クイーンSは
パーソロン(PS)系を中心とした
ヘロド(HR)系が強い重賞です。同じく
ヘロド(HR)系が強い他の牝馬重賞は、中山牝馬S・フラワーC・福島牝馬S・クイーンCが代表的です。エイダイクイン・ヤマニンシュクル・ディアジーナ、昨年の覇者で今年も出走のヤマニンメルベイユがモデル馬です。もちろんヤマニンメルベイユに適性があるのは間違いないですが、それでは面白くないので別の視点で見てみます。
ではこれらの重賞レースで一緒に来やすい血統を見ていきましょう。
福島牝馬Sは
SS系×
ハンプトン(HP)系が特に強い重賞です。05年の勝ち馬レクレドールも3着がありました。07年にはフラッグシップがヤマニンメルベイユとともに2・3着しました。今年も自身がその配合である、
ステイゴールド産駒のアルコセニョーラがヤマニンメルベイユとともに人気薄で2・3着しました。
中山牝馬Sでも
SS系×
ハンプトン(HP)系が04年に人気薄でワンツーし、08年にはマイネカンナがヤマニンメルベイユとともに人気薄で2・1着しました。
フラワーCは出走があまりないですが、先述のアルコセニョーラが15人4着しています。
◎マイネカンナは
SS系×
ハンプトン(HP)系で、関連重賞の中山牝馬S・福島牝馬Sで好走しています。ヤマニンメルベイユとも一緒に走った実績があります。
今年は例年のように開幕週ではないですが、この血統は開催が進んでからのほうが走れる血統だけにむしろプラスと見ます。
○スペシャルフロートは条件でも厳しい戦いが続いています。
SS×
サドラーズウェルズ(SW)が2頭激走しているように、血統的に重めの
SS系には気をつけたいレースです。札幌記念でも同様の傾向があり、普段の開幕週では厳しいですが、今年は何とかなるかもしれません。
▲スペルバインドも○と同じ狙いです。過去
SS系×
DZが勝っていますし、土曜も同配合が勝ちました。ただこの人気はおいしくないですね。
△には
SS系のピエナビーナス・レッドアゲート・アメジストリング。すでに昨年走っているヤマニンメルベイユ・レジネッタまで。
◎1マイネカンナ
○12スペシャルフロート
▲11スペルバインド
△4 3 9 8 2