更新が遅くなってしまいすみませんでした。
その分よく考えましたので。煮詰まり過ぎたかもしれませんが。
菊花賞の歴史で波乱を演出してきたのが、
ダンスインザダーク・
サッカーボーイ・
リアルシャダイの三大菊血統です。これらの血がそれをなし得たのは、その根底に
欧州の異系血統であるセントサイモン(ST)系・ハンプトン(HP)系・ハイペリオン(HY)系の血を持つが故と考えます。
三大菊血統以外でも、菊花賞の好走馬にはこの2つの血を有する馬が目立ちます。天皇賞春はこの2つの血の重要度はそれほど高くなく、菊特有の傾向と見ていいと思います。
これに対し、同じ欧州血統でも近年の主流である
サドラーズウェルズ(SW)系や
ネヴァーベンド(NB)系は、それ単体では決定打にはなり得ない印象で、このあたりがポイントになりそうです。
◎
シェーンヴァルトは
ジャングルポケット産駒です。
既に結果が出ている、上記の三大菊血統から入るほうがリスクは少ないのは承知の上で本命にとりました。
展望でふれたとおり、
ジャングルポケットが次代の菊血統である可能性に賭けたいと思います。
トニービン産駒の歴史は自身の母父でもある
ハイペリオン(HY)系の血とともに歩んできたと言っても過言ではありません。活躍馬には決まって
ハイペリオン(HY)系のクロスがあります。
ノーザンテーストとの配合が相性が良かったのは、自動的にそのクロスが発生するからだと思っています。
ジャングルポケットは母系が
ハイペリオン(HY)系の宝庫で、
ハイペリオン(HY)系との配合の結晶のような馬です。そういう意味でも
トニービンの最高傑作であり、最良の後継種牡馬であると思います。
よって、
ハイペリオン(HY)系が色濃い
ジャングルポケット産駒の菊血統説に一票を投じます。
○
ナカヤマフェスタは、三大菊血統である
サッカーボーイの血を引く
ステイゴールド産駒です。同産駒は
ハンプトン(HP)系の特徴がよく出た種牡馬です。
母系に
セントサイモン(ST)系のクロスがあるので、同産駒のドリームジャーニーとは逆に天皇賞春より菊向きと見ます。
▲
フォゲッタブルは、素直に三大菊血統である
ダンスインザダーク産駒です。
△
スリーロールスも
ダンスインザダーク産駒です。
前走はダンス祭り開催中で自信の本命でした。適性をしっかり反映できるともいえますが、適性の上昇度はあまり期待できないかもしれません。
血統的には
セントサイモン(ST)系のクロスがあるのはよいですが、
サンデーサイレンス(SS)系×
ブライアンズタイム(BT)という王様同士の配合は芝G1では逆にどうかというのもあります。
セイウンワンダーは母母父が
リアルシャダイで外せません。
ヤマニンウイスカーは展望であげた、
マンハッタンカフェ産駒です。ノドに不安がある
アントニオバローズ、
母父ジェイドロバリーが大一番ではどうかの
イコピコよりは上位にとります。
リーチザクラウンは同配合の菊花賞馬・エアシャカールと比べると、母系のスタミナ面に不安を残します。基本的には
ボールドルーラー(BR)系の重要度が高いレースで重い印を打ちたい馬です。
◎2シェーンヴァルト
○16ナカヤマフェスタ
▲3フォゲッタブル
△1 12 7 9
次8 14 5 13