◎
スプリングサンダーは
ヴァイスリージェント(VR)系の
クロフネ産駒です。
母父ミスタープロスペクター(MP)系との配合で見ても、
展望でふれたファンタジーS・スプリンターズSに共通する好走血統です。
ファンタジーSの過去の好走馬には、
アフリート・エンドスウィープ・ウッドマンなど芝G1でも通用する
ミスタープロスペクター(MP)系の血を持つ馬が複数います。当馬の
母父キングマンボは、この点も満たします。
当馬は前走の新潟2歳Sでは5着に敗退しています。新潟2歳Sは
フジキセキ産駒が強い重賞で、
サンデーサイレンス(SS)系のキレが活きるレースです。今回のファンタジーSは展望で述べたようにハイペースを想定し、
サンデーサイレンス(SS)系が力を発揮できない状態を狙っているので、前走の敗退は気にする必要がなく、むしろ走っていないほうがこのレースに向けてはプラス材料といえます。
○
ラブグランデーは
ダンチヒ(DZ)系×
ヌレイエフ(NV)系です。
ダンチヒ(DZ)系はファンタジーS・スプリンターズSともにまずまずで、父・母父がともに
ノーザンダンサー(ND)系というのも好走馬が多いです。
グランデラのように欧州色の強い
ダンチヒ(DZ)系というのは、
サンデーサイレンス(SS)系が苦手なレースには逆に力を発揮しやすい血統です。今年のスプリンターズSのビービーガルダンのイメージです。
当馬の前走デイリー杯2歳Sも
サンデーサイレンス(SS)系のキレが活きるレースです。そこでキレ負けした
欧州型ノーザンダンサー(ND)系という点は、昨年2着のワンカラットと同じです。前走より力を発揮できる公算大です。
人気を形成する
サンデーサイレンス(SS)系は軽視します。ペースが落ち着けばやられる可能性が強まりますが、そのときは覚悟するしかないですね。
◎14スプリングサンダー
○4ラブグランデー