【マーメイドS】展望
過去のマーメイドSの血統データから好走血統を見ていきます。

別定→ハンデ・最終週→開幕週と施行条件が変わったため、ここ2年の成績から見ていきます。サンプルが2年しかなく、去年は重馬場とこれだけで傾向をつかむのは難しいです。
それに輪をかけて今年は出走馬の血統に偏りがあり、やりずらいです。16頭15頭が
父ターントゥー(TT)系で、さらにそのうち14頭が
サンデーサイレンス(SS)系です。同じ系統の中で優劣をつけなくてはいけないので、種牡馬ごとに見ていきます。
ダンスインザダーク産駒(ザレマ・ブーケフレグランス・ムードインディゴ・レインダンス)
最多の4頭出しです。昨年、今年も出走するザレマ・レインダンスが人気で敗退しています。芝2000m以上の重賞で、同産駒の牝馬は1勝しかあげていません。それも同条件で初出走で、初年度産駒のオイワケヒカリが3歳限定のフローラSを勝っただけで、現在44連敗中です。同産駒の牝馬は牡馬と比べて適性面で印象が異なります。特定重賞でのみ強い傾向が出ることが多く、まだ好走例がないここは重視できません。
アグネスタキオン産駒(ニシノマナムスメ・マイネカンナ・リトルアマポーラ)
とくにこの重賞に対する判断要素はないので、個々の馬の適性面で見ていきます。リトルアマポーラは前走Vマイルで
ダンシングブレーヴの血がマイナスということで消しました。前回の適性が低かったので上昇はすると思いますが、トップハンデで人気も予想されるのであまり妙味はなさそうです。マイネカンナは
SS系×
ハンプトン(HP)系の傾向が出ている重賞しか走らないので難しいでしょう。ニシノマナムスメは終わってしまった印象です。
ステイゴールド産駒(コスモプラチナ・ビエンナーレ・マイネレーツェル)
ソリッドプラチナムが2年連続3着しています。コスモプラチナ・マイネレーツェルは
母父ナスルーラ(NL)系も同様です。同産駒のドリームジャーニーも同コースで強いです。また同産駒は道悪が上手く、日曜の雨予報もプラスです。この3頭の成績だけ見ても、馬場は渋ったほうがいいですね。
スペシャウィーク産駒(クラウンプリンセス)
昨年トーホウシャインが12人1着と大穴をあけました。クラウンプリンセスはリーチザクラウンの全姉で、リーチザクラウンが2着した同コースのラジオ日経賞の3着馬も同じ
スペシャルウィーク×
ボールドルーラー(BR)系だったこともあり、コース相性はいいと思います。同産駒も道悪に強いです。
ナリタトップロード産駒(ベッラレイア)
適性があったはずの前走でも駄目だったため今回も苦しいでしょう。