【中山牝馬S】展望
過去の中山牝馬Sの血統データから、好走血統を見ていきます。

同じ血統の1,2着が目立つ重賞です。
03年は
グレイソヴリン(GS)系の1,2着(3,14人気)、04年は
サンデー(SS)系×
ハンプトン(HP)系の1,2着(9,6人気)、07年は
ヘイロー(HL)系の1,2着(8,3人気)でした。
複数の好走馬を出しているのは、まず
パーソロン(PS)系です。00年2着エイダイクインと06年1着ヤマニンシュクルは
母父ニジンスキー(NJ)系の同配合で、クイーンSでもともに好走歴があります。07,08年と連続して好走したヤマニンメルベイユは、そのヤマニンシュクルと祖母が同じで父PS系と血統構成がほぼ同じです。同じ適性を持つ馬が期待に応える重賞といえます。
複数の好走馬を出している配合としては、
SS系×
HP系が注目で、04年の1,2着につづき、昨年はマイネカンナが13人気2着と激走しました。04年9人1着オースミコスモとマイネカンナは、当重賞連対後に福島牝馬Sを制しており、やはり同じ適性を持った馬の信頼度が高いと言えそうです。
今年の登録馬では、昨年の1,2着馬であるヤマニンメルベイユ(
PS系)とマイネカンナ(
SS系×
HP系)しか対象馬がいません。新興勢力の中に上記の血統がいれば面白いのですが。
あとは、開催傾向との兼ね合いですが、現在芝1800mでは、
SS系が18頭出走し、上位人気の敗退が5頭と芳しくありません。人気が予想されるザレマやキストゥヘヴンには気になるデータです。