馬場分析でもふれましたが、今開催の福島芝は低温や降雪の影響で芝の生育が悪く、例年と異なる馬場状態です。
今週末も雨の影響が残り、現時点で重馬場と馬場状態の把握が難しくなっています。
このレースもかなり難解で、例年の血統傾向が当てはまる保証はありません。
馬場状態が読みきれず、適当なことも書けないので展望は省略しました。
全頭評価も難しいので、人気薄の中から期待値が高いと思われる馬のみピックアップしておきます。
◎
ダノンベルベール <
アグネスタキオン×
Bering>
福島の芝重賞でポイントになる系統の一つに、欧州色の強い
ネイティヴダンサー(NA)系があります。
このレースでは出走数が少ないですが、スプリングドリューの父とメモリーキアヌの母父の
ミスワキ(MS)系が穴をあけています。
当馬の母父である
Beringは仏ダービー馬で凱旋門賞でも2着しています。
また、
サンデーサイレンス(SS)系と
ハンプトン(HP)系を併せ持つ馬が福島牝馬Sでは強いですが、この馬は祖母に
ハンプトン(HP)系が色濃く入っていて、この条件を満たします。
○
ムードインディゴ <
ダンスインザダーク×
Sharpo>
母父である
Sharpoはスプリンターですが欧州で活躍した馬です。
▲
マイネレーツェル <
ステイゴールド×
サクラユタカオー>
父ステイゴールドが
サンデーサイレンス(SS)系×
ハンプトン(HP)系です。
昨年アルコセニョーラが人気薄で2着しています。
福島芝重賞では、
ナスルーラ(NL)系との配合の
サンデーサイレンス(SS)系に好走が多いです。
◎7ダノンベルベール
○10ムードインディゴ
▲9マイネレーツェル
難しいレースです。
◎は長期休養明けで体調面の不安は大きいですが、その分人気が無いようなので狙ってみる価値はあるとみました。
○はペースが遅くならないことがポイントになります。
▲は過去に何度か狙って失敗していますが、初福島で上昇の余地があります。
不確定要素が多いので、馬券は絞ります。
3頭とも人気があまりないので、この3頭の組み合わせと各馬の単複でもペイすると思います。