◎クールシャローンは9人気で7着でした。このレースの3大好走血統以外から、それに類似したものを選んだのですが、やはり実際に好走例がない血統を買うのはギャンブルですね。
ただ過去の同一レースですでに好走した馬を本命にするのも芸がないと思っているので、初出走馬で適性ぴったりの馬がいなかった今年はやりづらいレースでした。新興勢力に適性がある馬がいなければ、昨年好走組が来てしまうのも頷けるかと思います。
○アポロドルチェが6人気で2着しました。一時本命まで考えましたが、昨年すでに好走してしまっていたので対抗に留めました。『
父マッチェム(MC)系は同じ重賞を繰り返し好走する』という見解は、正解だったようです。得意なポイントでは俄然張り切るタイプですね。
ただキーンランドCにしても、対抗の
MC系が穴をあけていますが、あまりいい思いをしていません。あと細かい話であれですが、キーンランドC・アイビスSDで両方敗退しているダイワメンフィスは
MC系の傾向を活かせない馬のようです。
アルティマトゥーレは一度も3着以内のない
父サンデーサイレンス(SS)系で、『無視』しましたが3着でした。馬券圏内には入りましたが、今年は適性のある馬が少なかったことを考えると、凡走の部類ではないでしょうか。例年なら4着以下に落ちていた可能性も高いと思っています。
同じく一度も3着以内のない
父ミスタープロスペクター(MP)系で人気のエイシンタイガー・シャウトラインも『無視』しました。過去の出走馬であまり人気馬がいなかったので、『消し』までは踏み切れなかったのですが、全滅した今年の結果を見ると、
父ミスプロ(MP)系はこのレースでは買ってはいけない系統のようです。
こう言い切れる根拠としてひとつのデータがあります。このレースの3大好走血統条件の一つである、主要4系(父・母父・父母父・母母父)に
ニジンスキー(NJ)系の血を持つ馬は、過去ほとんど人気敗退がありません。ところが
父ミスプロ(MP)系に限っては、昨年のエイムアットビップに続き、今年はエイシンタイガー・シャウトラインが人気敗退しました。これは
父ミスプロ(MP)系の血が悪さをしていると見るのが妥当だと思います。
偉そうなことを書いていますが、『無視』という評価の仕方はちょっとズルイんでは?という声が聞こえてきそうなので、先手を打っておきます^^。確かに最近便利なので多用していますが(^^)、『消し』までは条件が揃わないものの、人気で評価する要素がない馬については、馬券上『無視』するのが利口ではないでしょうか。今年で言えば、アルティマトゥーレが最もそれにあてはまりました。そのあたりのニュアンスを伝えるためにも、『無視』という予想印があってもいいような気がします。『キルトクール』のようないいネーミングがあればいいんですが^^
今年は残念な結果でしたが、今年の結果で見えたものは大きいと思っています。
父サンデー(SS)系、
父ミスプロ(MP)系を消せれば、例年半数近くの馬がこの条件ひとつで消せる公算が立つからです。あとは3大好走血統を持つ馬がしっかり出てくれるのを、祈るのみですね。