【アメリカJCC展望その1】
過去血統データ

過去約10年を見渡すに、実に様々な系から連対馬が出ていますが、直近の3年に絞れば明らかに相性のいい血があります。
ずばり
アドマイヤベガ産駒です。1回中山の芝重賞では、とにかくアドマイヤベガ産駒の活躍がすばらしく、中山金杯や京成杯でも記事の中で触れてきましたが、当該重賞はその中でも一番の相性のよさを感じます。中山金杯を連覇したアドマイヤフジは、他にも日経新春杯を制し、馬券になった重賞は9度を数える一流のアドマイヤベガ産駒です。また、京成杯で穴をあけたアルナスラインも、菊花賞2着を含む重賞の馬券経験5度を数える一流どころです。それに比べると、アメリカJCCで07年に5人気2着したインテレット、08年に6人気3着したブラックアルタイルは、その後重賞で馬券になることは一度もなく(後者はまた準OPの身)、明らかに2流のアドマイヤベガ産駒です。にもかかわらず、出走した2頭がしっかり馬券になっているあたり、適性の高さを非常に感じます。
また、直近3年の勝ち馬が、シルクフェイマス(04年有馬9人気3着)、マツリダゴッホ(07年有馬9人気1着)、エアシェイディ(08年有馬10人気3着)と、有馬記念で激走経験のある
サンデー(SS)系産駒であることも見逃せません。昨年の有馬記念でエアシェイディを◎とした記事でも述べましたが、有馬記念のポイントは、スピードの持続力で勝負するタイプのサンデー(SS)系というでした。アメリカJCCは、アドマイヤベガ産駒の好走を含め、まさにその点がポイントになると思います。
出走登録馬の中では、アドマイヤベガ産駒のアルナスライン、トウショウシロッコ、そして、上記のタイプの
SS×
ノーザンテースト(NT)配合のエアシェイディとキングストレイルに注目です。
明日は、馬券になった馬の過去のコース距離実績と、当該重賞との相性について考察します。
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