新コーナーです。
質問を頂いたので、こちらで回答いたします。 今回は 『芝について』 『クロスについて』(追記あり) です。 疑問・質問などお待ちしております。 コメントやメールフォームからどうぞ。 ![]() 『芝について』 Q. 競馬場との適性をベースに検討していると思いますが、野芝・洋芝についてはどうお考えですか。JRAもこまめに施行条件を変えているようなので。阪神は洋芝と思い込んでいたら、9月は野芝のみでした。今回の京都は洋芝オーバーシード、福島も同様でした。福島は洋芝丈が長く、やたら「愛」産血統がらみが馬券にからんだ要因にも思えます。 A. 仰るとおり、芝状態の見極めに一番気をつかっています。同じ時期の開催でも、開催前の天候による芝の育成状況などによって例年と違うこともありますね。ただ画面を通して芝の状態を把握するのはなかなか難しいので、基本的には「今実際に好走している血統」を見て判断することが多いですね。 自分はアイルランド産という区別はあまりしないのですが(欧州型と括ってしまっています)、サドラーズウェルズ(SW)系・フェアリーキング(FK)系・ニジンスキー(NJ)系・デインヒル系あたりが多く繋養されているようです。確かに今開催の福島芝では、サドラーズウェルズ(SW)系・フェアリーキング(FK)系は1200m・1800mで好走血統の要素になっており、ニジンスキー(NJ)系は2600mで好走が目立ちました。福島は元来この手の血統が走りやすいですが、今開催の芝丈の長さも一因と言えるでしょうね。 『クロスについて 』 Q. よく「奇跡の血量」とかいわれるものです。マイルCSでダイワメジャーなどが好走しましたが、私は「Almahmoudの9.38%」クロスが要因ではないかと考えています。洋芝適性も「Hyperion」クロスに関係ありと思えます。 検討の中では「クロス」についての言及がないので、どうお考えか伺いたいと思います。 A. 奇跡の血量(18.75%)とは一般に4×3のインブリードを持つものを指します。(別の組み合わせもありますが) マイルCSで、ご指摘の「Almahmoudの9.38%(4×5)クロス」を持つ好走馬は他にメイショウオウドウ・デュランダル・ダンスインザムード・スズカフェニックスあたりですね。 アルマームード(Almahmoud)はヘイロー・ノーザンダンサーの祖母なので、サンデーサイレンス産駒で、母父がノーザンダンサー(ND)の第2世代の種牡馬ならこのクロスを持つことになりますね。上記の馬はすべてこの配合で、これはつまりサンデーサイレンス(SS)系×ノーザンダンサー(ND)系がこのレースに強いということと同値ではないでしょうか。 ちなみに個人的には「Hyperion」のクロスを持った馬は好みです。 追記 「Hyperion」のクロスの効果についてふれていませんでしたね。 これについては菊花賞予想(間抜けな外し方であまり振り返りたくはないのですが・・・)でジャングルポケットについて書いたときに、その効用をあげたのでそちらも併せて見て頂けるといいと思います。 洋芝適性についてはあまり実感したことはないですが、スタミナ・底力が増強されるイメージがあります。そういう意味では時計のかかりやすい洋芝向きとも言えるかも知れません。 |
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200911241800 |
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