【アメリカJCC】の血統データから傾向を分析します。
アメリカJCCの血統データ(9年分)

改修後を中心にこのレースで強いのは、
サンデーサイレンス(SS)系の中では持続力で勝負するタイプです。
・05年 2着
エアシェイディ 3人気
父サンデーサイレンス 母父ノーザンテースト 母母父ボールドルーラー(BR)系・05年 3着
ユキノサンロイヤル 5人気
父サンデーサイレンス 母母父ボールドルーラー(BR)系・06年 1着
シルクフェイマス 5人気
父マーベラスサンデー 母母父ロベルト(RO)系・07年 1着
マツリダゴッホ 2人気
父サンデーサイレンス 母父ボールドルーラー(BR)系・07年 2着
インテレット 5人気
父アドマイヤベガ 母父ロベルト(RO)系 母母父ノーザンテースト・08年 1着
エアシェイディ 2人気
父サンデーサイレンス 母父ノーザンテースト 母母父ボールドルーラー(BR)系・08年 3着
ブラックアルタイル 9人気
父アドマイヤベガ 母父ボールドルーラー(BR)系 母母父ボールドルーラー(BR)系・09年 1着
ネヴァブション 4人気
父マーベラスサンデー 母父ネヴァーベンド(NB)系・09年 2着
エアシェイディ 2人気
父サンデーサイレンス 母父ノーザンテースト 母母父ボールドルーラー(BR)系・09年 3着
トウショウシロッコ 7人気
父アドマイヤベガ 母父リファール(LP)系 母母父ネヴァーベンド(NB)系・10年 1着
ネヴァブション 5人気
父マーベラスサンデー 母父ネヴァーベンド(NB)系・10年 2着
シャドウゲイト 9人気
父リファール(LP)系 母父サンデーサイレンス 母母父プリンスリーギフト(PG)系・10年 3着
トウショウシロッコ 3人気
父アドマイヤベガ 母父リファール(LP)系 母母父ネヴァーベンド(NB)系・11年 3着
ネヴァブション 3人気
父マーベラスサンデー 母父ネヴァーベンド(NB)系中山芝中長距離重賞でお馴染みの
ノーザンテーストや
ボールドルーラー(BR)系を併せ持つ持続力強化型、
ネヴァーベンド(NB)系や
リファール(LP)系といった欧州要素が加わった配合が好走しています。
サンデーサイレンス(SS)系の中でも、
アドマイヤベガや
マーベラスサンデーのように、スタミナもしくは持続力に優れたタイプが狙いです。
2200mは割合ペースが流れやすいコースですが、スローペースになるとこの限りではないので注意が必要です。
今年の登録馬では、すでに高適性が判明している
ネヴァブションを除くと、ストレートにこの条件を満たす目星い馬はいませんが、同様のスタンスで注目馬を見ていきます。
・
ゲシュタルト (
マンハッタンカフェ×
エンドスウィープ)
サンデーサイレンス(SS)系×
ミスタープロスペクター(MP)系にはあまり相性のよくないコースですが、母母父が
サドラーズウェルズ(SW)系で欧州要素が加わっているのはプラスで、同コースのオールカマーを好走しました。
似た配合のトーセンラーも同コースのセントライト記念で走りましたし、適性はまずまずかと思います。
・
トーセンレーヴ (
ディープインパクト×
Caerleon)
サンデーサイレンス(SS)系×
Caerleonは瞬発力型に出ることが多く、当馬の一族を考えてもそのタイプといえます。
ブエナビスタもついに有馬は取れませんでしたし、本質的には瞬発力を生かせるコース向きで、中山では不安ありとみます。
ちなみにこのレースを勝ったシルクフェイマスは同配合ですが、父がマーベラスサンデーでタイプが違います。
ペース次第ですが、現時点では1着なしで考えています。
・
ナカヤマナイト (
ステイゴールド×
カコイーシーズ)
ステイゴールドは自身に
ノーザンテーストを持つ
サンデーサイレンス(SS)系で、産駒もスタミナと持続力に優れた仔を多く出しています。
母父が
レイズアネイティヴ(RN)系で、ミスタープロスペクター(MP)系を介さない直系は数が少なく判断が難しいですが、同じ
父サンデーサイレンス(SS)系の配合馬の特徴を見ていきます。
ダイヤモンドビコー、スティンガー、イシノサンデー、アーバニティ、オレンジピールあたりが代表馬ですが、
サンデーサイレンス(SS)系の中では瞬発力要素が薄く、持続力で勝負する印象です。
中山もしくは、同じく直線に坂があり上がりがかかりやすい阪神の重賞を勝った馬が多いですね。
欧州要素が薄い配合なのがどうかですが、コース適性はありそうです。
・
ルーラーシップ (
キングカメハメハ×
トニービン)
こちらの一族も、出走自体が少ないものの中山芝コースで実績が少ないのがどう出るかです。
父の
キングカメハメハも中山芝重賞は1勝のみで、得意コースとは言えないでしょう。
個人的に扱いの難しいタイプですが、現段階では1着なしで考えています。