◎デストラメンテは8人気で5着でした。1コーナーで5番手という好位置につけるも、コーナーを回るたびにポジンションを下げ、4コーナーでは11番手、そこから盛り返すも3着とクビ+クビ差まで詰めるのが精一杯でした。コースどりやポジションどりに様々な駆け引きがありましたが、◎は折り合うもレースの流れにはのれていない印象でした。レース後の蛯名騎手のコメントを見ても、もう少し違ったレースも出来たのではないかという気もしますが、今回は他にもそういう馬が多かったので仕方ありません。
今年は審議や異議申し立てがありましたが、こういった小回りならではのコースどりやポジションどりは騎手の腕の見せ所であり、競馬の醍醐味だと思います。もちろん斜行など危険を伴う騎乗はいけませんが、本来ポジションの取り合いが競馬の本質です。近年直線が長い競馬場が増えて、ヌルいレースが増えている気がします。最近日本馬が海外で勝てないのも、血統や馬場適性だけでなく、そのあたりにも原因はあるのではないでしょうか。今回は本命馬がその位置取り勝負に負けましたが、こういうレースをもっと見たいですね。
1着は◎推奨理由と同じ
サドラーズウェルズ(SW)系の血を持つ▲ミヤビランベリでした。△ホッコーパドゥシャ、△トウショウシロッコともに順当な掲示板だと思います。2着アルコセニョーラは無印でした。当馬の福島巧者ぶりを考えれば印をまわしてもよかったのかもしれませんが、狙いが
SW系、
Dブレーヴ、
グレイソヴリン(GS)系に
レッドゴッド(RG)系と欧州の主流血統でしたので、
ディクタスの血は若干適性がずれると判断し無印にしてしまいました。夏の芝中距離戦で
ステイゴールド産駒を無視してはいけないという単純なことかもしれませんね。
3人気シャドウゲイトを無視したのは正解でした。一度大成した後の
ホワイトマズル×
SS配合の馬は、人気が下がった際に相手に必ず入れるというスタンスでよいと思います。連勝中のシンゲンは、秋も引き続き注目でしょう。