![]() 『ラブミーチャンの評価』 単刀直入に結論から申し上げると、ダート専用馬という評価です。 サウスヴィグラスの産駒のほとんどがダートを主戦場としています。 フォーティーナイナー(FN)系は芝馬を出す種牡馬もいますが、同産駒はこれまでの成績を見る限りダート中心と見ていいと思います。 さらに母父のアサティスを考えても、芝では苦しい印象です。 その他にも血統表で芝的な要素を感じるポイントはほとんどありません。 確かに阪神芝1400m、ひいてはフィリーズRはダート的な血統が走りやすいレースです。 しかし、重要なのはダート的な血統要素を持った芝馬ということで、ダート馬では駄目ということです。 軽視が妥当とみます。 ちなみに同じ父のハニーメロンチャンも母父SSですが、難しいと思います。 『注目馬・危険馬を探る』 人気を集めそうなテイラーバートンから見ていきます。 当馬はジャングルポケット×ノーザンテーストで、同じ父系の兄弟にタスカータソルテ・ジェミードレスがいます。 この系統はダート的な要素はほとんどなく、阪神芝1400mのような前半から忙しくなるような競馬には向いていません。 個人的には好きな一族なのですが、レース選択を誤った印象です。 桜花賞は諦めて、オークストライアルに向かったほうがいい結果が出たのではないかと思います。 次にサンデーサイレンス(SS)系についてです。 先週のチューリップ賞と比べて、SS系の成績があまり目立たないレースです。ダート的な要素を持つというこは、SS系のキレが生かしにくいといえます。 今の阪神の1400-1600mで同系が不振なのを合わせ考えても、ここから本命は取りづらいです。 ラナンキュラスをはじめ、不安要素とみます。 最後に注目馬を探します。 最も注目できるのが、ベストオブミー・レディルージュという2頭の激走馬を出しているブライアンズタイム(BT)産駒ですが、今年は該当馬がいません。BT系のタニノギムレット産駒はいますが、同産駒は母父のグレイソヴリンGS系の影響が強いので除外します。 ヴァイスリージェント(VR)系も3頭出走しますが、過去の成績は思いのほか良くありません。 サクラバクシンオー(BO)の系統も走っていません。 となるとあと残っているのは、ニシノモレッタ・レディアルバローザくらいでしょうか。 ニシノモレッタはタイキシャトル産駒で、芝・ダートそれぞれでG1馬を出している点でブライアンズタイム(BT)と共通点があります。 また近年の激走馬にあてはまるのが、アマノチェリーランのデザートキング、ベストオブミーの母父Nashwan、ワンカラットのファルブラヴ、レディルージュのKingmamboのように欧州芝のスタミナ血統を持つことです。 当馬はベストオブミーと同じ、母父Nashwanです。 レディアルバローザも今の馬場にあったキングカメハメハ産駒で注意です。 人気を形成しそうなテイラーバートン・ラナンキュラス・ラブミーチャンにそれぞれ不安要素があり、面白そうなレースです。 土曜の馬場傾向も吟味して結論を出したいと思います。 |
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201003121200 |
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