![]() 『表に出ていないダート血統』 このレースは年によってレース質が違うので、まずはその分類からです。 父サンデーサイレンス(SS)系が勝った06年と07年は上がり1ハロンが12.0秒かかっていて、最後にラップが大きく落ち込むのが特徴です。 それに対して近年は上がり1ハロンが11秒台と最後までラップが大きく落ちず、そのままゴールまで雪崩れ込むようなレースが増えてきています。 ちなみに不良馬場で行われた09年はグレイソヴリン(GS)系とサンデーサイレンス(SS)系を併せ持つ馬の1~3着独占でしたが、これは特殊な馬場状態で出た一時的な開催傾向と見たほうがいいです。 というわけで、今回参考にするのは上がり1ハロンが11秒台だった04・05・08・10・11年とします。 ・10年 1着/2人 レッドスパーダ (タイキシャトル×Storm Cat) ・10年 3着/6人 エーシンフォワード (Forest Wildcat×Cure the Blues) この2頭が共に持つのが、ストームキャット(SC)系です。 非常に米国色が強い系統ですが、重要なのはそのダート要素がこの2頭に関しては表面に出ていないことです。 血統的にこの系統の米国色は持っているものの、それを日本ではダート戦ではなく、芝で生かしていると思われます。 実際にこの2頭はダートでの良績がありません。 この系統はこうした字面とは違うタイプが日本には意外と少なくないです。 ・11年 2着/7人 キングストリート (キングカメハメハ×Red Ransom) 米国系の母がテディ(TD)系のDamascusの3×4のクロスを持ちます。 父がキングマンボ(KG)系で、このレースで好走の多い系統でした。 昨年は対抗に留めてしまいましたが、狙いはよかったです。 もう少し過去を見ていきます。 05年の1着ハットトリック、3着グレイトジャーニーはサンデーサイレンス(SS)系ですが、母が米国系で母母父がテディ(TD)系です。 04年の覇者ウインラディウスもサンデーサイレンス(SS)系ですが、母母父がマッチェム(MC)系です。 サンデーサイレンス(SS)系でも、米国型の母系を持つ馬は要注意です。 これより、米国型のダート血統を持つものの、それが表に出ていないタイプが狙いになります。 これは、上がり1ハロンが11秒台と最後までラップが落ちず、そのままゴールまで雪崩れ込む、という上のポイントにも合います。 米国的なパワーが芝でスピードを生み出すイメージが大事で、ダートを走りそうな血統なのに実際走らせてみると案外な馬がこのレース向きといえます。 よって実際にダートで結果が出てしまっている馬は割り引きします。 以上の内容は東京新聞杯(12年)開催傾向 東京芝1600mでふれた今の米国的な馬場にも合いますね。 --------------------------------------------------------- ・アドマイヤロイヤル (キングカメハメハ×サンデーサイレンス) キングマンボ(KG)系ですが、実際にダートで結果が出てしまっているので割引ます。 ・コスモセンサー (キングカメハメハ×リヴリア) 08年13人2着のリキッドノーツと同じキングマンボ(KG)系×ネヴァーベンド(NB)系です。 ダート馬に出やすい配合ながら、ダート戦で結果が出ていないのもいいです。 ・フミノイマージン (マンハッタンカフェ×Dixieland Band) 直感注目馬でも取り上げました。 3代母Imaginingは米国ダートG1を11勝したSerena's Songの母です。 当馬自身もダート色が強かった昨年春の阪神開催の中山牝馬Sで好走しています。 ぜひ応援クリックをお願いいたします! ![]() 競馬 ブログランキングへ ![]() にほんブログ村 |
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