【アーリントンC】の過去成績から展望をします。
『サンデーサイレンス(SS)系の当選枠は1議席だけ』 『非SS系のターントゥー(TT)系~ロベルト(RO)系~』 『自身もしくは産駒に芝G1実績があるミスタープロスペクター(MP)系』 『ダンチヒ(DZ)系・リファール(LP)系・ニジンスキー(NJ)系』 アーリントンCの過去成績(5年分) ![]() 登録馬の血統 ![]() ![]() 『サンデーサイレンス(SS)系の当選枠は1議席だけ』 このレースの特徴はSS系の重要度の低さです。 改修後5年の馬券圏内馬15頭中、父か母父がSS系の馬は5頭だけです。 3着以内に入っているのは毎年1頭だけで、残り2頭は非サンデーサイレンス(SS)系が馬券になっています。 クラシック戦線がSS系を中心にまわる日本競馬において、このレースはその重要度が低い特殊なレースといえます。 SS系の武器はその瞬発力にあります。 このレースは前半のペースがまずまず流れて、ラスト1ハロンに時計を要するレースです。 スローで流れて瞬発力が問われやすい他の3歳戦とは違い、最後に持続力が求められます。 その結果、先行した持続力やスタミナのある非SS系をつかまえられないということが起こりやすいといえます。 08年は人気薄でしたが後のダービー馬であるディープスカイ(SS系)が、ダンツキッスイに逃げ切りを許しました。 09年は次走瞬発力を発揮して毎日杯を勝つ1人気のアイアンルック(SS系)が、ダブルウェッジ・マイネルエルフの4着と後塵を拝しています。 10年は逃げたコスモセンサーがザタイキ(SS系)の追撃を振り切りました。 昨年はSS系のノーザンリバーが1着を取りましたが、2着3着は非SS系の先行馬でした。 以上のように、クラシックで好成績を残せるような血統でも、ここではその能力発揮しづらいといえます。 ---------------------------------------------- 『非SS系のターントゥー(TT)系~ロベルト(RO)系~』 サンデーサイレンス(SS)系があまり良くないのですが、その根幹系統であるターントゥー(TT)系でSS系を介さない血は重要となっています。 非サンデーサイレンス(SS)系で馬券圏内に入った10頭中、主要4系(父・母父・父母父・母母父)にこの血を持つのは6頭です。 その中でもロベルト(RO)系に好走が多く見られます。 SS系のザタイキも、母母父にこの血を持っていました。 07年 3着 マイネルレーニア 父 08年 1着 ダンツキッスイ 父 09年 1着 ダブルウェッジ 母父 09年 2着 マイネルエルフ 父 しかし今年はこの最重要のロベルト(RO)系を持つ馬がおらず、ここから入るのは難しそうです。 --------------------------------------------------------- 『自身もしくは産駒に芝G1実績があるミスタープロスペクター(MP)系』 09年 1着 ダブルウェッジ 父マイネルラヴ 09年 5着 タイガーストーン 父アフリート (13人気) 10年 1着 コスモセンサー 父キングカメハメハ 10年 3着 レト 父ザカリヤ 11年 1着 ノーザンリバー 母父Machiavellian 自身もしくは産駒の芝G1実績が条件です。 昨年人気敗退のノーブルジュエリーは、父のSmarty Jonesがこの条件に引っ掛かっていたため消しました。 ・アルキメデス (アドマイヤムーン×Seeking the Gold) 父のアドマイヤムーンが芝G1馬です。 母父のSeeking the Goldは芝G1馬のマイネルラヴを出しており、その産駒もこのレースを制しています。 ・ネオヴァンクル (フレンチデピュティ×ティンバーカントリー) 母父のティンバーカントリーが芝G1馬アドマイヤドンを出しています。 ただ父のヴァイスリージェント(VR)系のこのレースとの相性がよくないのが気になります。 --------------------------------------------------------- 『ダンチヒ(DZ)系・リファール(LP)系・ニジンスキー(NJ)系』 07年 1着 トーセンキャプテン 母母父NJ系 07年 2着 ローレルゲレイロ LP系×NJ系 07年 3着 マイネルレーニア 父母父DZ系 07年 4着 スズカライアン 母父DZ系 (14人気) 08年 1着 ダンツキッスイ 母母父LP系 08年 3着 ディープスカイ 母父DZ系 09年 1着 ダブルウェッジ 父母父LP系 09年 3着 ミッキーパンプキン 母父LP系 父母父NJ系 09年 5着 タイガーストーン 母母父NJ系 (13人気) 10年 3着 レト 母父LP系 11年 2着 キョウエイバサラ 父DZ系 父母父LP系 11年 3着 テイエムオオタカ 父LP系 この3系統は欧州型のノーザンダンサー(ND)系で、持続力やスタミナに優れます。 自分の印象では適性が似ており、一緒に来やすい系統です。 ザタイキ・ノーザンリバー以外で圏内に入ったサンデーサイレンス(SS)系の3頭は、母系にこの血を持っていたというのがポイントです。 ・ダローネガ (ダイワメジャー×ホワイトマズル) サンデーサイレンス(SS)系×リファール(LP)系です。 高速上がりの新潟2歳S敗退からも、SS系の中では上がりがかかったほうがいいタイプです。 ・ローレルブレット (サムライハート×テンビー) サンデーサイレンス(SS)系×ニジンスキー(NJ)系です。 前走のきさらぎ賞は瞬発力負けで、少しでも持続力要素が強くなればです。 ぜひ応援クリックをお願いいたします! ![]() 競馬 ブログランキングへ ![]() にほんブログ村 |
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