◎予定だったゼンノグッドウッド(
母父ダンシングブレーヴ)が回避で苦しい予想になりました。○ネヴァブションを繰上げの◎とします。
◎ネヴァブションは
サンデー(SS)系×
ネヴァーベンド(NB)系の配合で、07年の勝ち馬です。また、◎は母母父が
ハイペリオン(HY)系で、主要4系に
ハイペリオン(HY)系と
NB系を同時に持つヒシミラクル的なスタミナ血統構成の馬は、過去6頭出走し、4頭が好走しています(他、98年7人2着シグナスヒーロー、99年1人1着セイウンスカイ、04年10人気3着ダービーレグノ)。父母父は
ヴァイスリージェント(VR)の全兄弟でパワーも兼ね備えており、当該重賞に抜群の適性を持っています。1人気濃厚ですが、勝つでしょう。
○ダイワワイルドボアは
SS系×
ヌレイエフ(NV)系で、
アグネスタキオン産駒ですが当馬自身はスピードの持続力で勝負するタイプです。当馬の有馬記念出走を期待しているだけに、このあたりで実績を残してもらいたいという願望が多分に含まれた印です。
SS系×
NV系は、トゥザヴィクトリーやゴールドアリュールなどダート一流馬を出すパワー血統ですが、3年連続2着したトウショウナイトの
父ティンバーカントリー、04年5人1着ユキノサンロイヤルの
母父ガルチなどを見ても、ダート適性のある血統は勝負になります。
軽視1(人気サイドから)
モンテクリスエス、アーネストリーは
ロベルト(RO)系で、特に航続距離の長い末脚が身上の
シンボリクリスエスに
グラスワンダー産駒です。日経賞は、ラスト400~200mに最も瞬発力を要求されるラップが多く、このようなラップで好走するタイプではないです。過去、グラスワンダー自身も敗退していますし、
RO系は10頭出走し馬券に1頭もなっていません。
軽視2(
スピード持続タイプSS系から)
アルナスライン、キングストレイルはこのタイプで、有馬・金杯・AJCCなどで常に注目していましたがいいところがありませんでした。適性のある重賞で力を発揮できていないので、復調のメドがたつまでは買えません。
軽視3(穴から)
穴を軽視するというのも何ですが、適性のない馬が多いので、穴を買い目に組み入れたい方に、入れなくてよいと思われる馬を指摘しておきます。
マイネルキッツは前走AJCCで強い開催傾向が出ていましたが4着どまり。近配合のマーブルチーフが敗退しているのも割引。
マンハッタンスカイは
母父STで本来重視したいですが、マンハッタンカフェ自身が敗退し、
Mカフェ産駒のココナッツパンチも敗退、個体として適性が低いです。
マキハタサイボーグは
ノーザンテースト(NT)系で、過去10頭出走し、上位人気馬が3頭敗退しています。
すみません、本当に相手がいないので、軽視した馬のうちから1頭は馬券になってしまいます。
◎11ネヴァブション
○6ダイワワイルドボア
▲10ホクトスルタン