![]() 血統的な統計をとりづらい重賞です。 昨年の1着馬サトノプログレスを見ても、重賞傾向としては過去にゴールデンキャストが1人気5着と敗退した配合(母母父まで同じ)なのですが快勝しました。昨年はT1600mにて3回3日以降、母母父ネヴァーベンド(NB)系が7頭出走し6頭激走しており、この開催傾向に乗ったといえます。開催傾向として強い適性を示している血には、素直に注目していいでしょう。 そこでまずグレイソヴリン(GS)系を挙げておきます。馬場分析記事でも触れましたが、3週前から6頭中4頭が馬券になっています(9人1着・15人3着含む)。登録馬では、オメガユリシスがいます。当馬は前走のファルコンS時にも、開催傾向のGS系×ノーザンダンサー(ND)系の傾向に乗って13人5着(0.1差)と激走したので、適性を反映できる馬として信頼がおけます。また、07年にこの配合のマイネルフォーグが16人2着しているのもいいです。 サンプルは少ないですが、当該重賞の好走血統を挙げておきます。まずは父ゴーンウエスト(GW)系、3頭出走し、5人3着・13人4着と2頭好走しています。次に、ミスプロ(MP)×バックパサー(BP)系配合の種牡馬を母父に持つ馬。ややこしいですね。MP系は米国で発展する際、少数血統のBP系と配合された種牡馬が席巻したのですが、そのタイプの種牡馬が日本に早くから父として(又はマル外として)導入されて活躍しています。02年11人1着馬の母父ミスワキ(MS)、04年1人1着の母父シーキングザゴールド(SG)、05年11人2着馬の母父アフリート(AF)。これらは皆MP系×BP系配合で、日本の芝のG1馬も出している点で共通しています。思いつくところでミスワキはマーベラスクラウン(ジャパンカップ)、シーキンングザゴールドはマイネルラヴ(スプリンターズS)、アフリートはプリモディーネ(桜花賞)を輩出しています。GW系は日本での芝G1馬はまだいないですが、昨年の凱旋門賞を制したのはこの系です。要するに、芝の大物を出しそうなMP系はこのレースに向いていそうです。 登録馬では、筆頭はGW系のケイアイライジンでしょうね。母父ボールドルーラー(BR)系との配合なら、04年に13人4着した配合でもあります。他、キングマンボ、クラフティプロスペクター、スマートストライク、などの血には注目しています。「勝手に仮説」ですが、MP系はミスプロ直仔の種牡馬の方が破壊力がありそうなので、キンカメよりはキングマンボです。アグネスデジタルよりはクラフティプロスペクターです。 |
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200904091229 |
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