【ジャパンカップ】
近年は道中のペースが上がらないレースが増え、瞬発力が要求される度合いが強まっています。
血統的にも日本ダービーとの関連が密になり、逆に外国馬が苦戦しているのは、この要素が大きいと思います。
今年も速い流れを作る逃げ馬は見込みにくいようです。
ただ最近の東京芝はスローでも単純な瞬発力勝負にはなりづらく、ある程度の持続力も併せ持った馬が好走しているのがポイントです。
◎
エイシンフラッシュ (
King's Best×
Platini)
過去このレースで3勝をあげている
父キングマンボ(KG)系です。
この系統は
ミスタープロスペクター(MP)系のパワーを生かした瞬発力を持つ上に、欧州色が加味されたことで配合次第ではスタミナ・持続力も補える系統で、世界的な繁栄、チャンピオンディスタンスでの強さも頷けます。
自身のダービーのような特殊レースにも対応しますが、自分は決して瞬発力に特化した馬ではなく、当馬の本質は別にあるとみています。
当馬の母であるMoonladyは
Surumu系×
Sharpen Up系の配合で、これは95年のこのレースの勝ち馬で同じくドイツ血統のLandoと一致します。
この年は1000m通過が61.0秒のスローで、上がりの5Fで11秒台のラップが4回入る流れとなり、今回想定のペースに近いです。
母父の
Platini自身もこのレースで14人気4着と激走しており、母系もこのレースへの適性が高いです。
このスタミナ血統を持つ母系から、当馬はスピードを持続する持久力にも長けているとみます。
昨年は菊花賞回避による調整過程に問題ありとして不問とします。
勝ちきれる血統なので、馬券はアタマからもしっかり狙います。
◎15 エイシンフラッシュ
○3 ローズキングダム
▲2 ブエナビスタ
△8 1 12 7
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