを承知で馬鹿になってみたいと思わせる血統です。
◎16 グルヴェイグ
○11 ブロードストリート
▲2 イタリアンレッド
△8 1 14 18 15
【武蔵野S】
父か母父に
ミスタープロスペクター(MP)系を持つ馬に相性がよいレースで、
母父サンデーサイレンスで圏内の2頭も母母父にこの系統を持っていました。
ただ米国ダート血統に特化した馬は苦しく、日本の芝向きのスタミナを併せ持つ馬が狙いです。
◎
オオトリオウジャ (
ゴールドアリュール×
ジェイドロバリー)
母父の
ジェイドロバリーが芝G1馬を出している
ミスタープロスペクター(MP)系の種牡馬で、過去にグロリアスノア・キクノサリーレ・トーセンブライトと圏内馬を出しています。
父の
ゴールドアリュールは
サンデーサイレンス(SS)系では稀なダート実績馬ですが、芝実績という点でも兄弟を含め充分で、産駒も芝要素のあるダート重賞で力を発揮しやすい傾向にあります。
馬場が回復過程にあるので傾向が続くかは微妙ですが、土曜の同コースで
サンデーサイレンス(SS)系×
ミスタープロスペクター(MP)系が2勝2着1回でした。
その中には
ゴールドアリュール産駒も、
母父ジェイドロバリーも含まれていました。
◎10 オオトリオウジャ
○16 ナムラタイタン
▲2 アドマイヤロイヤル
△5 12 13 7
次8 11