【フラワーC】展望
過去のフラワーCの血統データから、好走血統を見ていきます。

近5年では、
サンデー(SS)系が4勝しており、昨年も8,9,10人気の馬が2,4,5着と掲示板に3頭載りました。スプリングSの展望でも触れていますが、現在の中山T1800mではSS系の適性が低いので、どのように影響するでしょうか。当重賞前の2鞍で確認し、2人気が予想されるワイドサファイアの評価の判断材料としたいです。
これに対して、
母父サンデーの適性が低いのが特徴です。過去3頭出走し、3人11着、3人5着、4人10着と敗退しています。重賞では終わってみれば母父サンデーというケースが多いですが、今回は怯える必要はなさそうです。
そして、注目の血統としては、
母母父ハビタット(HT)系、
父ニジンスキー(NJ)系などがあるのですが、今回の登録馬には該当馬がいません。
また、当重賞の勝ち馬から近7年で5頭の牝馬クラシック(秋華賞も含めて)馬を出しています。、素質馬の使い出しが遅くなった近年、フラワーCを経由するクラシックロードの予定を描く陣営が増えたといえ、勝ち馬の血統には「種牡馬の格」も求められるでしょう。
ステップとしては、中山の1600~2000mの500万下戦で勝ちあがった馬の成績がよいです。クラシック馬を出すようになった03年以降、勝ち馬の5頭がこの条件に該当します。他の2頭も、前走が中山未勝利・OP戦で勝利した馬です。
今回の登録馬では、クイーンC勝利前に菜の花賞を制したディアジーナが該当します。ディアジーナの
ヘロド(HR)系は、00年・01年と2頭の連対馬を出しており、当重賞への血統的適性もまずまずです。現在の
SS系劣勢の馬場傾向が続けば、1着の可能性が非常に高いでしょう。