◎キクノサリーレは完敗でした。
1,2着は、展望で軽視した
ボールドルーラー(BR)系×
ヴァイスリージェント(VR)系の2頭でした。サクセスブロッケンは、
父母父のBR系と
母母父のVR系の特徴が良く出ているとは展望でも触れましたが、走るならカジノドライヴ(
BR×
VR)と一緒に走るだろうと思っていたら、その通りの結果になってしまいました(展望記事では同じ段落でまとめて低評価しました)。もちろん、記事で推奨した馬がそのまま走ってくれることが一番なのですが、同じ性質を持つ馬は一緒に好走することが多いので、展望での分析を元に馬券をアレンジしていただけると幸いです。カジノドライヴを◎にして買う方は、サクセスブロッケンを外して馬券を購入しては期待値が著しく低下してしまいます。
当ブログ内容のアレンジ法の復習として、2/14の小倉11R大宰府特別の特別記事に触れておきます。記事では開催傾向から特注の馬を◎○に、大宰府特別の過去傾向から特注の馬を▲△1~3番手に挙げましたが、結果としては過去傾向特注馬の△1~3番手がまとめて1,2,3着し、馬連71850円、3連複84310円、3連単935780円の払戻しとなりました。◎も10人気4着しましたので、開催傾向と過去傾向の双方が出たといえますが、「同じ適性を持つ馬はまとめて買う」というのが、当ブログのセオリーです。
フェブラリーS回顧に戻ります。サクセスブロッケンには当日傾向も味方しました。日曜のD1600では
マーベラスサンデー産駒が2頭激走したのですが(3R;10人2着、5R;9人1着)、マーベラスサンデー自身の血統構成を紐解くに、
サンデー(SS)×
ヴァイスリーガルの配合になっています。ヴァイスリーガルは、
ヴァイスリージェント(VR)の全兄弟ですから、
SSと
VRの血を同時に持っている馬に有利な馬場であったということが言えます。米国的なタフなスピード(
VR系の特徴)と、
SSの切れ味の両方が要求される、フェブラリーSらしい馬場でした。
これはもう、カネヒキリ(
フジキセキ(SS系))×
VR系の優勝だろうと油断していました。実は、サクセスブロッケンの母は、
SS×
VRの配合なんですね。乱暴ですが、サクセスブロッケンのお母さんはマーベラスサンデーみたいなもんです。世代交代を告げる激走の背景には、マーベラスサンデー縛りのある日曜の馬場傾向があったといえます。
このレースで最も驚いたのはエスポワールシチーの踏ん張りです。5人気4着ですから、ほぼ人気どおり走っただけのようですが、ラスト600~400m間のラップが何と11.3秒。この区間をかつて11秒台で通過した逃げ馬は05年メイショウボーラーだけです。それでも11.9秒ですから、11.3秒というのは驚異的です。そして、そこを11.3秒で駆け抜けながら、ゴール直前まで先頭で、勝ち馬と0.2差4着ですから、これはもう、地方小回りの重賞を今年勝ちまくるのは間違いないです。前走の平安Sのようにためて逃げるのではなく、自ら勝負どころで仕掛けて逃げ切ってしまう方がいいパフォーマンスができるでしょう。佐藤哲騎手は、ディープインパクトのダービー時のインティライミといい、ここ一番での強気の騎乗が光ります。今日の騎乗で、エスポワールシチーの真の力を把握したはずで、今後は凶暴な逃走劇を繰り返すと思われます。
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