展望ポイント
『ヴィクトリアマイル=NHKマイルC』
展望は
こちら東京馬場分析は
こちら 出走馬の血統評価

血統評価をA~Eで表記しています。
目安は、Cが基準で可もなく不可もなく、B以上が狙い目、D以下は軽視の対象です
◎
アイアムカミノマゴ(血統評価B) <
アグネスタキオン×
Danzig Connection>
2頭の激走馬を出している、
サンデーサイレンス(SS)系×
ダンチヒ(DZ)系の配合です。
この配合はこの2つのレースだけでなく、ダービーなども含めた春の東京芝G1では特に強い配合です。
阪神牝馬Sを制してこのレースに臨むのは、同配合のエイジアンウインズとの共通点です。
土曜の芝1600mでも、
ダンチヒ(DZ)系を持つ馬がワンツーしていました。
これに
セントサイモン(ST)系が入っていれば言うことなしだったのですが、それでも充分な適性は備えているといえます。
○
レッドディザイア(血統評価B-) <
マンハッタンカフェ×
Caerleon>
サンデーサイレンス(SS)系×
セントサイモン(ST)系の
マンハッタンカフェ産駒は、過去のこのレースではまだ圏内馬を出していませんが、NHKマイルCとの関連性から適性は高いはずです。
この馬の実力にこの適性を考えれば、本命にしないといけないかと思いますが、海外帰りということもあり対抗としました。
ただ高評価であることは変わりなく、馬券の組み立てにおいても最重要視します。
▲
プロヴィナージュ(血統評価B-) <
フレンチデピュティ×
サンデーサイレンス>
母父に
サンデーサイレンス、父母父に
セントサイモン(ST)系と、条件を満たします。
昨年2・3着馬を出した
父ヴァイスリージェント(VR)系は、NHKマイルCの好走血統でもあります。
大外枠は確かに痛いですが、血統的には魅力です。
△
ブエナビスタ(血統評価C+) <
スペシャルウィーク×
Caerleon>
セントサイモン(ST)系も
ダンチヒ(DZ)系も入っておらず、特別推す材料はありません。
ただ、もともと
サンデーサイレンス(SS)系が強いレースではあるので、プラスアルファがないというだけで、この馬も普通に力は出せるレースです。
同じ
サンデーサイレンス(SS)系×
Caerleonということで、レッドディザイアと比較されることが多いですが、今回は
セントサイモン(ST)系の有無が明暗を分けるとみています。
レッドディザイアには先着できないと判断して、馬券を組み立てます。
△
ラドラーダ(血統評価C+) <
シンボリクリスエス×
Seeking the Gold>
毎日杯展望でこの馬の近親にあたるリルダヴァルの血統について述べました。
Wind In Her Hairの牝系で、米国系の軽い
ミスタープロスペクター(MP)系種牡馬との間に生まれた牝馬の産駒は、瞬発力に特化したタイプが多いです。
当馬が
シンボリクリスエス産駒にも関わらず、2走前のようにキレる
サンデーサイレンス(SS)系であるヒカルアマランサスを瞬発力勝負で倒しているのは、こういった母系の影響の大きさかと思います。
そういう意味では、前走の阪神芝1400mは合わなかったと言えるかもしれません。
内枠を引いたのも好材料で、あまり位置取りが後ろにならないようなら注意したいです。
△
ヒカルアマランサス(血統評価C+) <
スペシャルウィーク×
A.P. Indy>
ボールドルーラー(BR)系を持つ
サンデーサイレンス(SS)系は持続力タイプが出やすいですが、当馬の場合
Bold Rulerの5×5のクロスが瞬発力を生み出しているようです。
この馬も今の馬場を考えると、内枠で好位から瞬発力を生かす競馬が合っています。
△
ウェディングフジコ(血統評価C+) <
フジキセキ×
トニービン>
サンデーサイレンス(SS)系×
セントサイモン(ST)系の
フジキセキ産駒は、過去に激走馬が3頭も出ているように最も期待できる種牡馬です。
ただ展望でふれたように、
母父トニービンが気になり重い印は打ちません。
△
シセイカグヤ(血統評価B-) <
ネオユニヴァース×
Dayjur>
本命馬と同じ
サンデーサイレンス(SS)系×
ダンチヒ(DZ)系です。
◎15アイアムカミノマゴ
○17レッドディザイア
▲18プロヴィナージュ
△11 3 2 4 6
<馬券ポイント>
土曜芝ですが、今まで全くと言っていいほど目立たなかった
父欧州型ノーザンダンサー(ND)系から、3頭の激走馬が出ました。
先週の馬場とは違う馬場です。
ただ時計の出る馬場であることに変わりはなく、この系統で今回重視できる馬はいません。
ペースが速くても前に行った馬が速い上がりを使える今の特異な馬場で、印上位馬がすべて外枠なのは不安ですが、◎○は少なくとも中団くらいに付けてくれればと思っています。
なお◎○はほぼ評価の差はなく、馬券上では同じ評価です。
上記のように、
ブエナビスタは
レッドレッドディザイアに先着できないとみて、馬単・3連単でブエナビスタは2・3着までしか置きません。
こうして点数を絞ることで、妙味を見い出したいです。