【札幌8Rすずらん賞】芝1200m
グレイソヴリン(GS)系のためだけに存在するようなレースです。97年以降の当レースで、父では3-2-0-1の9人2着・6人2着・2人1着・11人1着・11人5着・6人1着と全馬激走しています。母父では1-1-1-2の8人2着とこちらも優秀です。昨年は父・母父では該当馬がいませんでしたが、
母母父グレイソヴリン系が3頭出走してワンツー(6人1着・5人2着)しました。
これだけの長期に渡って、このような強い傾向が出るのは珍しいです。また芝1200mで
グレイソヴリン(GS)系の強い傾向が出ることもあまりないことです。これだけ来ているなら理由など考えず買えばいい気もしますが、一応分析してみます。
好走した馬は前走で同コースの札幌芝1200m出ていた場合でも、目立った成績を残していないことです。これは
グレイソヴリン(GS)系が洋芝の札幌のなかでも特に時計のかかる、最終週施行の当レースの馬場に向いているということを表しています。前走が冴えないので、当然このレースでおいしい人気になります。
地方馬の激走も目立ちますが、好走した馬は地方ダートでもあまり成績がよくありませんでした。北海道開催の芝の2歳戦では、道営馬の芝初戦でもダートで成績がいい馬はある程度人気してしまいます。その点この血統はダートではあまり走らないので、人気面で恵まれることになります。
ただひとつ気になるのが、今年が変則開催ということです。芝重賞においては、1800m2000mでは例年と血統傾向に差は感じませんが、1200mではあまり共通点を感じません。こう言うのもなんですが、もしかしたら今年は駄目かもしれません。ただ駄目でも来年も買いましょう。それだけの傾向だといえます。
前置きが長くなりましたが、注目の該当馬です。
父では残念ながら出走がありませんが、母父では道営出身の
1エベレストオーがいます。相当な人気薄ですが何も考えずに買っておきましょう。
母母父では
6ショウナンカガリビが該当します。
父ヴァイスリージェント(VR)系の当レースでの成績があまりよくなく、しかも人気ですが注目せざるは得ないでしょう。
父母父では
12エブリイニューデイが該当します。
アドマイヤベガ産駒は目だった成績を残していませんが念のため。
これほどではないですが、まずまず成績がいいのが
父フォーティーナイナー(FN)系です。過去14人3着・10人3着と激走もあります。
7プリマビスティー・8ミサトサウス・10キンショーダンデーが該当します。この中では、
母父ボールドルーラー(BR)系が1-1-1-2の10人3着・3人1着・7人2着といい
7プリマビスティーを推します。
◎1エベレストオー
○6ショウナンカガリビ
▲7プリマビスティー
△12 8 10
なお今週の札幌芝は先週までの傾向と関連性が見られず、先週までに出ていた開催傾向は狙いません。