【ラジオNIKKEI賞】展望
過去のラジオNIKKEI賞の血統データから好走血統を見ていきます。

『地味系
サンデーサイレンス(SS)系の出番』
遅くなりましたが展望です。
まずこのレースの特徴をつかむために、最多ステップであるエーデルワイスS組の過去の成績を見てみましょう。エーデルワイスSで馬券になった馬は0-0-0-6とすべて圏外です。逆に4着以下からはスクリーンヒーロー・レオマイスターが人気薄で馬券になっています。エーデルワイスSは東京のマイル戦で上がりの速い競馬になりやすく、ラジオNIKKEI賞は福島で上がりがかかるレースです。つまり瞬発力が必要なエーデルワイスS好走馬は危険で、逆にキレ負けしているタイプが穴をあける傾向にあります。今年は勝ち馬のストロングガルーダしか出てきませんが。
エーデルワイスS以外でも、前走速い上がりを使って勝っている馬よりは、キレ負けしているようなタイプのほうが、穴を探す視点でも面白いです。
続いて好走血統です。01年以降6人気以下で複数馬券になった系統を見ていきます。父か母父に
サンデーサイレンス(SS)系の血を持つ馬が最多で5頭います。同じく
ノーザンダンサー(ND)系×
ナスルーラ(NL)系も5頭激走しています。今回後者の登録がないので、前者について考えます。
SS系の中でも目立つのは
母父ネヴァーベンド(NB)系との配合です。4頭の出走で12人5着・15人3着しており、昨年4着に負けたスマートギアも出遅れがなければ勝っていたかもしれません。ただ今年は該当馬がいません。
他では昨年
ニューイングランド産駒が勝ったように、一流とは言えない
SS系種牡馬が激走傾向にあります。馬券になったのはこれだけですが、
タヤスツヨシ産駒が12人5着、
バブルガムフェロー産駒でも11人4着、そして
サイレントハンター産駒でさえも(ごめんなさい)14人5着とあと一歩で圏内です。
SS系×
NBにしてもG1で勝負になる配合ではないので、とてもG1では買えないような地味なタイプを選ぶのがいいですね。これはこのレースが一流
SS系種牡馬が持つような瞬発力を必要とするレースではなく、上がりを要するレースであるが故でしょう。
さて今年のメンバーで地味系
SS系といえば・・・、そうです、全会一致で
マーベラスサンデー産駒ですね。2頭いますが激走が多い
母父ナスルーラ(NL)系との配合のサニーサンデーのほうに魅力を感じます。中山マイルでの2連勝は高適性を活かしてのものですが、今回も人気薄ならしっかり傾向を反映できる馬として評価したいですね。
今開催の福島1800mの傾向からは
母父サンデーサイレンスが好調です。今回はサトノロマネ1頭のみです。これは土曜の結果もよく見て判断したいと思います。