今回は中山芝1200mの血統傾向から、スプリンターズSのプレ展望をします。


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詳細まで掲載しており、今何が来ているのか一目瞭然です。
では馬券の鍵となる注目血統をご紹介します。

＜芝＞
・1200m
土曜は父か母父がサンデー（SS）系の馬が2鞍で2勝、5頭が馬券になりました。これに対し、日曜は父と母父がミスプロ（MP）系とナスルーラ（NL）系で構成されている馬が2鞍で2勝、出走した3頭で3連対しました。
また、土日通じてウッドマン（WD）の血を主要4系に持っている馬が4頭出走し、3人2位入選1着・9人4着・8人1着と3頭が好走しています。

開催通じて好走している系も指摘しておきます。フォーティナイナー（FN）系×サンデー（SS）配合と、ヴァイスリージェント（VR）系です。前者は5頭出走し3頭が馬券になっています。日曜注目レースで指名した9Rアイアンデュークは、記事上でも懸念した極端なスローペースとなってしまい出番がありませんでしたが。後者は人気がしっかり馬券になってくれるので3連複の2頭軸として適しています。


・1600m
クロフネ産駒が2勝、3着1回しました。3着したベネディーレも、直線で2着馬に内を阻まれて、坂を駆け上がる付近から再度加速しなおしてのハナ+ハナ差、不利がなければ完勝していたものでした。



・スプリンターズSのプレ展望

≪傾向の連動性について≫
サクラバクシンオー（BO）産駒が開催1,2,3日の4鞍で4連対していること、父か母父がサンデー（SS）系の馬が開催4,5日の4鞍で4勝していること、父と母父がミスプロ（MP）系とナスルーラ（NL）系で構成されている馬が6日の2鞍で2勝していることから考えて、2週目以降は、前週の日曜と当週の土曜が連動していることがわかります。
今週のスプリンターズSですが、先週日曜（6日）の傾向（MP系とNL系の配合）は土曜までと判断します。したがって、サクラバクシンオー（BO）×ウッドマン（WD）配合のマンダリンレイが日曜1Rで8人1着と激走しましたが、同配合のカノヤザクラの推奨理由とはしない予定です。参考程度は低いですが、日曜1Rの2歳未勝利戦が最も参考になると思います。


≪例年の好走血統との比較≫
近3年、中山T1200mにおける好走血統は、06年がダンチヒ（DZ）系・キングマンボ（KG）系・テディ（TD）系、07年がDZ系・シーキングザゴールド（SG）系、08年がSG系・グレイソヴリン（GS）系・母父SSなどでした。

これに対し、サクラバクシンオー産駒の近3年と今年の成績を見てください。
06年　2-0-0-11（2勝は人気馬で、ほかに人気4頭敗退）
07年　0-0-1-11（3着は人気馬で、ほかに人気1頭敗退）
08年　0-0-1-9 （3着は人気馬で、ほかに人気1頭敗退）

サクラバクシンオー産駒は基本的に中山T1200mの条件が苦手の部類に入り、スプリンターズSでもいまだ馬券対象馬を出していません。
ところが、今年は,
09年　4-1-1-6（7人気1着も含む）
と大活躍しています。

今年は、近3年で複数の年に好走傾向の出たダンチヒ（DZ）系やシーキングザゴールド（SG）系の活躍が見られず、例年不振のサクラバクシンオー産駒が好調といえます。
野芝の生育不良の影響はあると思いますが、これがスプリンターズSにどう影響するのかはこれから詰めていきたいと思います。
なお、今開催のダンチヒ（DZ）系では、欧州デインヒルの系譜が人気敗退し、米国の快速血統で豪州での活躍が目立つグリーンデザートの系譜が13人3着と激走しています。豪州のシーニックブラスト（DZ系ではなくサドラーSW系ですが）ははたして？



＜ダート＞
・1200m
今開催、ミスプロ（MP）系×サンデー（SS）系配合が7頭出走し5頭が好走しています。馬券対象馬は2頭と少ないですが、人気薄の4着が3頭おり、注目です。

・1800m
ロベルト（RO）系のうち、ブライアンズタイム（BT）やシルヴァーホーク（SH）系などの日本における中心血統ではない血を持つ馬が活躍しました。土曜3,7Rのクリスエス系や、11Rのオーロマイスターの母父リアファンなどです。

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