過去に行なわれた【デイリー杯2歳S】の血統データから血統傾向を見ていきます。
『
サンデーサイレンス(SS)系の中からどれをとるか!?』
過去のデイリー杯2歳Sの血統データ(9年分)

デイリー杯2歳S登録馬の血統

近5年の連対馬10頭中8頭が父か母父に
サンデーサイレンス(SS)系の血を持っています。このレースは素直に
サンデーサイレンス(SS)系から入ればいいでしょう。ただ出走馬が多いので取捨選択が鍵になります。
サンデーサイレンス(SS)系で馬券圏内に入った馬の血統を分析し、このレースに相性のいい血を探ります。
04年の勝ち馬
ペールギュントと07年の勝ち馬
キャプテントゥーレに共通するのが、母系に
リファール(LP)系と
グレイソヴリン(GS)系を持つ点です。
グレイソヴリン(GS)系はここ2年の結果からも相性がよい血といえます。
近年は、
ニジンスキー(NJ)系の血を主要4系(父・母父・父母父・母母父)に併せ持つ馬の好走も多いです。
99年
ファストタテヤマ06年
オースミダイドウ・マルカハンニバル07年
タケミカヅチ・ウイントリガー08年
ホッコータキオン
今年の登録馬で出走が予想される
サンデーサイレンス(SS)系の中から注目馬をあげていきます。
タガノエリザベートは
ニジンスキー(NJ)系を持つ
スペシャルウィーク産駒で、06年の覇者オースミダイドウと同配合です。03年の覇者メイショウボーラーも同じ
ニジンスキー(NJ)系入りの
ヘイロー(HL)系である
タイキシャトル産駒で、
ストームキャット(SC)との配合です。
また、
ヘイロー(HL)系×
ストームキャット(SC)の配合は完成が早く、2歳戦・3歳戦前半から狙えます。上記の2頭以外でもその傾向は見られます。
スペシャウィーク産駒に限っても、モズ・ダイレクトキャッチ・ダンツクインビーがデビュー2~4戦目の重賞で馬券圏内に入っています。
フローライゼは母母父が
ニジンスキー(NJ)系で、母系の深いところに
グレイソヴリン(GS)系のクロスがあります。
ただ前走は適性があったので、上昇度という点ではどうでしょうか。
ダノンパッションはとりたて推す点はないですが、前走の札幌2歳Sの血統適性が低かったので条件は上向くとは見ておいたほうがよいでしょう。
以上
サンデーサイレンス(SS)系を中心に買うことになりそうです。その他については出走馬が確定してから、予想内でふれたいと思います。