【オークス】展望その2
展望その1は
こちら展望その1ポイント
・桜花賞4着以下からの巻き返しに注意
今回は、桜花賞上位馬・別路線組の血統適性を見ていきます。
展望その1で見た通り、オークスでは桜花賞上位馬の成績があまりよくありません。今年の桜花賞は1・2・5着馬が
サンデーサイレンス(SS)系と
ニジンスキー(NJ)系の配合で、血統的に向いた馬場だったといえます。
ブエナビスタが強いのは百も承知ですが、今回は血統的に不安点ありと見ます。
SS系×
NJ系は過去オークスでは、同じ桜花賞馬で単勝1.4倍のダンスインザムード、無敗で臨んだピースオブワールド、桜花賞3着馬のカタマチボタンが馬券圏外に消え、馬券圏内ゼロです。つまりこの血統は桜花賞向きで、反対の性質を持つオークスでは適性が低いといえます。
ブエナビスタはこれまで向いた条件のレースが多かったのも事実です。その証拠に穴狙い大好きの当ブログでも常に血統面でも上位評価してきました。今回は初めて血統的に不安があるレースで、あっさり勝たれる可能性もありますが評価を下げるならここしかないと思います。
レッドディザイアは迷わず消しでいいでしょう。ほぼ同じ配合なので血統的適性は同じで、ブエナビスタより上にいくのは考えづらいです。
ジェルミナルも
SS系×
ノーザンダンサー(ND)系で決まった桜花賞のほうに適性がある血統で、オークスではあまり評価できません。
最後に別路線組から注目馬を取り上げます。
ブロードストリートは母父が一昨年の勝ち馬ローブデコルテを輩出した
コジーンです。当レース好成績の
父系ナスルーラ(NL)系がいないため、
母父NL系の中ではこの馬がいいと思います。昨年の勝ち馬トールポピーも
グレイソヴリン(GS)系と
SSの馬でした。ただひとつ気になるのは、
SS系×
トニービンになるとこのレースで相性が悪いことです。アドマイヤグルーヴ・ムーンライトタンゴ・グローリアスデイズが敗退しています。アドマイヤグルーヴ・ムーンライトタンゴは桜花賞馬券圏内馬で、当馬は
コジーンなので大丈夫かもしれませんが。
デリキットピースは2勝をあげている
父ダンシングブレーヴ系です。そして唯一の
母父SSで、相手には確実にいれておくべき馬でしょう。
ディアジーナは少数派血統なので血統的な評価は難しいですが、クイーンC・フラワーCとオークスに関連がある重賞で走っているので評価は落とせません。