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カペラS(09年)展望
過去に行なわれた【カペラS】の血統データから血統傾向を見ていきます。

『芝ダート兼用のスピードとパワーが必要』
エノクの不安要素』

過去成績(1年分)
カペラS



昨年より開設された重賞です。中山ダート1200mを舞台とする重賞は、ガーネットがなくなったのでこのレースだけです。そこで昨年の分析をもとに、ガーネットSと当該条件で施行されるOP特別のレースの傾向を考察したいと思います。


『芝ダート兼用のスピードとパワーが必要』
ガーネットSの近5年の勝ち馬の中には、05年メイショウボーラーや06年リミットレスビットなど芝1200m重賞を賑わせた馬がいます。前者はスプリンターズSで2着、後者はCBC賞で3着の経験があります。他にも、06年2着のシルヴァーゼットや3着コパノフウジンなども、芝1200m重賞での2,3着を経験しています。
また、OP特別に目を向ければ、07年京葉Sを制したサチノスイーティーはアイビスSDの勝ち馬ですし、08年京葉Sを制したスリープレスナイトは後にスプリンターズSを勝ちました。

こうして考えると、中山ダート1200の重賞等においては、芝ダート兼用のスピードとパワーを有する馬の活躍が見込めます。これはスタートが芝の1200mというのが大きく、芝スプリントでも走れるようなスピードが求められるということです。


一般に、下級条件のダート短距離戦では、いかにも、という感じのメンバーが揃うことが多く、中山ダート1200の未勝利戦などは馬券対象馬を絞り込むのは比較的容易です。テンから飛ばしてガリガリと削りあう消耗戦ですから、米国を代表するミスタープロスペクター(MP)系全般、ヴァイスリージェント(VR)系ストームバード(SB)系ダンチヒ(DZ)系などの米国ノーザンダンサー(ND)系ボールドルーラー(BR)系といった米国ナスルーラ(NL)系が主流になります。芝では出走の大半を占めるサンデーサイレンス(SS)系や、欧州型ノーザンダンサー(ND)系が馬券になる事は稀です。

ところが、中山ダート1200mの場合、上級条件になると馬券対象となる血統にやや変化が出るのです。前述のリミットレスビットなどはサンデーサイレンス×ノーザンテーストですから、複数の芝G1馬(ダイワメジャー、デュランダル、アドマイヤマックスなど)を出した配合です。

OP特別や1600万下などでは、ブライアンズタイム産駒が高確率で馬券になります。ブライアンズタイムは一般に中距離ダートで適性を発揮しますから、中山D1200に出走してくる、それも上級条件で出走してくる産駒は少ないのですが、それでもよく馬券になっています。


今年の登録馬で注目馬をあげておきます。

芝1200m重賞で実績があるのはアイルラヴァゲイン・アポロドルチェの2頭です。
ブライアンズタイム産駒産駒のワイルドワンダーは初の1200m戦ですが、血統的にはこなしても不思議はないです。ただ前走の武蔵野Sは高適性でした。



エノクの不安要素』
ヴァイスリージェント(VR)系の中山ダート1200mの上級条件の相性はそれほどよくありません。下級条件ならば完勝する馬も多いのですが、上級条件ではカモになる可能性があります。

実際、07年のガーネットSでは、サンアディユ(フレンンチデピュティ産駒)がダート3連勝で臨んで殿負けを喫しています。昨年も1人気ダイワエンパイアが大敗しており、人気が予想される当馬は消したいですね。

前走の京都ダート1200mもクロフネ産駒が軒並み走っていたので高適性でした。

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200912101200
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200912110758
日曜日、中山のメインレースはカペラステークスG?! 中山競馬場・ダート1200Mで行われる、暮れのダートスプリント王決定戦だ! 今週もいつもの消去法に加え、減点方式を採用したいと思います…。 作業が結構面倒な為、あまり効果がないようならスグ辞めま... …
2009-12-11 Fri 07:58 わがまま♪新馬券生活!!

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